寝不足が太る原因に? 知っておきたいダイエットと睡眠の関係

editeur

2018/3/9 08:00

■今回のアドバイザー
上級睡眠改善インストラクター
安達直美さん


株式会社エス アンド エー アソシエーツ取締役常務執行役員。一般社団法人日本睡眠改善協議会認定上級睡眠改善インストラクター。国内大手航空会社にて国際線客室乗務員として勤務後、寝装品メーカーの研究所で睡眠に関わる研究に従事。睡眠文化戦略コーディネーターを経て、現職に至る。著書に『美人を作る「眠り」のレッスン』(中経出版)。

睡眠不足によって分泌されるホルモンが、食欲の抑制を失う原因になる


ダイエットに詳しい人なら「よく寝ることで基礎代謝がアップし、太りにくい体になる」という説を聞いたことがあるかもしれない。感覚的には理解できる説だが、その真偽はどうなのだろうか?

安達さん「厳密にいうと、睡眠時間の増加と基礎代謝アップに因果関係は認められていません。しかし、寝不足がダイエットに逆効果であることは、科学的に証明されているんです。睡眠時間が短いと、グレリンという食欲増進ホルモンの分泌が増加し、さらにレプチンという食欲抑制ホルモンの分泌が減るため、食欲が増すことがわかっています。そのため寝不足の人は、そうでない人に比べて肥満傾向にあるという調査結果も出ています」

睡眠時間だけでなく、眠るときの姿勢もダイエットに影響あり!?


「良く寝ることで痩せにくい体になる」のではなく「寝不足によって太りやすい体」になる、という仕組みは理解できたはず。安達さんによれば、さらに眠るときの姿勢も「太りやすさ」に関係するのだという。

安達さん「眠っている間は内臓の代謝が落ちるため、血液を送り出す心臓の働きも日中のようにはいきません。つまり起きているときよりも血流の力は弱まっている状態とも言えるわけです。ですから血流の力を弱めないためには膝は曲げているより伸ばしているほうが血流が滞りにくいので、寝つきの姿勢は仰向け寝がオススメです。

逆に起きているときは、意識して筋肉を使うことが大切になります。体の活動が少ないと、血液やリンパ液の循環が不十分となり、老廃物が十分排出されず、むくみやすくなってしまうからです」

「眠る時間がもったいない」という考えは、ダイエットの大敵!


働き盛りの男性の中には、まだまだ「眠る時間がもったいない」と思っている人も多いはず。しかし、特に加齢によって基礎代謝が落ちる年代に差し掛かっている人にとっては、その考え方自体が、肥満を加速する要因になると安達さんは警告する。

安達さん「いまだに『眠っている時間がもったいない!』と思っている人も多いかと思います。しかし、実際には眠らない方が、よっぽどもったいないのです。

眠りがもたらす日中への影響は、はかり知れません。寝不足になればなるほど、食欲は増す一方です。また、日中の眠気が増すと動きたくなくなるうえに、炭水化物や糖分を必要以上に摂る傾向にあります。睡眠時間が短い人ほど太りやすい環境にあるということは間違いないと思います」

最後にアドバイザーからひと言


「充分に眠ることこそが、痩せやすい身体をつくってくれるのです!」

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