短期記憶障害の女性、夫に去られた事実を受け入れられず涙の日々(露)

難病から短期記憶障害を抱えてしまった女性。夫が自分のもとを去った記憶がなく、毎日夫の帰りを待つ女性は周囲から離婚の事実を告げられ涙する日々を送っているという。英メディア『Mirror』『The Sun』『Metro』などが伝えている。

ロシアのカザンに暮らすヴェロニカ・メシャヤコーヴァさん(29歳)は、ポルフィリン症という血液の重要な成分であるヘモグロビンがうまく生成されずに起こる遺伝性疾患のために、体に深刻な痛みを伴うだけでなく、呼吸疾患や短期記憶障害を抱えている。

数年前、外科医は症状を軽減させようと手術を試みたがうまくいかず、ヴェロニカさんの短期記憶障害は酷くなる一方だそうだ。しかも最近は四肢にまで影響を及ぼし、腰から下は麻痺した状態になってしまった。これまでヴェロニカさんの母親が、歩行訓練を介助し娘の日々の生活を支えてきた。

そんなヴェロニカさんは昨年11月、夫と離婚をした。しかし短期記憶障害を抱えているために離婚の事実を覚えておらず、夫は仕事に出て夜帰って来るものだと信じて毎日待っている。「もう彼は戻っては来ないのよ」と母親に伝えられるたび、ショックを受けて涙を流す日々を送っているという。

地元メディアでは、なぜヴェロニカさんの元夫が妻のものを去ったのか詳細は一切触れていない。毎日泣き続ける娘の姿を見ているヴェロニカさんの母親は、事実を伝える一方でいつか娘が元夫とヨリを戻せる日が来ることを願っているようだ。

このニュースを知ったロシアの人々は、ヴェロニカさんに多くの同情と励ましの声を寄せた。またロシア以外でも、「短期記憶障害を持つ人なら翌日にはもう忘れてしまうのだから、元のご主人のことも『戻って来ない』じゃなくて『明日戻って来るわ』と伝えたほうが、泣かずに幸せに眠れるのじゃないかな」「でもそれを言うことも残酷な気がする。戻って来ないのだから」「病気の妻を支えてあげずに逃げる夫って…信じられない」「とても悲しい。どうか彼女の症状が緩和されて、どんなことがあっても支えてくれる素敵な男性と巡り合えますように」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年3月10日付「Woman who lost her memory cries every time she’s told husband left her」(Picture: CEN/Mash)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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