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森友学園問題がもし映画化するならば参考にしたい「金環蝕」

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freeangle / PIXTA(ピクスタ)
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学校法人森友学園をめぐる問題で、野党が証人喚問を要求している安倍晋三首相の妻の昭恵氏。朝日新聞が2月に実施した世論調査では、疑惑解明のため昭恵氏自身の説明が『必要』と答えた人が57%に上ったにもかかわらず、本人はいまもあちこちのイベントなどに顔を出している。ただし、マスコミの目を避けるために告知はされないケースがほとんどだ。

1975年に山本薩夫監督によって映画化された『金環蝕』は、1965年に表面化した『九頭竜川ダム汚職事件』(池田隼人首相時代=立件されず)の背景を描いた石川達三作の長編小説が原作になったものだ。

実際の人物がモデルになった汚職映画


そのため、ほとんどの登場人物には実在したモデルがいる。“でしゃばり”の池田首相夫人を演じたのは京マチ子(映画では寺田峯子・寺田首相夫人)だった。映画では九頭竜川ダムとおぼしきダム名は『福竜川ダム』として登場している。

峯子夫人はこのダムの入札において、夫である首相にとって有利になるように、自分の名刺に「○○建設にお願いしますね」と権力を笠に着たメモ書きをして、決定権のある人物などに揺さぶりをかける。だが、この名刺が闇金王・石原参吉(宇野重吉)に渡ったことで、政界疑獄の“物証”として大スキャンダルに発展しそうになる。

石原参吉は、実在世界では政界を揺るがした“森脇メモ”で有名な森脇将光のことである。森脇メモは『造船疑獄』の火付け役となったほか、1958年の『千葉銀行レインボー事件』、『第1次FX(次期主力戦闘機導入計画)問題(グラマン疑惑)』でも関係者の動きを記したとされ、政界を動転させた。なかでも『吹原産業事件』で森脇は当初被害者だったが、最後は法人税法違反などの罪で東京地検に起訴されている。

この映画では、ダム建設という公共事業を請け負うゼネコンから闇政治資金として受け取る経路や利権を巡る賄賂などが描かれた。半世紀が経ったいまでも「政治とカネ」の問題が後を絶たないことに驚かされるばかりだ。

【画像】

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