Kalafinaが10年前の自分たちに伝えたい事は?―「―10th Anniversary Film」インタビュー

ザテレビジョン

2018/3/10 11:00

「歴史秘話ヒストリア」(毎週金曜夜8:00、NHK総合)や、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」(2011年)などの主題歌で知られる3人組ボーカルユニット・Kalafina。デビュー10周年を迎え、1月23日には10周年を記念した日本武道館公演を成功させたばかりだ。

そんな彼女たちの素顔やライブ映像などを収めた、初のドキュメンタリー映画「Kalafina 10th Anniversary Film ~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~」が3月30日(金)より公開となる。

今回はKalafinaインタビューの後編をお届け。10年前の自分たちに伝えたい事から、好きなテレビ番組まで聞いた。

(前編:「10周年のKalafinaから夢を追いかける人たちへ―『―10th Anniversary Film』インタビュー」から続く)

――10周年を迎えましたが、10年前の自分たちに伝えたいことは何ですか?

Wakana:10年前にタイムカプセルを埋めたりしておけばよかった! きっとすごく良い画が撮れたと思う(笑)。

Keiko:確かに! 手紙書いておけばよかったね(笑)。

Wakana:そんなことを思うぐらい、10年前の自分が考えていたことがいまは思い出せないですね。でも、その頃の私は福岡から出て東京でデビューすることを目標にしていたので、デビューという言葉を魔法の言葉のように感じていました。

デビュー後の1年間は、MVを撮って、レコーディングをして、取材を受けて、という日々の繰り返しで、ライブ活動は無かったんです。でも、やはり梶浦(由記)さんの楽曲はとても人気があって、当時の私たちのような無名な存在が歌っても多くの人に聞いていただけたので、すごく幸福な1年間でした。

ただ、2年目からライブ活動をスタートさせると、ライブの難しさを実感しました。当初はレコーディングでしか歌ったことがなかったので、3人で一緒に歌うというのはこんなに難しいんだと痛感しましたね。やはり曲を頂いたからには人前で歌えることを常に意識しなければいけないことに1年間気付かなかったので、10年前の私には「はい、その歌すぐ歌えるようにしてくださーい!」と指示したいです(笑)。

Keiko:厳しいなあ(笑)。10年前の自分がかわいそう(笑)。

Wakana:いや、でも「1人じゃないんだよ、3人で歌うんだよ」って初めから意識してもらいたい(笑)。レコーディングだったら、例えば自分が最後に録音する場合は2人の声に重ねていくので歌いやすいですし、練習もできます。でも、ライブはあくまでその場1度きりなので、ライブを初めた頃はものすごく緊張していましたね。

Keiko:“10年前のKeikoへ”としては、「これからいろいろな人たちと出会って自分が作られていくので、大丈夫だよ」と言ってあげたいです。映画の中でも触れていますが、私は何かやりたいという自らの意思があまりなく、そこは2人とは大きく違うなと思います。でも、いまここにいるKalafinaのKeikoは、自分の意識というよりは出会った人たちに変えてもらったおかげで出来上がったんですね。10年間でこんなに多くの人たちと出会うとは、10年前の私には想像できていない未来でした。だから、明確な志のない当時の自分には、いろいろな人と出会って揉まれて自分が出来上がるので、それを心して楽しみにしてねと伝えたいです。

Hikaru:「吸収する10年になる」ですかね。人見知りな性格なので最初は人との関わりを避けて、いろいろと尻込みしていたんです。それをなるべく早く払拭(ふっしょく)してもっと周りを見れば、吸収できることが近くにたくさんあるよって教えたいです。もちろん、いまこうして振り返るからこそもっと早く気付けたらとも思うのですが、「早く気付いて!」って言いたいです(笑)。

Keiko:Wakanaの「早く歌えるようになって!」に続いて厳しい言葉(笑)。 でも、3人とも得るものがすごくたくさんあった10年だから、こういう言葉になるんだろうね。

――皆さん本当に濃い10年間だったんですね。

Wakana:あと、3人とも一緒だったのは、10周年ライブを武道館でやるって10年前の自分に言ったらひっくり返るよねって(笑)。

Hikaru:信じない信じない(笑)。

Keiko:「そういう大人のうそは大丈夫なんで」って言ってそう。…私たち変なグループ(笑)。

Hikaru:現実的に生きてきたからね(笑)。

Wakana:出会ったときはもう3人とも現実的でした。そもそもが「劇場版『空の境界』全7章の主題歌を歌ってもらいます」という話だったので、それっきりで終わると思っていましたから。

