中国で”ニセ秋田犬”の被害続出…秋田犬保存会「偽造血統書も出回っている」


 8日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、中国で“ニセ秋田犬”が横行し、偽物の被害が続出していることが明らかになった。

番組では、いま中国で、雑種の犬を「秋田犬」としてペットショップ等で売られていることを特集。本物の血統書と区別がつかないほど精巧に作られた“偽造血統書”も同時に出回って問題になっているという。

平昌オリンピック・フィギュアスケート女子で、金メダルを獲得したロシアのアリーナ・ザギトワ選手がおねだりして、一気に注目を集めている秋田犬。その“ザギトワ効果”で、発祥の地である秋田県大館市には、グッズの購入や、実際に飼ってみたいという問い合わせが市の観光協会に殺到しているそうだ。

しかし、その一方で中国でも、秋田犬の人気は高まっており、現地の悪徳業者による偽物販売が相次ぎ、困った状況にあるのだという。

実際、被害にあった中国人男性によると、ペットショップのサイトで見た生後二ヶ月半の秋田犬を約27万円で注文。だが、届けられた犬を見ると、「想像していた犬より、かなり小さかった。獣医に確認したところ、生後二ヶ月半の秋田犬は6キロくらいあるはずなのに、痩せていて2キロしかない」と証言した。

番組が、「社団法人 秋田犬保存会」の会員に、その中国人男性が購入した犬の画像を見てもらい確認したところ、「(この犬は秋田犬ではなく)雑種ですね。こんな偽物をつかまされたらたまったものじゃない」と嘆いた。

また、秋田犬保存会の別の会員によると、「3年前から中国で偽の血統書が出ている」と、巧妙に作られた偽造血統書まで出回って困惑しているという。そして、現在では、秋田犬の血統証に、お札のような“透かし”を入れて偽造対策をしていることも明らかにした。

こうした背景には、日本では秋田犬が、10数万円~数10万円なのに対し、中国では血統が良ければ1000万円を超える値段が付く犬もいるのだとか。その高額ゆえ、中国国内で秋田犬を持つことは“富裕層の証し”としてステータスになっているのが、悪徳業者の偽物販売につながっているそうだ。

番組コメンテーターの女優・高木美保は、「(中国で、ここまで秋田犬にヒートアップしていると)反動で偽物だと分かったら、処分されるんじゃないか逆に不安……」と雑種の犬が“ニセ秋田犬”として売られていることを危惧し、MCの羽鳥慎一も、「高木さんが言ったみたいに(偽物と分かって)違うんじゃないかということになったら、本当にかわいそうなことになりますよね」と疑問を呈した。

なお、ロシアのザギトワ選手には、先日、外務省を通じ、本人に飼育の意思もあることが分かったため、秋田犬保存会から正真正銘の本物が贈呈されるとのこと。

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