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高梨沙羅が羽生結弦より「持ってる」と思わせた出来事

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画/彩賀ゆう(C)まいじつ

五輪のフィギュアスケート男子シングルで2連覇を果たした羽生結弦をはじめ、日本のメダリストたちが帰国し、平昌冬季五輪中の舞台裏が明かされ始めた。

「スケート競技の選手と、スキーやスノーボードの選手は、正反対の感想を述べていました。高梨沙羅は『食事もおいしかった』と、現地スタッフの気配りなどを話していましたが、スケート競技の選手に選手村のことを聞くと、一様に口が重かったのです」(体協詰め記者)

日本の選手団は同じ宿舎に泊まっていたわけではない。 なかでもフィギュアスケートの選手たちは、かなり嫌な思いを強いられたようだ。

フィギュアスケートは開会式前から団体戦がおこなわれ、個人戦は閉会式当日まで行われたため、長期間にわたって滞在することになった。そのため、ほぼ連日、主催側に施設に関する苦情を訴えていたそうだ。

相次ぐトイレ故障と渋滞移動


「トイレの故障が頻繁に続き、選手たちは不自由していました。開催前、平昌五輪は予算不足などがあったため、急ピッチでの施設建築がおこなわれました。日本の各競技連盟は帰国後、あらためて施設不備を聞かされた次第ですが、上(IOC)に報告しなければならないとこぼしていました」(同・記者)

しかも、競技会場への移動も連日、渋滞にはまり、予定時間までに到着できなかったことが多々あったそうだ。そのため、スキー競技などの選手から「快適だった」と聞かされるたびに、スケート競技の選手たちは憤りを感じていたという。

「運がなかったとしか言いようがないでしょう…。きちんと建設された宿舎に、たまたまスキー組が振り分けられ、そうでない方にスケート組が当たってしまったということです」(関係者)

現地入りした取材記者たちも、運の良し悪しがあったようだ。タクシー移動の際、英語か日本語のいずれかが話せるドライバーに当たった記者は大丈夫だったが、そうでない車両に乗った場合、目的地にもいけなかったという話もある。

こうした現場の声を聞かされると、高梨はメダルの色ではかなわなかったが、羽生以上に“持っていた”のかもしれない。


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