近未来のカオス? 未来のクリエイターが作るデジタルコンテンツが凄かった!

LIGブログ

2018/3/9 08:05

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こんにちは! ラッパーの野田クラクションべべーです。

僕は普段ラッパー兼旅人としてさまざまな仕事をしていますが、最近は動画制作に関わるようになり、撮影や編集にも挑戦しています。

新しい挑戦をするたびに、同世代のクリエイターたちが一体何を考え、どんなものを作っているのか気になっていました。

そんな僕がお邪魔したのは、2018年2月9日から3日間にわたって開催された「デジタルハリウッド大学」の卒業制作展。どんな人たちが、どのような作品を作り上げているのか……この目で確かめたいと思います!

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今回の卒業制作展を一緒にまわってくれるのは、大学入試広報グループ・マネージャーの西嶋昭弘さん。普段広報を担当している西嶋さんから卒業制作展や大学のことについて教えてもらいます。
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西嶋昭弘:デジタルハリウッド大学入試広報グループ・マネージャー。スラッとした体型のメガネ紳士。

▼目次
・近未来のクリエイティブがここに集結
・べべがみつけたおすすめ作品
 ・今年度の卒業生にインタビューしてみた
 ・おわりに

近未来のクリエイティブがここに集結

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今年で10回目を迎えたデジタルハリウッド大学の卒業制作展。4年間を通して高度な専門教育を受けた人たちの作品が展示されています。
べべ
うわぁ、想像以上に広い会場ですね! 今年の卒業制作展には、どんな作品が展示されているんですか?
西嶋さん
最先端テクノロジーを使ったVRやゲームをはじめ、CG・映像など、学生目線によるチャレンジングな作品が160点以上展示されています。
べべ
めちゃくちゃ沢山あるんですね! 全部見れるかな?
西嶋さん
作品数も多いので今年は3日間開催しています。さっそく見てまわりましょう。

「STACK & DROP つめき」 安川朋希

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ゲーム制作を中心に学ぶ米光ゼミの最優秀賞作品。落ちてくるブロックを制限時間内に3つの箱に振り分け高得点を目指す落ち物パズルゲームです。

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時間が設定されているのでスピード感があってめっちゃ焦るけど面白い! これ普通に売ってるゲーム!?

「HardGrad」 永沼慎也

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「弾幕はもっと美しくなれる」をコンセプトに、弾幕シューティングに音ゲーの要素を加えた作品。ビジュアル表現だけでなく、テクノ系のBGMまで永沼さんが手がけています。

すごい量の弾をかわし続けるとテンションがどんどん上がっていきます。スピード感のある音楽も最高! クオリティが高すぎる。4年学んだ人たちはみんなこうなんでしょうか?

「Look Out Over」 牧大雅

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「Look Out Over」は視界の全方位を確認できるVR作品。何やらカメラの様なものがたくさんついています。

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さっそく装着させてもらいました。ヘッドギアを着けると4分割された画面で全方位が見えるんです。視野の広い動物は常にこんな感じなんでしょうか?

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背後から迫り来る人もバッチリ見えています! 実際に僕が見ていた映像がお見せできないのが残念です。
べべ
卒業制作でVRなんかも制作しているんですね。
西嶋さん
ほかにも2Dアニメーションやインスタレーション、ノベルゲームなど、さまざまな作品が展示されていますよ。
べべ
卒業制作展というよりも、一日楽しめるテーマパークみたいですね!
西嶋さん
時間帯によっては、学生たちによるプレゼンテーションやトークショー、映像作品の上映も行っています。本学の卒業制作展は、単に作品を鑑賞するだけでなく、最新のクリエイティブを学べる場としてもご好評いただいています。
べべ
新しい技術や大胆な発想で作られた作品にとてもいい刺激を受けています。
西嶋さん
それでは次にまた少し作品の雰囲気が違うブースを見に行きましょう。
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今回の卒業制作展ではLGBTや東日本大震災で福島県産野菜が受けた風評被害など、さまざまな社会問題をデザインの力で解決しようとする作品も展示されていました。

「Demenita awareness 認知症について知って行動しよう」 柿野幸歩

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ご自身のお婆さんが認知症になったのをきっかけに、デザインを通して認知症を広く知ってもらおうと考案したWebコンテンツ。

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シンプルなデザインで認知症に関する情報がわかりやすく表示されており、スワイプ操作でサクサク読めます。

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僕もこの作品を通して65歳以上の7人に1人が認知症ということを初めて知りました。

「STARVEL」 井上輝

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紙媒体では体験できない“動き”を取り入れた電子書籍。「Rakuten Aquafadas」というアプリケーションを使い、左右だけでなく上下のスライド、スワイプ、タップまで可能でとても見やすい。

