反対向きに歩くと罰金 パリの地下鉄

OVO

2018/3/13 10:29


 混雑した鉄道の駅。階段の上りと下りの間は、テープや手すりが区切る。通路も左側、右側通行と明示するところは少なくない。でも「人が少ないし、遠回りが面倒~」と“逆走”したことは? たまにはあったかも、という人も、フランス旅行で地下鉄に乗る時は、やめておいた方がいい。パリの地下鉄で逆向きに歩くと、罰金60ユーロ(約7,800円)だ。

ル・モンドやパリジャンなど現地メディアが伝えたところによると、話題の罰金騒ぎがあったのは、2月末、パリの地下鉄コンコルド駅。オベリスクが立つあのコンコルド広場に出る駅で、観光客も多い場所だ。出勤途中の女性が、同駅を通る12番線から1番線に乗り換えるため、近道をしようと「一方通行」の表示を無視して通路を逆向きに歩いていたところ、地下鉄職員と“遭遇”。60ユーロの罰金を課された。

パートナーの二コラさんが、ツイッターに顛末(てんまつ)をアップして議論沸騰。表示がある場所で逆歩行すれば罰金であることは明文化されているものの、実際に罰金を課されるケースは珍しいという。女性が妊娠していることもあり、ニコラさんの腹の虫は収まらず、同情の声も多い。

パリの地下鉄では、改札のバーを飛び越えて無賃乗車する人も少なくないため、乗車券や定期券を持っているか調べるため、出口近くの通路で検札官が数人待ち受けていることがしばしば。この女性は、その検札官たちに逆歩行を見とがめられたらしい。無賃乗車の罰金は50ユーロ。通路を逆向きに歩いた罰金の方が高いのも納得がいかないようで…。

ちなみに、パリの地下鉄で向かって行ってはいけない通路や階段の入り口には、車道の侵入禁止標識と同じ赤地に白の横線表示が掲げられている。フランス語で「passage interdit」、英語で「No entry」などと書かれているから、ご注意を。

text by coco.g

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