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紗羅マリー「知らないことを減らして死にたい」 女優挑戦を決めた理由とは?

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 「クランクインの日の撮影がDVを受けるシーンだったんです。もう腹をくくるしかない感じでした」と言って笑うのは、井浦新主演、成田凌共演で話題を集める異色群像劇『ニワトリ★スター』で、楽人(成田)が思いを寄せるシングルマザーの月海を演じた紗羅マリー。ファッションモデル、歌手として女性たちから高い支持を集める紗羅は、昨年、ミュージカル『RENT』の舞台にも立ったが、初めての演技は撮影が先だった本作。パンチの効いた女優デビューを飾った紗羅に、挑戦を決めた理由や、撮影前に行った成田とのワークショップの様子などを聞いた。

【写真】紗羅マリーインタビュー写真&『ニワトリ★スター』場面写真

「かなた狼監督(映画『ハブと拳骨』の原案、『殴者』の原作などで知られる、たなか雄一狼が改名し、本作を初監督した)とは前にお会いしたことがあるんです。そのときは監督業をされていなくて、そこから何年も経ってから、いきなりSNSでメッセージが届いたんです。『こういう映画を作るんだけど、月海という覚せい剤中毒のシングルマザーの役を紗羅でやりたい』と。その場でやりたいとお返事しました」。

「性的な暴行を受けたり、バイオレンスの激しい部分もあるから、タフな撮影になると思う」との説明もあったうえでの即決である。しかも、正式に出演が決定する前から、役に寄せるため、“食べない”ことで体重を減らしていった。さぞ女優業への憧れが強かったのだろうと思いきや、若い頃は演技はやりたくないと思っていたという。

「演技やテレビのお仕事は向いていないので、モデル1本でやりたいですと事務所にも伝えていたんです。でも子どもを生んで、30歳にもなって、自分でそうしたボーダーラインを作っていることがつまらなく思えてきたんです。やったこともないのに、自分を否定するなんておかしいなと。いろんなことをやって、ひとつでも知らないことを減らして死にたいと思っていたときに、ちょうどこのお話をいただいたんです」。

撮影前には、月海と強く結びつく楽人を演じる成田とのワークショップを行った。「監督と成田くんと私、3人だけで部屋に入って、私と成田くんで手を繋いで目を見つめながら、今までの人生を話すんです。誰にも話していない、自分のなかだけで秘めてきたこと、いいことも悪いことも全部出せと言われて。監督がやらなきゃ終わりませんよっていう顔をしていて(苦笑)。あ、これは本気だなと。監督も一緒に、3人で墓場まで持って行く話をしました」。

クランクイン前から濃い作業を行い、さらに実際の撮影現場では、撮影初日のDVもしかり、モデル業では絶対に経験できないような指示が飛んだ。「すごく覚えていることがあって。あるシーンで、『紗羅、よだれ出せー!よだれ垂らせ~!』って言われて(苦笑)。ハイ、と(苦笑)。一生忘れないですね」といって笑ってみせる。

「楽しかったです。舞台は舞台で全然違いましたし、お芝居というものを、全部ひとくくりだと思っていた自分が恥ずかしいです。テレビはまた違うでしょうし、すごくおもしろい世界ですよね。みんな、魔法使いみたいです」。引いていた“ボーダーライン”を自分の意志で乗り越え、すっかり女優業に魅せられたようだ。

そして改めて『ニワトリ★スター』の魅力を語った。「ダークな部分や恐い部分がリアルで、心をえぐられると思います。でもそこに引っ張られすぎず、楽人と月海の愛、月海と子どもとの愛、楽人と草太(井浦)との愛、草太と両親との愛が、それを遥かに超えるくらい強い。そこを観てくれたら嬉しいです」。(取材・文・写真:望月ふみ)

映画『ニワトリ★スター』は3月17日(土)より全国順次公開。

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