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シリコンバレーでトップにインタビュー。意外に知らない「Airbnb的デザイン」

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10年後までに年間のゲスト数10億人突破を目指すと発表し、数々の施策を打ち出したAirbnb。2018年に創業10年を迎えた彼らは、どのように旅が変わったと考えているのでしょうか。また、テクノロジーの発達がどのように影響したと捉えているのでしょうか。

実際にサンフランシスコのAirbnbの新サービス発表会で、デザイン担当最高責任者Alex Schlieferさんにインタビューしました。

「観光客だと感じられないような、
 その土地で育ったような、
 マジカルな経験を求めている」



──Airbnbでは、ユーザーがエキゾチックな旅を求めているのか、リーズナブルな旅を求めているのかを、どのように見分けているのでしょうか?

「今は、旅をする理由が多様になっています。週末に友だちと楽しく過ごすために、家を予約する人もいます。ビジネスマンは出張のときに、アパートの一室やシェアルームを利用します。初めて行く国だから、という理由でホストとの出会いを求める人も。

これはエキサイティングなことだと思っています。だって、たくさんの人がたくさんの理由で旅をしているわけですから。だから、答えは2つの旅を同じものだと考えている、となるかもしれません」

──「体験」については、どのようにお考えですか?

「体験の調子はとてもいいですし、これからも成長していくと予想しています。だから、レストランやコンサートなども追加することになりました。他の人気があるカテゴリーもです。

体験をホストしている人のメリットは、自分が知っていることを、それを知らない旅人に週末に教えてあげられることですかね。

もう、旅をするほとんどの人が自分を観光客だと感じられないような、その土地で育ったような、マジカルな経験を求めているんだと思います。

だからこそ、僕たちの取り組みの中心には、コミュニティーがあります。素晴らしい体験のできる家には、必ず素晴らしいホストがいるんです。言い換えれば、人が中心ってことですかね」


──旅をしている人たちは変わったと思いますか?

「ミレニアル世代と、その前の世代の旅を仕方には、大きな差がありますね。ミレニアルは、彼らの親よりも旅をしていて、経験を求め、アドベンチャーを楽しんでます。きっと旅に対する大きな欲望があるのでしょう。しかも、行ったことのない、知られてない場所を求めています。

これはクロアチアやアメリカのいくつかのマイナーな街の予約状況からも、同じようなことが言えると思います」

「テクノロジーは、
 テクノロジーを使う時間を
 少なくしてくれる」



──たくさんの人がスマホを使い始めたことによる、一番大きな変化は何だと思いますか?

「Airbnbは、Web 2.0にあたる2008年にウェブ上でスタートしました。個人的に、ここ10年間でiPhoneとタッチスクリーンの登場によって、変化が起きたと考えています。

今は、旅をするときにはスマホが欠かせません。ローミングの量もかなり増えてますよね。と同時に、スマホで大きな買い物ができるようにもなりました。Google WalletやApple Payを使うよりも簡単に、そして何でも購入できるようになっています。

だから、スマホさえ持っていれば、旅に関するあらゆることができてしまう。正直、4年前に同じ行為をしようとしていたら、とても難しかったでしょう」

──例えば、アジア太平洋地域では、たくさんの人がスマホを持っていますが、データ通信が比較的遅く、容量も大きくありません。どのように全ての市場に最適化しているのですか?

「データへのアクセス環境については、一概には言えません。ヨーロッパと比べたらインドの料金は非常に高く、他の国や地域でも異なります。それをクリアにするために、アプリに変化をつけています。ローミングの量を少なくしたり、画像の解像度を下げたり。

データに対するアプローチは、とてもスマートだと考えています。僕たちのプラットフォームは、グローバル展開できていますからね。

だけど、それは何か新しいサービスをローンチする度に、190ヶ国以上の状況を考えなければいけないということなんです。その点は、Airbnbには世界でもトップレベルの人がいるので、彼らが色々と働きかけてくれています」

──Airbnbでは、デザインやセールス、エンジニアリング、プロダクト開発など、どのように異なる要素に統一性を持たせているのでしょうか?

「Airbnbは、間違った方向には進んでいないと思います。デザイン的な思考をしているからかもしれません。第一にユーザーのことを考え、そして何かを作り上げます。僕たちがよく言っている言葉にこんなのがあります。

測れないものから始めろ、そして素晴らしいものを作れ。

これは非常にデザイン的思考なんです。だけど、これはビジネスやセールスなどにも当てはめられるでしょう。

例えば、ここにあるコップをデザインしたとします。僕たちは、それに手応えがあると感じたときに初めて、どうやったら大量生産できるのか?と考えるのです。

全てにこの考えが応用されています。フードサービスからオフィスの位置、コミュニケーションの取り方など。見栄えのいいビジュアルやエンジニアリング、コーディングにも、デザイン的思考をしています。コーディングでさえもね。

この思考方法はもっと広まって欲しいですね。それは、誰かの悩みを解消できるという機能もあるから。それが“デザイン”なのでしょう」


──これはまだまだ分からないことだと思うのですが…。5年後、10年後に向けて、どのようにAirbnbを成長させたいですか?

「僕たちは家から始めました。なぜなら、それが最重要だと考えたから。そして、「体験」を追加し、「レストラン」を追加しました。ゆくゆくは人の力を借りながら、コミュニティーの力を借りながら、旅の始まりから終わりまでユーザーをサポートしたいですね。つまり、交通機関も含めた全てを成功させる。

そして、誰が旅に出ても自分を観光客だと感じない、どこに行っても自分の感覚が変わらないような状況を作りたいと考えています。

テクノロジーの観点から言えば、なるべくスマホを見ないで、現実世界を楽しめるような開発をしたいです。テクノロジーは、テクノロジーを使う時間を少なくしてくれるでしょう。これは願いでもあるんですけどね」

Licensed material used with permission by Airbnb


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