「自分の生の声や表情を出せるように意識」山田裕貴、仲里依紗との濃厚ベッドシーン裏話を語る【ホリデイラブ連載】

新しい切り口で”不倫”を描くドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)の第7話が3月8日(金)に夜11時15分(※一部地域を除く)から放送される。ザテレビジョンWEBで好評連載中の「ホリデイラブ」出演者によるリレーインタビュー第7回は、主人公・杏寿を演じる仲里依紗が純平(塚本高史)の不倫に傷ついた杏寿に名前を偽って近付き、言葉巧みに心の隙間に入り込んだ志賀拓巳を演じる山田裕貴が登場。

■ 皆さんにキュンとしてもらわないと黒井は成り立たない

――ニセ黒井あらため志賀役の反響はいかがですか?

僕がこれまで演じてきたような役ではなかったので、少し違った反響がある気がします。SNS上で「私、前から山田裕貴が好きだったんだよね」って言ってくれる方がいたり、「山田裕貴ってこんなカッコよかったっけ?」って声もあったり。「僕そんなブサイクなイメージでした?」みたいな(笑)。そういう面白いものも含めて皆さんからいろんな「黒井~」という声をいただいているなというのは何となく感じています。…すいません、まだ志賀になって間もないから“黒井”が抜けなくて(笑)。

――前半はずっと黒井でしたからね(笑)。その時の役どころはご自身から見てどう映りましたか?

黒井は会って3回の杏寿(仲里依紗)さんとホテルに行きますけど、いくら相手が浮気されて傷心中の奥様であっても、そんなすぐにホテルに連れて行くって至難の業だと思うんです。だからどうやって「黒井だったら付いて行っちゃうな~」と視聴者の方に思わせられるか、というのが一番重要だなと思って演じていました。その辺のリアルさを追求しないとウソくさくなりそうだったし、皆さんにキュンとしてもらわないと黒井は成り立たないので。「どうにか一人でも多くキュンとしてくれ~!」って思っていましたね。

■ お芝居にならないように呼吸でやっていた

――最終的にどんな人物像を目指したんですか?

結果的に“自分だったらどうだろう”って考えたんです。優しいだけの男の人はいっぱいいるだろうし、じゃあ何かな? って思ったら、自分なら時間を忘れて過ごせられるような人間に付いて行きたくなるんじゃないかなって。だから3話での杏寿さんとのデートシーンではあまり「こうやろう」「ああやろう」とは考えずに自分の生の声や表情を出せるように意識しました。あの場面での僕を役として見てもらってもいいですし、一人の俳優さんとして見てもらってもいいですし。なんなら、あぁいう行為をする時の僕はあんなふうだって思ってくださっても…っていうのはもちろん半分冗談ですけど(笑)。それくらいなるべくお芝居にならないようにというか、呼吸でやっていたなって感覚でした。

――本当は偽物だったと判明した後については?

6話でハルちゃん(平岡祐太)に殴られるところは自分としてもスッキリしましたね。殴られた瞬間に「あっ…俺、悪いことしたんだ」という気持ちが自然と湧き上がってきて。「そりゃそうだよな」って感覚になれたというか。多分あそこで「何やってたんだろ」って気付かされた部分もあるんじゃないかなと思います。

――平岡さんが「殴られた後の山田さんの演技が印象的だった」と話されていました。

“痛い”ってことをシンプルに伝えたかったんです。殴られたから痛いっていうのももちろんですけど、このお話は騙されて浮気されて傷つくっていう、そういう『痛み』の物語だとも思っていたので。だからこそサラッと軽く流してニラみ返すのではなく、ちゃんと殴られた感触が伝わるように演じられたらいいなと考えました。

■ 僕のことを話してくださっていたのは素直にうれしい

――ちょうど前回の連載で仲里依紗さんと平岡祐太さんの対談を掲載したのですが、その際に山田さんのお話がたくさん出てきまして。

えっ、そうなんですか!?

