広瀬すず『anone』先の読めない展開が気になるも第8話は5.4%に低迷


 広瀬すず(19)が主演を務める連続ドラマ『anone』(日本テレビ系)の第8話が3月7日に放送され、平均視聴率は前回の4.9%から0.5ポイント微増の5.4%(ビデオリサーチ調べ)だったことが分かった。話のテーマが重いだけではなく、分かりにくいストーリーのため離脱した人が多いドラマであるが、先が読めないからこそ続きが気になるというものだ。

第8話では、ついに偽札の土台が完成し、実際にATMで使えるかを検証することに。ただ、ほとんどのATMを通過できなかったばかりか、銀行のATMでは使用が中止され1枚を回収することができなかった。さらに、林田亜乃音(田中裕子)の家に、辻沢ハリカ(広瀬すず) 、青羽るい子(小林聡美)、持本舵(阿部サダヲ) の3人が居候することになってから、亜乃音の様子が変わったと感じていた花房万平(火野正平)。

その違和感の正体を突き止めようと亜乃音を尾行したのだが、そこに中世古理市(瑛太)があらわれ、さらに違和感は大きくなっていく。そして、亜乃音を自宅に送っていった際に、印刷機が動く音を聞いて中に入ったところ、“偽札”を見つけ、亜乃音たちが隠れてやっていたことの正体を突き止めたのだった。そして、弁護士の万平が偽札づくりを見逃すわけがなく、亜乃音に「自首しましょう」と訴える。すると、あろうことか中世古は万平の首を絞めあげ、そこでエンディングを迎えたのだった。

中世古が登場すると、いつも重たい空気のまま話が展開していくのだが、今回はついに殺人未遂という衝撃の展開。また、予告では亜乃音が逮捕されるようなシーンもあり、ますますこのドラマの終着点がどうなるのか予想ができない。

さらに今回は、ハリカと神野彦星(清水尋也)が初めて電話で会話をすることになり、お互いの気持ちがやっと通じ合ったのだが、今後の2人の関係がどう進展していくのかも気になるところ。とはいえ、ひとつどうしても気になってしまうのが、なぜ彦星は幼少期にハリカもいた「更生施設にいたのだろうか?」という点だ。ハリカが思い出した記憶によると、その厚生施設では虐待まがいの行為が日常茶飯事に行われており、病気で苦しんでいた子どもは助けてもらえずにそのまま亡くなってしまうような場所だ。

親に見捨てられたハリカならともかく、彦星の親は今でも病院に見舞いに訪れ、それほど悪い関係にはみえない。彦星が苦しんでいる時に、「1年前から予約していたから」とディナーに出かけてしまう薄情な親ではあるが、ほかの登場人物が家族や社会から“捨てられた”という背景をもっているのに対し、彦星だけがその設定を守り切れていないところが腑に落ちない。そもそも、彦星があの厚生施設にいなければ、今のハリカとの関係性は描けなかったのだから、相当重要な出会いであるはずなのだが、どうしてもとってつけた設定のように思えてしまうのだ。

次回、最終回を目前にして大きくストーリーが展開されていきそうだが、果たしてみんなはどうなってしまうのか。「前みたいに戻れるかなってちょっと思ってた」と本音がやっとみえた青島玲(江口のりこ)と亜乃音の今後の関係も気になるところ。自分の都合よく解釈し、「お母さんなら受け入れてくれると思っていた。応援してくれると思っていた」という玲の発言が一部では「甘えすぎ!」と反感をかっていたが、心のどこかで「自分が冷たくしても、お母さんは自分を見捨てたりはしない」と思っていたのだろう。そして今度はまた「お母さんに見捨てられた」と勘違いしてしまったようだ。このこじれた関係性を最終的にどうもっていくのかも見どころだのひとつ。

亜乃音とハリカ、ハリカと彦星、るい子と舵、亜乃音と万平…というように、それぞれの関係性にもドラマがうまれそうな予感。最後は、みんなが笑顔で終われるような展開になると嬉しいが、果たしてどうなるのだろうか。

文・吉本あや

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