【インタビュー】ドラマ『賭ケグルイ』のOPを歌うシンガーRe:versed、彼女が魅せる「もう一人の私」

UtaTen

2018/3/12 12:01

作詞/作曲を、赤い公園の津野米咲が担当。ドラマ『賭ケグルイ』のオープニングテーマ『一か八か』を歌っているのがRe:versed。その正体は、シンガーの巴山萌菜。



なぜ彼女が、Re:versedと名乗り歌うようになったのか、その秘密を探ります。

そのギャップを楽しんでいただきたいです。



──Re:versedのデビューシングル『一か八か』、表題曲の『一か八か』とC/Wに収録した『LIFE is...』では、「えっ、同じ人??」と思えるくらい、まったく異なる歌声に嬉しい驚きを覚えました。このシングル盤に触れた方たちは、そのギャップへきっと驚くんじゃないですか??

巴山:むしろ、そのギャップを楽しんでいただきたいです。

──普段は、シンガーの巴山萌菜として活動。今回、なぜRe:versedと名乗り活動を始めたのでしょうか。

巴山:それは、ドラマ『賭ケグルイ』のオープニングテーマの『一か八か』を歌うお誘いを受けたことからでした。最初は、巴山萌菜として「歌ってみないか?」というお話をいただきました。そこで『一か八か』を歌ったところ、英勉監督からの「狂ったように歌ってみて欲しい」とリクエストのお話しを聞きました。

そこから、私なりに『一か八か』の世界を解釈して、その要望へお応えする形で、笑い声などを含め、かなり自由奔放に歌ってみました。その歌声を英勉監督に気に入っていただけたことで、今回の形になったんです。でも、その歌声や歌唱スタイルが普段の巴山萌菜とはまったく違うので、今回初めてRe:versedという新たな存在を作り上げました。

Re:versedとは、タロットカードで言う逆位置という意味。正位置が巴山萌菜なら、Re:versedは逆位置。つまり、Re:versedは「もう一人の私」を投影した姿なんです。

──もしや、C/Wに収録した『LIFE is...』で魅せたバラードこそが、普段の…。

巴山:巴山萌菜らしいスタイルです。最初はRe:versedで表現したような歌い方を求められるとは想像もせずに参加したことから、今回のような楽曲へ仕上がったことに私自身が驚いています(笑)。

──それだけ、萌菜さんが多彩な表現力を持っているということですよね。


巴山:そうだとしたら嬉しいです。過去にアニメ『アイカツ!』の中でキャラクターの歌唱担当をしていた経験があるのでそのときの経験が活かされたんだと思います。実際に『一か八か』を「狂ったように歌って欲しい」と言われたときも、私なりに主人公の夢子ちゃんのキャラクターをいろいろと研究し、アニメ『賭ケグルイ』の声優さんが演じていた声の表情なども参考にさせていただきました。

巴山萌菜にしか表現出来ない歌、巴山萌菜だからこそ伝えられる歌



──以前、キャラクターの歌声を担当していたように、『アイカツ!』へ参加した経験は、萌菜さんの中でも大きな経験になったことでしたか??。

巴山:大きかったです。あの経験がなかったら今の私はいなかったと思えるくらい大切な経験ですし、そこで学んだことを活かせてるからこそ、今、巴山<萌菜というシンガーとして活動出来ているんだと思います。

もともとはバラードを歌うことが好きなシンガーとして活動を始めた巴山萌菜を、今回のように『一か八か』を歌うRe:versedへ導いてくれたのも、『アイカツ!』を通していろんな歌を歌えた経験が糧になっていることだと私自身実感しています。

──萌菜さん自身は、バラードを軸にしていきたい方?。それとも今回のRe:versedのように、多彩な表情を求めようとしているのでしょうか??

巴山:もちろん、求められるのであればどんな歌い方にも挑戦していきたいなと思っています。ただし、巴山萌菜としてのスタイルは、私がシンガーとして活動してゆく軸として大切にしていきたいこと。もっと言うなら、「巴山萌菜にしか表現出来ない歌、巴山萌菜だからこそ伝えられる歌」という軸があるからこそ、Re:versedのような表現の幅を広げてゆく挑戦も出来ること。私は、そう捉えて活動をしています。

──萌菜さん自身は、これからも巴山萌菜とRe:versed、この2つの活動を上手く使い分けていくんですよね。

巴山:そうしていきます。そこは、上手く平行してやりたいなと思っています。

──最初に、監督さんから「狂ったように歌って欲しい」というリクエストがあってという話をしていましたが。いろんな要望に応えてゆくのは、結構大変なことじゃないですか??。

