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鷹之資、玉太郎、種之助がきらめく 若手舞踊公演「SUGATA」最終公演がまもなく開幕

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KAAT神奈川芸術劇場の若手舞踊公演「SUGATA」の最終公演が行われる。中村鷹之資、中村玉太郎ら若手歌舞伎俳優の研鑽の場として、藤間勘十郎の作・演出・振付のもと、15年に『葛城山蜘蛛絲譚』、16年に『新説西遊記』、17年に『続・新説西遊記』と、衣裳も化粧もなしの“素踊り”での新作舞踊劇を上演してきたこの企画も、今回が最終回。古典の2作、『二人三番叟』と、勘十郎作・振付・演出『雙生隅田川(ふたごすみだがわ)』を上演する。公演を前に記者懇親会が開かれ、勘十郎、鷹之資、玉太郎、さらに2人の先輩でもある中村種之助が出席した。

勘十郎は、「今回は“卒業公演”として、新たな課題に取り組んでもらいます。舞踊で『二人三番叟』が踊れるのは一人前の証拠。今後の課題をみつけるためにもしっかりと踊ってもらいます。『雙生隅田川』は三代目市川猿之助さん、今の猿翁さんが復活上演なさった演目で、今回は新たに舞踊劇として上演します。この3月、どこの劇場でみたものよりも面白かった、と言われるような舞台を目指したい」と語る。

鷹之資は「この3年間、色々な踊りや立ち回り、押し戻し等を経験させていただき、『新説西遊記』シリーズの猪八戒ではお客様に笑っていただく難しさも学びました。資料や先輩方の舞台を拝見して勉強するのとは違い、実際に舞台に出て演じてみないとわからないことは多いので、貴重な経験となりました。三番叟は大変難しい曲ですし、『雙生隅田川』では、今回は初めて早替りにも挑戦させていただきます。瞬時に主従の役柄を演じ分けるという大きな課題に全力で向き合いたいと思います。」

玉太郎は「『新説西遊記』シリーズでは沙悟浄としてお客様の笑いも誘うという、普段経験できないことをさせていただきました。そして今回は三番叟という大役と、吉田少将行房の家来である小布施主税役。(後者は)侍なので、品もあるようにしたいです。義太夫のところも演技力が問われるので、力を入れて取り組みたいです。このSUGATAのシリーズで、お芝居のことを自発的に考えるようになりました。3年間で学んだことを、いつか本興行で活かせる日がくるとよいなと思います。」

初参加の種之助は、『雙生隅田川』で惣太女房唐糸/鯉魚の精を演じる。「大人になる前の時期に出演させていただいたのが、ご宗家演出の『趣向の華』という公演。長い立ち回りや、ちょうど先月やった切腹も、最初に経験させていただいたのもその公演でした。おこがましいようですがその恩返しの気持ちもあり、また僕自身としては、女方にも挑戦させていただくので一緒に勉強する気持ちで臨みます。鯉魚の精は宗家の演出に出来る限り応えたいと思います。お客様に、この公演を観たことを誇りに思ってもらえるような舞台にしたいです。」

研鑽の場とは言いながら、観客にとっては純粋に楽しめるスペクタクルが展開するのも「SUGATA」の魅力。勘十郎や菊之丞ら名手の踊りも観られるほか、今回は、幕前の口上や早替り、宙乗りもあるとか。白熱の舞台に期待しよう。

取材・文=高橋彩子



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