日本人は“科学”に対して懐疑的? 3Mが14カ国を対象に調査

OVO

2018/3/12 16:45


 科学が人類の進歩に貢献したのは疑いがようがないことだが、実際に人々は科学に対してどんな意識を持っているのだろうか? そんな調査を医療品・日用品などの販売を行う3M(米国)が世界14カ国の人々を対象に実施。それによると、世界各国の人々の科学に対する見方は非常に肯定的で、回答者の半数は、自分が生きている間に空飛ぶ車が発明されるだろうと想像しているほか、87%が科学を退屈なものではなく、魅力的なものと捉えていた。

一方、科学が毎日の生活に与えている影響を多くの人は感じていない。約40%の人々が「科学がなくても日常生活は変わらない」と考えている。また、世界中の約3人に1人が科学に対して懐疑的な見解を持っており、約20%が科学に対して不信感を抱いているという。また、3分の1以上の人が「科学は近づきがたいもの」と捉え、36%は「科学で生計を立てられるのは天才だけだ」と考えている。

さて、14か国の中で日本はどうかというと、日本人は「科学」という言葉に対して「希望に満ちあふれている」(95%)など非常に前向きに捉える回答が多くを占めた。ただ、科学に対する信頼度を示すスコアは49.1ポイントと14カ国中、最も低い数値となり、「科学への信頼」は、世界平均が29%であるのに対し日本は11%にとどまっている。科学に対する知識の自信も各国より低いのが特徴で、世界では18%の人が「科学について無知」と回答しているのに対し、日本人は約半数の47%が科学について無知だとしていた。

近年では、科学の分野でノーベル賞を受賞する日本人研究者が増えている一方、人々の科学への信頼・理解は低くとどまっている日本。科学への関心・理解・信頼を深める取り組みが、まだまだ必要なのかもしれない。

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