巴山:今回の『一か八か』でいうなら、監督の要望に応えようと…それ以前に、歌入れを行うにあたり私なりに作品を読み込んだり、ドラマの前に放送になっていたアニメバージョンを見たりといろいろ研究を重ねたように、そういう下地となる面を入れ込むまで相応の時間はかけてますし、それは当たり前のことだと思っています。

要望に合わせた表情で歌うことに関しても、歌う前は恥ずかしさや照れくささも正直あったのですが、その意識を乗り越えて歌った結果、自分でも想像していなかった巴山萌菜と出会えました。

しかもその歌声を、たくさんの人たちが喜んでくださった。その楽しさを覚えてしまったら、どんな大変なことがあっても、それを乗り越えた先に新しい自分を発見出来るのなら、もっともっといろんなことへ挑戦していきたいなと思っていますし、今はその意識がとても強いです。

いかに物語の世界へグッと惹きつけるかは大切なこと。



──『一か八か』の中から響いてくる、狂ったような笑い声。あれは、かなりのインパクトでした。

巴山:私自身が、「こういう表情が自分の中にあったんだ」と嬉しい驚きや発見だったように、笑い声はもちろん、『一か八か』を通していろんな歌唱スタイルを身につけられたことで、私自身が「新しい自分に出会えた」喜びを感じています。むしろ、「巴山萌菜ではない、もう一人の別の人物」が生まれたような気分です。

──『一か八か』を歌うとき、どんな心がけを持って臨んだのかも教えてください。

巴山:先にも軽く言いましたが、私は『一か八か』を歌う前に、アニメ版『賭ケグルイ』でヒロインの夢子ちゃんを演じた声優さんの声の表情を参考にさせていただきました。中でも、「さぁさぁさぁ、賭ケグルイましょう」という夢子ちゃんの決め台詞は、私自身も声優に成りきった気持ちで何度も口にしてみたこと。ただし、声優さんの声の表情を真似るのではなく、大切なのは、そのニュアンスを自分なりに感じたうえで、それをどう“私らしい表現”へ変えていけるかでした。

『一か八か』の中に入れた笑い声も、この歌を表現するうえで絶対にあったほうがいいと思い、みずから「ここにこういう笑い声を入れたいです」と提案し、採用されたことでした。それは、過呼吸のような息の使い方をしている部分も、そう。実際に歌うときも、わざと裏声にしたり。ヒロインの夢子ちゃん自身が狂ったような姿の中にも女の子らしい可愛い仕種や雰囲気も醸しだすからこそ、私なりに狂ったような歌い方の中へも可愛らしさを加えたり。

「ドラマ『賭ケグルイ』の世界観を引き立たせるためにはどんな表情が必要か」を第一に考えながらいろんな歌声の表情を加えた結果と言いますか、私なりにやりたい放題、沸き上がる想いのままに歌った結果が『一か八か』のようなインパクトの強い歌になりました。

──冒頭に、「一か八か」と唸りをあげた声を聴いた時点で、グッと心をつかまれますからね。

巴山:ドラマ『賭ケグルイ』のオープニングの時点で、いかに物語の世界へグッと惹きつけるかは大切なこと。私の歌が、ドラマの引き立て役にしっかりなれているのであれば、とても嬉しいなと思います。

これは、今だから思う気持ちかも知れませんが。『一か八か』を歌っているときは、私自身全力で感情を振り切って歌った気持ちでいました。しかも、それを自分の糧に出来た実感があるからなのか、今は、もっともっと振り切れると感じている私がいるんですね。そこは、これから活かせていけたらなと思っています(笑)。

私にとって人生のリスクさえ惜しまないことって、まさに音楽なんです。



──ドラマ『賭ケグルイ』を通し、『一か八か』を歌ったことは、萌菜さん自身が進化や変化をしてゆくうえでも、とても大きな経験になったんですね。

巴山:この作品のおかげで、私の中に新しい表現力が生まれたのは間違いないです。「何でも出来ちゃう気がする」という、根拠のない自信が生まれました(笑)。


──一か八かの気持ちで臨んだところ??。

巴山:(笑)。つねに、一か八かくらいの気持ちで何事にも挑戦していきたいですね(笑)。

──『一か八か』の中で聞いて欲しい歌唱ポイント、それも改めて教えてください。

巴山:私が何より注目していただきたいのが、「狂った歌い方の中にも可愛らしさ」を出している部分。「見つめて見つめて」と私が繰り返し歌っているところは、ヒロインの夢子ちゃんの中にある可愛らしさや秘めた色っぽさを歌声として投影した部分。作品には、桃喰綺羅莉生徒会長という上の階級の人が出てくるんですけど。「合間はノーサンキュー」の箇所は、階級の上の人が、下の子たちを見下しているような感じで歌いました。「どうにもまるで消化しきれない炎上」など早口のパートも、テンポアップした中へガッと感情を詰め込み歌ったところ。カラオケで歌うときには、そこをしっかり歌いきれるか、ぜひ挑戦してください。

