マンション火災、土砂崩れ…。「超緊急避難」ってなに?【トノエル防災研究室】

日刊Sumai

2018/3/10 11:50


長女(5歳)と長男(3歳)の子育てを、平日はほぼワンオペで行っている、
整理収納アドバイザーのトノエルです。
この連載では、防災の専門家ではない主婦が、家族を守るために考えた、もしもの備えをご紹介します。

Graphs / PIXTA(ピクスタ)
この備えを構築したのは2年前。
子どもが成長し、引越しをした現在も、年に2回見直ししているので、その状況も合わせてご紹介していきます。
前回は、非常時の状況を、緊急性に合わせて3つのケースに分けてご紹介しました。
今回は「CASE1:超緊急避難」の状況を、さらに詳しく想像していきます。

ABC / PIXTA(ピクスタ)
あなたのお家の、非常時の備えはどうされていますか?
もしものときのために備えておかないといけないとは思いつつ、まだ何もできていないという方に、こんな一例もあるよと参考にしてもらえるとうれしいです。

緊急性が一番高い場面である「超緊急避難」ってなに?

EKAKI / PIXTA(ピクスタ)
ひと口に非常時とか、避難とかいっても、その状況はケースバイケース。
だからって、そのケースごとに備えるのはムリがある。
そこで、非常時の状況を、緊急性に合わせて3つのケースに分けて、想像してみました。
今回は、その中で一番緊急性が高い場面である「超緊急避難」です。

CASE1:超緊急避難

それは、「命を守るために、できるだけ素早く非難する」という状況です。

それはどんなとき?
では、「超緊急避難」はどんなときでしょうか?

  • マンション火災
  • マンション周辺の大規模火災
  • 土砂崩れでマンションが傾いた
筆者が2年前に考えた状況です。

hide / PIXTA(ピクスタ)
今は引越しをして、周辺の状況などから、土砂崩れの危険はなさそうですが、大規模の直下型地震の危険性を喚起されている地域なので、
  • 大きな地震でマンションが傾いた
という状況も想像できます。


かわこ / PIXTA(ピクスタ)
また、こんな時代ですので、
  • 弾道ミサイルでマンションが傾いた
という状況も想像しておかないといけないかもしれません。

そのとき、どんなふうににげる?
このように緊急性がとても高い状況で、どんなふうににげるか、想像してみました。
そのとき、どんなふうににげる?


マハロ / PIXTA(ピクスタ)
  • 息子をエルゴで背負い、娘を歩かせるか抱っこしながら、階段100段以上駆け下りて、近くの小学校へ
これも、筆者が2年前に考えた状況です。
子どもも成長し、抱っこ紐のエルゴで長男(3歳)を背負うのは難しくなってきました。
その代わり、しっかり自分の足で歩いたり、走ったりできるようになっています。
また、引越して以前の家よりは2階層低い住戸に住んでいます。


HiroS_photo / PIXTA(ピクスタ)
現在の状況に合わせた逃げ方は、
  • 長女と長男の手を引きながら、階段100段弱を駆け下りて、近くの小学校へ
という状況が想像できます。

そのとき何を持ってにげる?
このように緊急性がとても高い状況で、何を持ってにげるか、想像してみました。
そのとき、もつモノは?

  • 持つ余裕があれば持つようにする
  • 絶対にないと困るモノだけ、いつものバッグに入れておく(子どもの薬、財布、スマホ、ポーチ、水、おやつ、おむつポーチ)
2年前に考えた状況です。

freeangle / PIXTA(ピクスタ)
これは、今もそんなに変わらない状況かと考えています。
子どもの体が成長とともに少し強くなってきて、常備薬がなくなったのと、多少は聞き分けが聞くようになってきたので、おやつは無くてもいいかもしれません。

いま、できること!
「超緊急避難」に備えて、今できることを考えてみました。
いま、できること!

  • いつものバッグの中身を見直す
  • 子ども2人をつれて、階段を使って下まで降りてみる
  • ハザードマップで近所を再確認する
2年前に行ったことです。

EKAKI / PIXTA(ピクスタ)
住む家が変わったので、あらためて子どもと一緒に避難訓練を行い、家族でハザードマップの確認を行いました。
子どもの成長とともに、行動範囲も広がったので、よく行く地域のハザードマップも合わせて確認して、そこで被災した場合についても思いを巡らせました。

あなたも、まずは書き出してみませんか?

困難な状況を想像するのは、とても辛いことですよね。
だけど、何も考えずに漠然とした不安を抱えたままなのも辛いものです。
まずは、いろいろな状況を想像してみるってことが、大切だと気付きました。
あなたも、まずは書き出してみることからはじめませんか?
漠然とした不安も、見える化することで、具体的な対策を講じることができるかもしれません。


Graphs / PIXTA(ピクスタ)
いかがでしたか?
今回は「CASE1:超緊急避難」の状況をさらに詳しく想像していきました。
次回は、筆者が超緊急避難のときに余裕があれば持ち出すつもりの「いつものバッグ」の中身をご紹介します。
丁寧な暮らしに憧れがあっても。まず大切なのは、家族と自分の命。
日々の暮らしと、防災、どちらかに偏ることなく、ほどよいバランスを見つけていきたいですね。
このシリーズが、あなたの家のもしもの備えについて考えるきっかけや、ヒントにしてもらえるとうれしいです。
「丁寧っぽい暮らし」をめざす、トノエルでした。

これまでの記事をよむ 「トノエル防災研究室」
・序章 「もしもの備え、一緒に考えてみませんか?」
・CASE1:超緊急避難 「3つに分けた「もしも」の場面とは?」

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