ファッション界の重鎮、ジバンシィが死去

フランスの服飾デザイナー、ユベール・ド・ジバンシィが死去した。91歳だった。オードリー・ヘプバーン、グレース・ケリー、ジャクリーン・ケネディなど錚々たる時代のアイコンのファッションを手掛けてきた伝説的デザイナーがパリ近郊の自宅で息を引き取った。

本人が1952年に創業したブランドのジバンシィは、「ユベール・ド・ジバンシィが亡くなったことを悲しみと共にお知らせいたします。半世紀にわたってフランス・オートクチュール界の重鎮であり、粋で優雅なパリジャンを体現する紳士でありました。彼の不在は多くの人々から惜しまれることとなるでしょう」と声明を発表。同様にジバンシィのパートナーであったフィリップ・ブネも深い悲しみと共に今回の訃報を伝えている。

生前、ジバンシィは「ティファニーで朝食を」でヘプバーンが着用した黒のドレスをデザインしたことでよく知られており、40年にわたる友情関係を築いたヘプバーンはジバンシィのミューズとなり、「おしゃれ泥棒」などの衣装も手掛けた。

晩年のヘップバーンはかつて「ジバンシィの愛すべきシンプルな服は、どんな役であろうと、私が役になりきる手助けをしてくれた」と称賛していた。

1970年代には家具用の布地やホテルのインテリア、車両にまで事業を拡大した同ブランド。1995年にジバンシィが引退し、後任にジョン・ガリアーノが抜擢されたことでも話題となった。昨年からはクリエイティヴ・ディレクターにクレア・ワイト・ケラーを迎え新ジバンシィが始動、今年のアカデミー賞式典ではガル・ガドットやチャドウィック・ボーズマンが同ブランドの衣装と共に登場していた。

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