──萌菜さんなりに気になった歌詞があれば、そこもぜひ教えてください。


巴山:「一か八か」は普段使うことのない言葉のように、その言葉は印象深く胸に響きました。あと、「賽の目に光る明日を賭けてみろ」の言葉に、私は「これぞ、「賭ケグルイ」の世界」とも感じました。夢子ちゃんは賭け事に対して人生のリスクさえも惜しまないくらい夢中になっている。私にとって人生のリスクさえ惜しまないことって、まさに音楽に対してなんですね。私自身が胸に抱いてる「音楽に人生を賭けている」という気持ちとその歌詞がリンクしたところにも共感を覚えました。

──萌菜さん自身、歌は切っても切り離せない存在だ。

巴山:大事です。歌ってると、お肌の艶も良くなってきますからね(笑)。

──そこまで音楽に人生を賭けたいと思った理由、それも教えてください。

巴山:歌なら、自分の思っている感情を上手に伝えることが出来るからです。言葉だけじゃ伝えきれない想いを…歌には、言葉を超えて伝えていける力がある。だから、私は歌っています。そこには、あまりおしゃべりするのが得意じゃないからという理由もあるのかも知れません(笑)。

引っ込み思案だった自分とリンクする姿



──C/Wに収録したのは、平井堅さんの歌っていた『LIFE is...』のカバーになります。何故、この歌を収録したのかも聞かせてください。

巴山:絢香さんの楽曲をカバー曲としてライブで歌ったりもしていたように、私は絢香さんの歌が大好きです。中でも、絢香さん自身がカバーしていた平井堅さんの曲が大好きだったという理由がありました。

そのうえで、今回の『一か八か』のC/WにRe:versedとは対極にある巴山萌菜らしさを投影しようと選曲を始めた中、平井堅さんのバラード『LIFE is...』をカバーすることで、より巴山萌菜らしさを強調出来るなと思ったことが大きかったんです。

加えて、『LIFE is...』の歌詞に記された「自分を強くみせたり 自分を巧く見せたり」や「どうして僕らはこんなに息苦しい生き方を選ぶの?」という歌詞が、引っ込み思案だった自分とリンクする姿だと思いました。あと、意外にドラマの世界にも合うような気もしています。

何より、Re:versedとして歌う『一か八か』とは真逆な表情であり、わたし自身を素直に投影している想いと感じれたからこそ、この歌を選びました。

──完成したシングル『一か八か』、今の萌菜さんにとってどんな1枚になりましたか??。

巴山:巴山萌菜としての新しい表現を生み出せた作品であり、そこで誕生したRe:versedと巴山萌菜とのギャップを楽しんでいただける作品になりました。

──これからもそのギャップを…。

巴山:魅力にしていきたいですね。

──間もなくRe:versedとしてのリリースイベントがスタートします。

巴山:リリースイベントでは、収録した2曲をみなさんの目の前で披露すれば、トークも行います。そこでもいろんなギャップを感じていただけると思うからこそ、そのギャップを魅力や巴山萌菜の面白さとしてみなさんにも感じていただけたらなと思っています。
東京のワンマンライブもありますし!

──楽しみにしています。最期に、ひと言お願いします。

巴山:これからも、いろんな新しい表現を生み出してゆくRe:versed、その正反対にいる、私自身の想いを素直に投影してゆく巴山萌菜。その2つの活動をぜひ楽しんでいただけたらなと思います。


TEXT:長澤智典
Photo:愛香

プレゼント応募について


Twitterで応募するとサイン入りチェキをUtaTenをご覧の方に抽選でプレゼント!!

【応募方法について】
UtaTenのTwitterアカウント(@utaten)をフォローをします。
(既にフォローしていただいている方はそのままで!)

UtaTenのページにあるこの記事上下のツイートボタンからツイート。
※入力されている内容は消さないようにご注意ください!(追記はOK!)

応募完了となります。応募締め切り後、当選者の方にDMにて当選の旨をご連絡致します。
※応募完了後であっても、該当のTweetの削除、UtaTenのフォローを外した場合、その時点で応募対象外となります。

Follow @utaten

Tweet

【応募締め切り】
3/25 21:00まで

【当選の通知方法】
締め切り後に抽選を行い、当選者には@utatenからDMにてご連絡いたします。
※ご自身のTwitterアカウントのDM設定をご確認ください!!


あなたにおすすめ

ランキング

もっとよむ

注目ニュース

もっとよむ

あなたにおすすめ