父と息子、9人きょうだいの孤児を一度に養子に迎える(米)<動画あり>

別の家庭に引き取られ離れ離れで暮らす予定だった9人きょうだい。彼らを米フロリダ州の父と息子の二家族が一緒になって養子に迎えた。きっかけはFacebookのある投稿だったという。『Inside Edition』『Storytrender』『NBC4 WCMH』などが伝えている。

フロリダ州タンパから心温まるニュースが届いた。働きながら大学に通うジェイコブ・スミスさんはある日、Facebookで「生後数か月の幼児から14歳までの子供“8人”を受け入れてくれる家族を探している」という投稿を目にした。

ジェイコブさんと妻ペギーさん(28歳)には子供がおらず、この投稿を見た時にジェイコブさんは「経済的に余裕があるなら、この子たちを養子として迎えたい」と強く感じた。そしてその旨を妻だけでなく母親のローリンさんにも伝えた。ジェイコブさんの母ローリンさんと父サッドさんは、里親として何年も孤児たちの面倒を見てきた経験があったからだ。

ジェイコブさんが投稿を見つけた時と同じくしてこの件を知ったサッドさんは、この8人の子を養子として引き取ることをローリンさんと相談していた。ローリンさんは、同じ子供たちのことを考えているジェイコブさんに「子供たちを引き取りたいという気持ちは本気か」と確かめたうえで、ある提案をした。

それは、ジェイコブさんとペギーさんが下の子3人を引き取り、ローリンさんとサッドさんが8歳~14歳の上の子5人を引き取るというものだった。2家族は互いに数軒離れただけの距離に住んでいたため、子育ての負担を分担しながらも子供たちを一緒に育てていこうという意思をローリンさんは息子に伝えたのだった。

こうして父家族と息子家族が8人の子供を一緒に引き取る準備をしていた時、子供たちの母親が9人目の子を出産したという報告をジェイコブさんは受けた。結果、ジェイコブさんとペギーさんは生まれてまもない男児も養子にすることとなった。一気に大家族となったペギーさんは、このように話している。

「子供がいなかった私たちは、9人の子に囲まれる生活を送るようになりました。最初は8人だと思っていたのですが、後から『赤ちゃんも』となったのです。これからこの子たちを育てていくことはとても大変だというのはわかっています。周りには9人も養子に迎えるなんてクレイジーだという人がいます。ですが、これはチャレンジだとも思いました。私たちには温かい家庭があります。このような形で9人のきょうだいが一緒に成長していくことも悪くはないのではないかと思いました。」

一方でサッドさんは、一気に孫のような存在の子供たちが増えて感極まり涙した。ローリンさんは「最も大切なことは9人のきょうだいが離れ離れにならずに一緒に成長していけることです。私たち夫婦はこれまで15人の子供たちの親でもあり、里親としても100人以上の孤児たちの面倒を見てきました。この子供たちを私たち以外に誰が引き取るの?とも思いました。」

ローリンさんによると9人きょうだいの絆は強く、二家族に引き取られたことをとても喜んでいるという。もうすぐ正式に娘となる10歳の少女からは、「別々になるところだった私たちを救ってくれて、この家に引き取ってくれてありがとう」という感謝のカードを貰ったそうだ。

現在、一家はサイト『Promise Love Foundation』で、子供たち全員が乗れる大型車2台の購入資金のための寄付を呼び掛けている。このニュースを知った人からは、「なんていい一家なんだ」「それにしても子供たちの母親は次から次へと子供を産んで…どうしようもないな」「ジェイコブさん、学生だけどちゃんと子供たちを養っていけるのだろうか」「素晴らしい人たちだ。今後もこの一家に幸ありますように」「大変だろうけど頑張って」といった声があがっている。

画像は『NBC4 WCMH 2018年3月6日付「Father and Son Adopt 9 Children to Keep Group of Siblings Together」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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