北朝鮮とは比べ物にならない「ロシアの核兵器」の脅威

まいじつ

2018/3/9 17:30

(C)Frederic Legrand - COMEO / Shutterstock
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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は3月1日、内政や外交政策について説明する年次教書演説を行い、核搭載型の無人潜水艦などの核兵器を開発していることを明らかにした。

プーチンは新たな核兵器開発について「アメリカ主導でヨーロッパや日本などに配備されようとしているグローバルな『ミサイル防衛(MD)システム』への報復策だ」と力説し、演説の最後は国民に向け「共に勝利しよう」と締めくくった。

ロシアは昨年11月に最新鋭の原子力潜水艦が進水している。ロシアメディアによると、静粛性や水中での機動性が大幅に向上し、アメリカの原潜を上回る“世界一の性能”を誇るという。搭載する16基の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の射程は8000キロメートル以上で、ロシア領海からでもワシントンなどアメリカの主要都市に到達する。超音速戦略爆撃機の改良型や新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の更新計画もある。

「2月上旬に東欧のリトアニアとポーランドに挟まれたロシアの飛び地であるカリーニングラードに、ロシア軍が核を搭載できる短距離弾道ミサイル『イスカンデル』が配備されたようです。カリーニングラードにはすでに最新鋭のS400地対空ミサイルシステムや地対艦ミサイルも配備済みで、NATO(北大西洋条約機構)は『欧州の半分の国の脅威になる』と警戒を強めています」(軍事ライター)

ロシアが軍備強化を続けられる理由


ロシアの核弾頭保有数は約7000発。1991年のソ連崩壊前後から兵器の老朽化が進んだが、近年は新型弾道ミサイルや原潜などを次々と実戦配備し“核大国”の威信を回復してきた。それにしても韓国と同程度のGDPしかない国が、なぜ世界第2位の強大な軍事力を保持でき、その上でウクライナやシリアで見られるような紛争に介入できるのか。財政破綻をしないのが不思議だ。

「ロシア人は“力”の信奉者です。戦争を名誉と考えるスラヴ民族特有の発想を持ち、危機に耐えるという民族性がありますから、NATOや中国の脅威に敢然と挑むのです。それにロシアには、GDP統計に出ない潜在的経済力がGDPの20~25%はあるとみられています。それも中国のような偽札や麻薬、武器密輸、売春などはなく、誰もが大規模な“家庭菜園”などの副業で稼いでおり、その上、ロシア人は貧乏を不名誉とは思っていません」(国際ジャーナリスト)

弱点は、ウオッカの飲み過ぎで寿命を縮める人が多いことくらいかもしれない。

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