Keiko:そういう前提のプロジェクトで歌っていたので、逆に誰もその先を夢見ていませんでした。でも、その先の夢を一緒に掲げることができたのは2人に出会えたからですね。1人では駄目でも、私のように仲間や出会う人たちによって夢が見つかることがあるので。だから、「出会いによって何が起きるか分からないよ」と、今の若い子たちには伝えたいです。

Wakana:若い方からは「Kalafinaさんの曲で受験を乗り切りました」などの声を聞くこともあるのですが、そうやって私たちの音楽で誰かとつながれたことはこの10年でかけがえのない宝物ですね。そんなつながり一つ一つがあったからこそ、1月23日の武道館での景色があったんだなと思います。

■ テレビの好みは三者三様?

――では、お時間も迫ってきたので1問だけ皆さんのプライベートを伺おうと思います。我々「ザテレビジョン」ということで、皆さんが普段良く見る好きなテレビ番組や番組のジャンルは何ですか?

Wakana:私は食べることがすごく好きなので、ご飯にまつわるドラマや番組が好きなんです。中でも「サラメシ」(毎週火曜夜8:15、NHK総合)と「男子ごはん」(毎週日曜朝11:25ほか、テレビ東京系)は毎週録画していて、いつも録画機器の容量がいっぱいになっています(笑)。「男子ごはん」のような料理番組を見ながら一緒に料理をするときもあるのですが、やはり文字だけのレシピより分かりやすいので助かっています。でも人がごはんを食べている姿を見るのも好きなので、特に「サラメシ」は大ファン。いつか出てKalafinaのサラメシを紹介したいです!

Keiko:私が常に見ているのはNHKの大河ドラマ以外だと、「さまぁ~リゾート」ですね(※「7つの海を楽しもう!世界さまぁ~リゾート」[毎週土曜夜0:00、TBS系])。旅行が大好きでよく海のある場所に行くので、毎回番組を見てどんな感じの場所か妄想しています。

Wakana:「ミムちゃ~ん、タケちゃ~ん」ってやつ?(笑)

Keiko:そうそう! あのリポーターの子たちが使う日本語のクオリティーがバラバラなところとか、駄じゃれなんかがまたよくて。大河ドラマとこの番組は私の生きがいなので、今の感じをずっと大事にして欲しいですね(笑)。

Hikaru:Hikaruはさまぁ~ずさんつながりで言えば、「モヤさま」と「さま×さま」は必ず録画して見ています(※「モヤモヤさまぁ~ず2」[毎週日曜夜6:30ほか、テレビ東京系ほか]、「さまぁ~ず×さまぁ~ず」[毎週月曜夜2:21ほか、テレビ朝日系ほか])。あとは、アニメですね。今クールでは30作品くらい追いかけているので、ものすごく長い間テレビの前にいます。TOKYO MXさんには大変お世話になっています(笑)。

Keiko:そんなにたくさん見ていて、別作品同士のストーリーが混ざったりしないんですか?

Wakana:思わず敬語になっちゃった(笑)。

Hikaru:混ざらないですね(笑)。そのアニメを見出すと、前回の内容をちゃんと思い出せます。それこそさっきの話(※インタビュー前編)とつながりますが、好きなものだから大丈夫なんだと思います。

――ありがとうございます。では最後に、今回の映画を楽しみにしているファンの皆さまや、この記事をご覧になっている読者の方へメッセージをお願いします。

Wakana:今回の作品では、普段はお見せできないようなKalafinaがスクリーンで見られると思います。10年間歩んできた自分たちの音楽を全て詰め込んだ、1月23日の武道館公演の模様もたくさん見ていただけますし、そんな10年間を見守っていただいた皆さんの映画でもあります。ぜひ楽しんでいただければと思います。

Keiko:ドキュメンタリー映画ということで語りもたくさんあるのですが、ライブシーンも時間を多く取っていただいています。私たちも大スクリーンでの自分たちのライブ鑑賞はしたことがないので、Kalafinaの音を大迫力のサウンドで一緒に楽しめたらと思います。私も変装して出来る限りスクリーンで見たいし聴きたいので(笑)、皆さんもぜひご覧いただければと思います。

Hikaru:公開期間が2週間しかないので、この映画に興味を持たれた方はすぐチェックしていただき、行けそうな日があればぜひ劇場に足を運んでいただければと思います。(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/139921/

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