欧州ワースト1の都市はバルセロナ スペイン人のコカイン好きが判明

海外を旅する上で気になる治安。ヨーロッパでは旅行客を狙ったスリや置き引きの発生件数はおおいに気になるところである。そして若者が個人で歩き回る旅行においては、現地でクラブなどに出入りする機会もあるならドラッグ依存者が多く暮らす町、密売行為が多く行われている地区についても関心を持ちたいものだ。このほど欧州で最もコカインがはびこっている都市についての調査結果が発表された。

欧州薬物・薬物依存監視センター(European Monitoring Centre for Drugs and Drug Addiction 略称:EMCDDA)がこのほど発表した“欧州で最もコカインがはびこっている都市”に関する2017年の調査結果。ワースト1はスペインのバルセロナだそうだ。下水処理場に流れ込む下水から検出された成分をもとにデータ算出したもので、ドラッグの種類はコカイン、エクスタシーことMDMA(メチレンジオキシメタンフェタミン)、アンフェタミン、クリスタルメスことメタンフェタミンの4種類に限定。欧州の56都市、4,300万人を対象に7日間にわたり調査を行ったとしている。

コカインに関するワースト1位となったスペイン・バルセロナでは、1日につき1,000人あたり平均965.2mgもの摂取があることになり、2位はスイス・チューリッヒの934.4mg、3位はベルギー・アントワープのザイトで822.9mg。驚くことに残り7都市のうち4つはジュネーブやバーゼルを含むスイスの都市である。またイギリスではブリストルが5位に入ったがロンドンは圏外で、7位のオランダ・アムステルダムではむしろMDMAの方が大量に流通しているという。

コカインは世界各地で盛んに取引されるようになっている。南米(ボリビア、コロンビア、ペルーの3か国)でほぼ全量を生産しており、密輸の距離が近いせいか、世界に2,100万人ほどいる常用者のうち約4分の1がアメリカ人だそうだ。この国では近年、15歳以上の2%弱、つまり50数名に1人が常習者とのデータもある。またヨーロッパにおいてもコカインの末端価格は30年近く前の約半額にまで下がっており、コカインが手軽に買えるドラッグと化したことに警鐘を鳴らす専門家は増える一方だ。

摂取する本人だけの問題ではないコカイン。もしも常習者の女性が妊娠した場合、胎盤を通じてお腹の子供にも成分がいきわたることから生まれてくる赤ちゃんに異常が現れる可能性があるが、依存性の強さからどうしてもやめられないケースが多々あるという。

画像は『Topix Spain 2018年3月10日付「Barcelona is the cocaine capital of Europe, while Bristol is top in the UK」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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