花粉症が仕事の効率を下げる! オフィスでできる花粉対策

editeur

2018/3/12 08:00

■今回のアドバイザー
北青山Dクリニック 皮膚科医
福永麻紀さん


慶応義塾大学医学部卒業後、同大学皮膚科学教室に入局。浦和市立病院皮膚科、練馬総合病院皮膚科を経て、現在は北青山Dクリニックフォーラムに在籍し、皮膚科治療を中心に診療している。

仕事中も容赦なく集中力や判断力を奪う花粉症


花粉症の人にとって、もっとも過酷な春先。目のかゆみやくしゃみなど、花粉が引き起こすアレルギー症状はどれほど仕事に影響を及ぼすのだろうか?

福永さん「花粉症の症状によって、仕事に必要な集中力や判断力が低下します。また、花粉症の人は鼻づまりなどの影響で、寝苦しい夜を過ごすため、日中も慢性的な睡眠不足に陥りがちです。くしゃみや鼻をかむ行為も、周囲の目が気になって精神的な負担になることも。もちろん個人差はありますが、仕事における花粉症のデメリットは多くありますね」

メガネやマスクはもちろん、オフィス内でできる花粉対策


症状のつらさだけならまだしも、仕事の効率が下がるのは我慢ならない。そこで、就業中にできる花粉症対策をシチュエーション別に聞いた。

■外出時
福永さん「定番ですが、マスクの着用は欠かせません。マスクをするだけでも吸い込む花粉の量の3分の1から6分の1に減らすことができ、不織布素材で肌にフィットするものならば、より効果が高まります。また、外出時にメガネをかけるだけでも対策になります。通常のメガネならば目に入る花粉の量は裸眼に比べて40%減少、花粉対策ゴーグルならば65%の花粉をカットすることがわかっています。

コンタクトレンズをしている人はレンズの刺激によってアレルギー性結膜炎を悪化させる可能性があるため、この時期だけでもメガネに変えるか、外出時は伊達メガネをするなどの対策がオススメです」

■オフィス内
福永さん「この時期は、外に出るだけでコートやパンツ、顔や髪など全身に花粉が付着しています。そこで、服の花粉を取るための粘着式のクリーナーを自分のロッカーに常備しておくと◎。また、目や鼻に入った花粉は専用の洗浄液や生理食塩水で洗浄し、顔を水で洗うだけでも、ある程度の花粉を落とすことができます」

■デスク周り
福永さん「いくら自分についた花粉を落としても、外からオフィスに来る人がいれば自然と花粉は持ち込まれます。オフィス環境として空気清浄機が設置してあるのが理想ですが、難しい場合は自分のデスクに置ける大きさの小型空気清浄機を取り入れてみましょう。また、目の周りや鼻腔入り口周囲にワセリンを塗ると、ワセリンが花粉を吸着して目や鼻の粘膜をガードしてくれるのでオススメですよ」


薬の服用も高い効果が見込めるが、飲むタイミングや薬との相性に注意


花粉を寄せつけない工夫だけでなく「医療機関での治療や市販薬の服用も◎」と福永さん。

福永さん「医療機関で薬を処方してもらう場合は『眠くなりにくいものがいい』『飲むタイミングはいつ?』など、医師と相談しながら治療を進めることができます。シーズン前に自分の体に合った薬が見つかれば、比較的楽に過ごせる可能性が高いです。また、花粉症に向けの市販薬も多く販売されているので一度試してみると、より手軽に花粉対策ができるかもしれません」

最後にアドバイザーからひと言


「オフィスで花粉症の症状を少しでも和らげることができれば、仕事の効率も下がりにくくなります。面倒がらずに、ぜひ実践してみてください」

あなたにおすすめ

ランキング

もっとよむ

注目ニュース

もっとよむ

あなたにおすすめ