――まずは先程も話された3話での黒井と杏寿のシーンについて、「一度逃げた後に追いかけて捕まえられるのは本来なら怖い!」と(笑)。

あははははっ! それ俺が怖かったってことですかね? 脚本が、ですよね!?(笑) そういえば仲さん、現場でも「こんなの絶対怖いよね!」って言ってらっしゃいました。僕も「確かにな~」って思いましたけど(笑)。

――あとベッドシーンの撮影後に山田さんがカツラを取られているのを見て、思わず「誰!?」と思われたとも。

えっ…え? ちょっと待ってくださいベッドシーンの後で!? ちょっと前まで同じ甘い時間を過ごしていたのに…!(笑) でも本番中はそれを感じさせないくらいに僕の変身力が強かったってことですよね?(笑)

――「どこかでカツラが取れるシーンがあったら面白いよね」というお話でもお二人が盛り上がってらっしゃいまして。

いやそれちょっともうネタにしてるじゃないですか!!(笑) でもあんまり皆さんとご一緒できる時間がなかったので、そうやって僕のことを話してくださっていたのは素直にうれしいです。カツラについても実は最初の頃、スタッフさんに「途中で『すいません、カット失敗しました』とか言ってカツラを取るのとか、どうですか?」って提案をしていたんですよ。でも「ちょっとそれはコメディー色が強すぎるから」みたいな(笑)。僕はけっこう本気だったんですけどね。いつかもう一回言ってみようかな。おそらく絶対に止められるとは思いますけど(笑)。

■ 彼はただ杏寿さんを好きになっただけ

――今後、志賀はどうなっていくと思いますか?

女の人を騙そうとしたことはもちろん良くないけど、でも本音を言うと彼はただ杏寿さんを好きになっただけなんですよね。僕はどうしても志賀は操られていただけで本当は悪いヤツじゃないって思ってしまうんです。自分の思いではないところで修羅場の中に入っていってしまった、そして杏寿さんを想うようになってしまった…。悲しいヤツだなって思います、本当に。杏寿さんと違う会い方ができていれば良かったのになって。ドラマのラストではそんな志賀が一歩前へ進むというか、修羅場の世界から離れて再起するシーンがあればいいなと思いますね。あと里奈(松本まりか)に対してちゃんとハッキリ言いたいなっていうのは、ずっと思っています。

――志賀は里奈に弱みを握られていたから利用されてしまったんですよね。

まりかさんのお芝居がすごいからこそ「最低だな」って思ってしまうんですよね。こんな人間は絶対に幸せになれないよなって思っていたら6話でちょうど志賀が里奈に「人のモノを無理やり奪ったって幸せになんかなれませんよ」と言うシーンがあって、「おぉ! 言いたかったヤツや!!」となりました。一回そこで軽くジャブを打ててはいるんですけど、本音を言うともっとズバッと言ってやりたい(笑)。

――たとえ既婚男性であっても手に入れるためなら何でもやってやる、という里奈の姿勢はやっぱり受け入れがたいですか?

なんというか、自分本位ですよね。何かに夢中になっちゃう気持ちは自分にもあるから分かるんですけど、だからって人のテリトリーを侵してはいけない気がする。僕的には不思議でならないです。ルールや常識だとかって言いたくはないですけど、でも渡さん(中村倫也)は自分が一度はちゃんと選んで一緒になった人じゃないですか。それなのに純平さん(塚本高史)に出会ったからってそんなに簡単に揺らぎますか? 「好き」とか「愛してる」って言うんだったらちゃんと覚悟をして向き合った方がいいと思うんです。今の世の人たちは多分それが足りないから不倫問題とかが起きちゃうんですよ。結婚もしていない身で言っちゃってますけど(笑)。でも、少なくとも僕は絶対に浮気しません!!

■ 第7話あらすじ(3月9日[金]放送)

高森純平(塚本高史)と井筒里奈(松本まりか)が不倫関係にある…との疑惑が社内に広まり、とうとう純平は同僚たちから問い詰められることに! ところが、ここで思いがけない展開が起こる。モラハラ夫・井筒渡(中村倫也)を敵に回してまで、執念深く純平を追い続けていた里奈が何を思ったか、不倫を全否定したのだ! 里奈が打った芝居に同僚たちもすっかり騙され、事なきを得る純平。だが、純平は今回の一件で、里奈にとてつもなく大きな借りを作ってしまったのではないか…と不安に包まれる。一方、里奈は渡に取り上げられた子どもたちに会いたい一心で、自宅へ忍び込み…!?

その頃、高森杏寿(仲里依紗)はいつか純平とやり直せる日が来ることを祈りながらも、今は母親として何よりも娘・七香(渋谷南那)の幸せを守っていこうと決意。里奈の策略によって経営が立ち行かなくなった自宅ネイルサロンを畳んで、別のサロンに就職し、新たな一歩を踏み出す。

ところが…そんな杏寿の行く手には“悪夢のような事件”が待ち受けていて…!(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/139747/

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