防災絵本「地震がおきたら」 仙台と神戸の思いを結ぶ防災企画展を開催

OVO

2018/3/9 17:18


 東日本大震災からもうすぐ7年。忘れることのできない3月11日を目前に控えた10日、仙台市でイベント「防災企画展『結』知っ得防災」が開催される。

同展では、東日本大震災の被災者で読み聞かせ専門家の二瓶そのさんが防災絵本「地震がおきたら」の読み聞かせを、同絵本の原案者で神戸市消防局職員の谷敏行さんが防災講話を行う。

「地震がおきたら」は東日本大震災の際に救急消防援助隊として宮城県で災害対応を行った谷さんが、「災害時に弱者になる子どもたちに身を守る大切さをどのように伝えるか」について思い悩んだ末に生まれた絵本。谷さんは自身も子どもの頃に阪神・淡路大震災を経験。当時まだ中学二年生であったが、がれき撤去のボランティアを行った過去を持つ。そんな谷さんの思いが、神戸市内の出版社をも動かし、絵本という形で実を結んだ。

物語は、ある家族の会話という形で進む。被災経験のあるお母さんが、自身の体験を小学三年生のけんちゃん、一年生のゆうちゃんに語りかけ、私たちにも災害時にとるべき行動をわかりやすく教えてくれる。崩れてしまった自宅に取り残された場合の助けの求め方、避難所での助け合いの大切さといった、災害時に必要な自助・共助の精神が伝わってくる、大人にとってもためになる絵本だ。

10日のイベントでは、上記以外にも大人も子どもも楽しみながら防災知識を身に付けられる出し物が用意されているという。幼すぎてあの日を覚えていない、あるいはまだ生まれていなかったという子どもたちにも、ぜひ参加してほしいイベントだ。

「防災企画展『結』知っ得防災」
日時:3月10日(土)11:45~12:15 ※会場は当日19時まで開館
会場:せんだい3.11メモリアル交流館 1階イベントホール(宮城県仙台市若林区新井字沓形85-4)
参加:無料、予約不要

防災絵本「地震がおきたら」
原案:谷敏行
文:畑中弘子
絵:かなざわまゆこ
企画:神戸市消防局
発行所:BL出版(神戸市)
価格:1,200円(税別

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