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自分たちの世代は、内向き志向で海外離れしてきている。だからこそ、この雑誌を通して海外の魅力を伝えたい、という思いを込めて制作したそうです。アメリカ・シアトルを特集し、書籍内の美しい写真は実際に現地で撮影してきたそうです。
べべ
改めて、幅広い分野のクリエイティブを学べる大学なんですね。
西嶋さん
グラフィックデザインをはじめ、映像や3DCG、プログラミングなど複合的に学習できます。在学中に複数のデジタル表現を学べるのが、本学の特徴ですね。
べべ
色々なことを学べると将来の選択肢も広がりますね。
西嶋さん
時間をかけて自分のやりたいことを見つけることもできますし、希望すれば留学も可能です。外国人留学生も多いので、常日頃から国際的な感覚を養うこともできますよ。
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西嶋さん
次は3DCGアニメーションや、ショートフィルムといった映像作品を見に行きましょう。
べべ
最近の僕にとって、最も気になる分野です!

「PURIN」 野口すな保

抽象画+映像の不思議な世界観がコンセプトの手描きアニメーション作品。テーマは全てのアート・カルチャーの『誕生→増殖→飽和→消滅→誕生』の無限ループ。ひとつのブームや文化が終わってしまっても、芸術は形を変えて栄え続けて欲しいという願いが込められています。

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どのシーンで一時的停止しても、一枚の絵として楽しめる映像芸術を目指したそうです。動画を作り始めたばかりの僕はどうやってこのアニメーションを作ったのか、とても気になりました。

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レポートを忘れ、ついつい見入ってしまいました。
べべ
こんな本格的なアニメを……すごくレベルが高いですね。作者の野口さんにどうやって作ったのか聞いてみたいな。
西嶋さん
野口さんが所属する杉山ゼミは、学長である「杉山知之」が主催するゼミです。杉山をはじめ、教壇に立つ教員は現役で活躍している各分野のプロフェッショナルばかりでして、彼等から直接高度なスキルを学べるようになっています。
べべ
現役のプロから学べるなんてすごいですね! 最近、僕も動画撮影や編集をしているんですが、毎日AdobeのPremiere Proと格闘しています。
西嶋さん
デジタルハリウッドにはオンラインスクールや、社会人向けのスケジュールで学べる STUDIO もありますから、働きながらスキルを身につけることも可能ですよ。忙しい社会人の方にも、多く受講いただいています。
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西嶋さん
こちらのブースではさまざまな論文を紹介したり、学生が実際にプレゼンテーションを行ったりしています。
べべ
普段論文を読む機会なんてなかなかないし、プレゼンテーションを生で聞けるのは興味深いですね。
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べべーが見つけたおすすめ作品

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卒業制作展の数多くの作品の中でも、僕が個人的にめっちゃ気になった作品をご紹介します。

「SEEMO~イチャイチャを追求した動画プラットフォーム~」 佐藤匠海

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遠く離れた恋人同士が“疑似イチャイチャ”を楽しめるスマートフォンアプリ。旅で地元を離れることが多かった僕は、このコンセプトがなんだか無性に気になりました。

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離れた2つの端末が同じ動画を共有。主導権を握っている方がスマートフォンを動かすと相手の画面も動くという仕組みです。

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ただただ、男同士でイチャイチャ。でもなんだか息を合わせるのがすごく楽しい。イチャイチャする相手が女の子だったら最高でした。

「私の部屋(昔大好きだったあなたへ)」 前岡ななつ

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悲しみに暮れる女の子の暮らしぶりをそのまま展示したアート作品。こんなのもアリなんですね!

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まもなく訪れる卒業の寂しさから、「人に忘れられることの辛さ」をコンセプトにしているそうです。

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ななつさんが扮する仮面の女子は「昔あなたが好きだった子」だといいます。制作者も作品の一部という発想に惹かれました。

「白兎の湯」 岡本華歩/洪城卓馬/福島琢人/脇本濯

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アナログと最新技術の融合で視覚、聴覚、嗅覚、触覚を刺激して疑似体験ができるというところが気になった足湯VR。

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最近仕事が忙しかったので、癒やしが欲しいと思っていました。まずは謎の白いマスクを付け……

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ヘッドマウントを装着して、いざ入浴!

