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【韓国】食べてキレイに!幸福バイキング&ソウルの絶品ヘルシーごはん4選

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海山の食材が豊かで、昔から料理文化が発達している全羅道の北部にある全州を旅したとき、郊外で大変魅力的なバイキングレストランに出会い、さすがは食の都と感動した。

今回はそのレストラン+ソウルの体にやさしい食べ物を3品紹介しよう。

■ローカルフードのバイキング(全羅北道・完州)

不覚にもその日は重度の二日酔いだった。正直、何も食べずに横になっていたかったが、このレストランで、ためいきをつきながら水キムチのスープをすすっていたら、暗い海に朝日がさすように、少しずつ食欲がわいてきた。

3×3に仕切られたプレートを片手に、長いテーブルに並べられた豊富なおかずのなかから野菜を中心に少しずつ盛り付ける。

サツマイモ、ホウレンソウ、カボチャ、キキョウ、ブロッコリー、エリンギ……。生だったり、茹でてあったり、焼いてあったり、野菜ごとに調理の仕方と味付けがちがう。鮮度がいいせいか、食感のちがいも際立っている。

都会で暮らし、スーパーで売っているものばかり食べていると、野菜なんてみな同じ味などと思いがちな己の不明を恥じる。

ふむふむと関心ながら食べていると、タンパク質がほしくなってきた。豚肉に手を出す。さっきまで肉なんか当分食べたくないと思っていたのに、脂身まで美味しく感じられる。

少し脂っこいものを食べたら辛いものがほしくなったので、濃いだいだい色のキムチチゲをよそう。うわあ、キムチの酸味に口中が唾液であふれる。ごはんがほしい。いや、麺も捨てがたい。

デザートまでいただき、結局おなかいっぱい食べてしまった。

「えっ! これで12000ウォン!!」

元気が出てきた。

「風邪なんて食べて治せ」「二日酔いなんて食べて治せ」。若いころによく聞いた年輩の人たちの言葉を思い出した。

二日酔いの鬱々とした気分もどこへやら。今夜の酒席を想像して喉が鳴った。

ハッピー・ステーション母岳店

全羅北道完州郡クイ面母岳山ギル95 TEL:063-1600-0125

11:30~15:00 17:00~20:00(12月~2月は昼間のみ営業) 無休

※取材協力/全羅北道・国際協力課

■コンビジ(ソウル)

ランチタイムは混むので、少し時間をずらして行くといいだろう。11時半の開店と同時か、13時過ぎ。営業時間が極端に短いのは、ていねいな仕事をしたいからだと推察する。

冬場のメニューはコンビジ定食のみ。コンビジとはおから(大豆から豆腐や豆乳を作るときにできる搾りかす)のこと。

日本では卯の花(うのはな)の材料として知られているだろう。韓国では似たものをそのまま食べたり、辛く味付けした鍋ものとして食べたりする。食物繊維が豊富なので、便秘解消効果が期待できるとして女性に人気がある。

筆者は朝まで飲んでおなかが空いたときによく利用する。韓国人は二日酔いの朝、辛いものを食べることが多いのだが、あれは気つけにつはなっても、体にはよくないのではないかといつも思っている。

その点、この店のコンビジなら安心だ。大豆のほのかに甘い匂いがふわっとする。筆者はそのまま食べるのが好きだが、もちろん醤油ダレにつけて食べてもいい。

カンサノク

中区清渓川路196-1 TEL:02-2273-1591

11:30~15:00(入店は14:00までに) 日曜休(8月1日~20日は休業、1月いっぱいは休業)

■ドゥルケ・シレギクッ(ソウル)

前項でコンビジ(おから)は二日酔いによさそうだと書いたが、この店のドゥルケ・シレギクッというスープも同じだ。二日酔いによいということは体にやさしいということである。

ドゥルケとはエゴマの実のこと、シレギはダイコンの干し葉、クッはスープだ。

韓国ではエゴマの実や油は一般的な食材で、鍋やカルククスなどの麺のスープにもよく使われる。美肌効果や肝機能強化が期待できるという。体にいいにこしたことはないが、香りが上品で料理を美味しく仕上げる妙薬だ。

この店のエゴマのスープには大根の干し葉がたっぷり入る。大量のキムチ漬けが行われる冬、カクトゥギ用のダイコンをキムチにすると大量の葉っぱが出る。それを干してスープやナムルにするのは、昔からの韓国人の知恵なのだ。

味噌も控えめで唐辛子も使われていないので、誰でも楽しめる。店の雰囲気は女性向けだが、男性にもおすすめだ。

シレコッ

鍾路区堅志洞95 TEL:02-733-1156 9:00~22:00 日曜休

■おかゆ(ソウル)

明洞のシンボルともいえる明洞聖堂の前の通りを東方向に歩いて5分ほどのところにあるおかゆ専門店。お米は国産、牛肉も国産牛のみを使うというこだわりの店だ。

この店の少し先に歴史のある有名な粥専門店があるのだが、あそこは中高年男性客が多く、雰囲気が渋すぎるので、女性や若者はこちらのほうが居心地がいいかもしれない。

日本ではおかゆは体調の悪いときに少量食べるものというイメージがありそうだが、韓国ではおかゆもたっぷり食べる。そのため、店によっては日本人には量が多過ぎると感じることがあるかもしれないが、この店は適量といっていい。

筆者がよく食べるのは済州で有名なチョンボッチュク(アワビの身が入ったかゆ)。アワビの内臓まで入っているので、おかゆはウグイス色を帯びていて、一瞬「!」となるが、ひと口食べると、磯のような上品な香りが口中に広がる。

塩加減もちょうどいい。アワビには美肌効果や虚弱体質改善の効果もあるそうなので、旅の終盤にいただくといいだろう。

数種のキムチやナムルとともに添えられるトンチミ(ダイコンキムチの汁)をすすりながら食べると、食べ過ぎや飲み過ぎで疲れ気味の胃腸が少しずつ元気を取り戻していくようだ。

チュクヒャン(粥郷)

中区マルンネ路14 TEL:02-2265-1058 7:00~21:00、~20:00(土日) 無休

■チョン・ウンスク(鄭銀淑)の「韓国全土、呑んで、歩いて20年」

※4月21日(土)、筆者がトークイベントを行います。

第1部は12時15分~13時55分/『マッコルリの旅』『釜山の人情食堂』など代表作の取材秘話。

第2部は14時40分~16時20分/映画で語る韓国の酒場情緒。

1部・2部は各券3,000円。通し券は5,700円。

会場:有楽町線飯田橋駅C1出口前

チケットぴあにて発売中。


外部リンク(ウレぴあ総研)

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