稲村亜美が始球式で取り囲まれる騒動、「多感な年頃の男子だから…」で済ませられない理由

wezzy

2018/3/13 20:15


 3月10日に行われた日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟の開会式にて、グラビアアイドルの稲村亜美(22)が始球式を務めた際、大量の男子中学生に襲われてしまうというアクシデントが発生した。その様子を撮影した動画はネットにUPされ、瞬く間に拡散された。最初のうちはマウンドに立つ稲村亜美を、大会参加の中学生たちが遠巻きに囲むにとどまっていたが、投球終了後に周囲の球児たちが中央の稲村ににじり寄り、あっという間に彼女は男子中学生の群れの中に飲み込まれて見えなくなってしまった。この動画拡散とともに「明らかな性暴力では」「ゾンビ映画のようで怖い」「集団心理がはたらいてしまったのか」「怪我などしていないか」と様々なコメントがネット上に投稿され、大きな話題となっている。

稲村亜美はTwitterに、「今日神宮球場にいた選手の皆さんが心配してくれますがわたしは全く問題なく大丈夫ですよー!!!」と投稿。「選手の皆さんが一生懸命にプレイすることを期待してます!!!」と寛容な姿勢を見せた。さらに稲村は3月13日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)の取材にも応じ、「みんな、握手をしてほしいとのことで近寄ってきて、ああいう状態になってしまったらしいです」「私も倒れてしまって、私の下にも下敷きになっている選手の方もいて……」と状況を説明。ネット上で「肌に触れた」等の情報が拡散されていることに対しては「体に触れるということはまったくなかった」と強く否定した。

稲村亜美のコメントや寛容な姿勢を「神対応」「マジでいい娘」と受け止める声がネット上で大きくなっているが、一方で彼女が主催団体や球児を責めることの出来ない弱い立場であることをスルーすることもできない。稲村亜美はTVCMで披露したバッティングフォームが「神バッティング」と話題になり注目を集めた、売り出し中のタレントだ。野球で話題になってから彼女には始球式のオファーが殺到し、「始球式アイドル」などとも呼ばれている。彼女が「野球」というポイントで他のグラビアアイドルと差別化をはかっているタレントである以上、こうした一件を受けても「神対応」せざるを得ないことは明白だ。ちなみに彼女がこの日の始球式で披露した投球の速度は時速96km。本調子の時は時速100kmを超えるほどの速球を投げられる稲村亜美にとって、始球式に呼ばれるという仕事は今後も継続していきたいものだろう。

日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟は12日、この事件について公式サイトに「開幕式の騒動に関するお詫び」と題した謝罪文を掲載した。以下、引用する。

<去る3月10日の開幕式で稲村亜美さんを迎えて行った始球式の投球終了後、選手が稲村亜美さんを取り囲むという出来事が起きました。選手数名がケガをするという事態にもなり、我々役員の事前検討が十分でなく、関係する皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
 お忙しいところ折角来ていただいた本連盟の卒団生である稲村亜美さんや所属事務所の皆様に多大なご迷惑をおかけし、心よりお詫びを申し上げる次第です。
 選手が整列していた場所を離れ、あのように稲村亜美さん目指して殺到した行為は、決してあってはならないことだと考えています。今回の行為についてその場にいた選手には、チームを通じて猛省を促すとともに、今後このようなことが起きないよう役員一同指導者、選手の教育を続けてまいります。>

実際には稲村に握手を求めて大勢の球児たちが駆け寄ったため、非常事態となってしまったそうだが、連盟側の事前検討が不十分であったことは間違いないだろう。しかしこの事件についてネット上では、球児たちが性的関心ゆえに集団痴漢ともとれる暴動をはたらいたとする見方も拡散しており、そのうえ「多感な年頃の男子が集まっていればそりゃそうなる」と容認してしまう声も少なくない。「多感な年頃の男子だから仕方ない」で済ませてはならず、多感な年頃の男子が集まっても「決してあってはならないこと」だ。「男」が見境なく「女」に向かっていくことを「男と女がいれば仕方のないこと」と諦めてしまっては、性暴力に関する問題は何ひとつ解決しないだろう。

(ボンゾ)

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