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温かさ、香り、湿気、音響まで忠実に足湯環境を再現。VR以外は超アナログな作りというギャップもまたいいですね。実際のVR映像がお見せできないのが残念です。

今年度の卒業生にインタビューしてみた

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同世代クリエイターの最新のテクノロジーを活用した作品から、尖ったアイデアの作品まで、さまざまなクリエイティブに触れられた卒業制作展。その作品を作り出したのはどんな人たちなのか気になったので、今年度の卒業生をインタビューさせてもらいました。
奥村さん
奥村良磨
匠ゼミ所属。
卒業制作:論文「マストドンにおけるインスタンスごとの現状に関する研究~授業型ソーシャルラーニング活用についての考察~」
斎藤さん
齋藤光一
匠ゼミ所属。
卒業制作:論文「大学生のキャリア発達に関する方法・仕組みの企画 −大学生のキャリア発達を促すツールの考案−」
野口さん
野口すな保
杉山ゼミ所属。
卒業制作:2Dアニメーション「PURIN」。全てのアート・カルチャーの『誕生→増殖→飽和→消滅→誕生』の無限ループがテーマ。
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べべ
まずは、この大学に入学した理由を教えてください。
野口さん
私は高校を卒業するまでアナログで絵を描いていて、いつか自分で描いたキャラクターをデジタルで動かせたら面白いなと思っていました。だから、デジタルコンテンツを4年間集中的に学習できるデジタルハリウッド大学を選びました。
べべ
野口さんの作品、先ほど鑑賞させていただきました! 面白いアニメーションでした。
野口さん
ありがとうございます! 入学当初はとにかくデジタル機器が苦手だったのですが、4年間でAfter EffectsやPremiere Proも使えるようになり、今では手描きとデジタルどちらも変わらない感覚で、自分のやりたいことを表現できるようになりました。
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べべ
4年間でここまで成長できるんですね。ほかのお二人は、この大学で何を学んだんですか?
奥村さん
僕が学んだのは「認知マーケティング」です。卒業制作では匠ゼミのゼミ長として、マストドンというSNSを大学のソーシャルラーニングにどう活かせるのか、どのような学習効果を得られるのか研究し、論文を発表しました。
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べべ
論文というかたちで発表することもあるんですね。
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斎藤さん
僕も卒業制作で論文を書きました。1年では主にプログラミングを学びましたが、途中で向いていないことに気づき、挫折してしまいまして……。
べべ
どうやってその挫折を乗り越えたんですか?
斎藤さん
在学中に別の分野を学ぶこともできるのがきっかけでした。プログラミングは挫折したんですが、映像、Web、デザインを一通り学びました。その経験を生かし、自分のような挫折を経験した学生がどうしたら将来や就職活動に対して意欲的になれるのかをテーマに、卒業論文を書きました。
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べべ
学べることの選択肢が多いのも魅力的ですね。みなさんの夢や今後の展望を教えてください。
野口さん
卒業後はフリーランスでデザインの仕事をしながら、イラストなどの創作活動も続けていきたいです!
奥村さん
これからの教育のあり方を考えていきたいです。教育ってなかなか変化の少ない分野で、これだけITが普及してもいまだに生徒30人が1人の先生の授業を受けているというスタイルは変わりません。ITを活用して教育をどう変化させられるのか、取り組んでいきたいですね。
斎藤さん
僕はこの大学で学んださまざまなことを活かして、いつか自分の集大成的な作品を作ってみたいです!
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べべ
最後に、デジタルハリウッド大学はどんな人にオススメだと思いますか?
野口さん
私もそうですが、卒業してからフリーランスで活動したり、起業する人がすごく多いんです。自分をステップアップさせられる場所だと感じているので、やる気があって、強い志を持っている人には居心地がいいと思います。
奥村さん
周りの空気に流されない人ですね。どんなに個性が強くても決して浮かないのがデジタルハリウッド大学の良さだと思います。自分が「これだ!」と思えるものに出会えたら、すごく成長できる大学ですよ。
斎藤さん
業界の第一線で活躍する人たちとのつながりもできやすいので、本気でクリエイターを目指したい人はぜひ!

おわりに

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さまざまなデザインや最先端技術、アナログからデジタルまで魅力的な作品ばかりで、あっという間に1日が過ぎてしまいました。

今回の卒業制作展を通じて、同年代のクリエイターたちから湧き上がる純度100%の創作意欲に、強い刺激を受けました。この経験は、僕にとって大きな糧となりそうです。

というか、純粋にめちゃくちゃ自由でクリエイティブ。

入学から卒業まで、4年間にわたって最新のデジタルコンテンツが学べるデジタルハリウッド大学。優秀な教員陣による授業はもちろん、業界とのつながりも得られるなど、クリエイティブなことを学ぶにはとてもいい環境が整っています。多様性を受け入れる校風と様々な分野に渡るゼミがあり、クリエイティブなことをまっすぐに学ぶことができる大学でした。

どんなクリエイターや作品が生み出されるのか来年の卒業制作展も楽しみです。

「デジタルハリウッド大学」はこちら!

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