震災後 サンドウィッチマンがネタで使わなくなった『言葉』に、ハッとする

grape

2018/3/12 12:42

2018年3月11日に放送された『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した、お笑いコンビのサンドウィッチマン。

7年前に東北で起きた東日本大震災をきっかけに、変化した考えかたや行動について語りました。

震災から7年を経て

共に宮城県仙台市出身で、震災当日も宮城県気仙沼市でロケをしていたという2人。震災直後から積極的に被災地を訪れ、さまざまな支援活動を行ってきました。

サンドウィッチマンが開設した被災地への義援金口座『東北魂義援金』には、7年間でおよそ4億円の義援金が集まっています。

そういった現状を受け、番組内でサンドウィッチマンの伊達みきおさんは「それだけたくさんの人に協力していただいたからには責任があるし、ちゃんとやりたい」とコメントしました。

ネタ中に使わなくなった言葉

番組で共演した糸井重里さんに「震災後、お笑いの面で気を付けたことはあるか」と問われた伊達さんは、次のように告白。

いまだからいえることだと、実は僕らのネタってあの、「死ぬ」っていう単語が結構出てくるんですよ。それは、やめましたね。
ボクらの時代 ーより引用震災後しばらくは、ネタ中に「死ぬ」という言葉を使わないようにした理由を「簡単にはその言葉を出せないと思ったし、僕らの中でもいいたくなかった」と語る伊達さんに、相方である富澤たけしさんもうなずきました。

友人との「またいつか」をやめた

さらに伊達さんは、震災をきっかけにやめたことの1つに「友人とのあいまいな約束」を挙げます。

僕なんかは、友達とかと「じゃあ今度飯行こうね」なんていう、いつ行くか分からないような約束するじゃないですか。「今度会おうね」みたいな。

そういう時は、必ず会うようにするようになりました。
ボクらの時代 ーより引用「会えなくなるような気がして。何があるか分からないから」と続ける伊達さん。伊達さんによると、東北では震災後、同窓会を開催する人たちがとても増えたのだそうです。

復興のゴールとは

7年経ったいまも、明日があるか分からないという危機感が常にあるというサンドウィッチマンの2人。

震災をきっかけに、伊達さんは午前3~4時ごろまで眠れなくなったエピソードを明かし、富澤さんは外出する際に食料や飲み物を持ち歩かないと不安になるという現状を語りました。

番組内で糸井さんから「復興のゴールはあるのか」と問いかけられた2人は、首を横に振ります。

伊達さんは「震災を知らない世代が立て直していくんでしょうね」とつぶやき、何十年後の未来に思いをはせました。

被災地への活動を行う中で、さらに地元への愛が深まったというサンドウィッチマン。被災地に人を呼びこみ、盛り上げていく活動は今後も続けていくつもりだといいます。

サンドウィッチマンの震災に対する考えや行動に、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられました。

・2人の話を聞いていて、7年間で危機感が薄れていったことに改めて気付かされた。

・分かる。震災後、遠方の友達には積極的に会いに行くようになった。

・復興のゴールはどこなのか…。重いけれど、少しずつでも近付いていると思いたい。

震災から7年という時が経ったいまも、以前のような生活を送れないまま暮らしている人たちはたくさんいます。

震災の爪あとは、被災地で暮らす人の生活だけでなく、心にもなお残り続けているのです。

いまの私たちにできることは何か…と、改めて考えさせられます。


[文・構成/grape編集部]

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