「BG」のキーマン・五十嵐幹事長役の堀内正美『“ワル”ではなく、“悪”の魅力を出したい』

残すところあと2話の放送となった、木村拓哉主演ドラマ「BG~身辺警護人~(毎週木曜夜9:00-9:54テレビ朝日系※第8話は夜9:00-10:09、15分拡大)。3月8日(木)に放送される第8話でいよいよ最終章へ突入する。

同ドラマは井上由美子が脚本を手掛け、民間のボディーガードたちの熱き戦いの日々を描く。先日放送された第7話には、山口智子や萩原聖人がゲスト出演し、往年のドラマファンを喜ばせていたが、身辺警護課をまとめ、指揮をとっていた課長・村田(上川隆也)が章(木村)の目の前で銃弾に倒れ、救急車で搬送されるという衝撃のラストシーンも大きな話題となっている。

そんな事件のきっかけとなり、今後物語の鍵を握る民事党幹事長・五十嵐映一を演じる堀内正美。一筋縄ではいかない、政治家・五十嵐を演じる堀内から今後の展開についてや、木村とのエピソードなどを聞いた。

■ 「手段を選ばない人間が勝つ」を体現

――演じている、五十嵐幹事長はどんな人物だと受け止めていますか?

一言で言うと、狡猾な男。8話のせりふにも、「手段を選ばない人間が勝つ」とあるんですが、まさしくそれを体現してる男なんです。狡猾さを出すために、声や目つき、手つきや食べるときの口元のいやらしさ、髪を手でしゅっと撫でてみたり。狡猾さが出ているかどうかは別ですが、仕草からも伝わるように気を配っています。

――狡猾な男という五十嵐ですが、どんな部分を大事に演じていますか?

“ワル”ではなくて、“悪(あく)”の魅力を出したいですね、ちょっと危ない人物というか。こういう政治家がいるから、日本の政治が腐敗していくんだろうなっていうふうな人物に見えたらいいな、と思っています。

――石田ゆり子さんとの共演シーンが多いかと思いますが、印象はいかがですか?

初めてご一緒するんですが、天然ですね。「私は天然じゃありません! 堀内さん失礼です!」って言われてしまったんだけど、この前「私、なわとび始めたんです!」って話をしてくれたんです。1日に100回を目標にしているそうなんですが、よくよく話を聞いてみたら、前日から始めて100回は跳べてはいなかったとか。それを「やってます!」って話してくれたのがおもしろくて、本当に魅力的な人ですよね。みんなで話していた時にも、水泳の話になったら「これはこうです!」ってフォームを見せてくれて、水泳をやっていた彼女だから、キレがすごかったです。石田さんは「さすが! すごい!」って思う部分と、天然な部分のギャップがとてもよくて、本当にかわいらしい方ですよね。

■ 全てを投げうって役に打ち込む姿というのは見習うべきものがある

――「週刊ザテレビジョン」にて身辺警護課メンバーに取材をさせていただいた際に、上川さんがキーパーソンに五十嵐幹事長を挙げていました。堀内さんはキーパーソンはどなただと思いますか?

僕は上川くんが演じている村田だと思います。村田はいつも正義を語っていて、それに共感して章を演じる木村くんも「この人となら!」とついていく。そういう意味で、この作品の理念を語っているのは、上川くんだと思っています。

――身辺警護課のメンバーたちは村田を中心にまとまっていますよね。

その象徴的なせりふが「誤差なし」、これに詰まっていると思う。少々の誤差なんて、日常ではあってもいいことだと思うんだけど、それをきちっと“誤差なし”、何分何秒までにこだわる男。まさにそれは村田が警視庁を辞めた理由もそういうことだし、非常に潔い人物だと思います。

――あらためて、主演を務めている木村拓哉さんの印象を教えてください。

全てを投げうって役に打ち込む姿というのは見習うべきものがある、と共演するたびに感じます。自分を追い込んでいるということではなく、木村くんはごく自然のことなのかもしれない。例えば、この前も夜間のロケで、ダウンを着ずにはいられないくらい寒かったのに、「大丈夫です!大丈夫です!」って、着ていなかった。実際のボディーガードが警護するときも上着は着ないですし、自分をそういう環境にさらしていく。役の中でのことも、日常の中から実践していて、そういうところはすごいと思います。

■ 息子が一瞬笑ったところを見逃さないシーンがかわいかった

――木村さんが演じている島崎章については、どんな印象ですか?

仕事と家庭の狭間で葛藤する男の代表。30代~40代という年代は、組織の中である程度責任を取らなきゃいけないポジションになりますよね。そうなると、仕事の比重がどんどん増えて家庭を顧みることも難しくなってくる。そういう葛藤がありながらも家族を養いたい、自分の仕事としても貫徹したい、そういう30代、40代って、すごく多いと思うんです。それを象徴している役ですね。

――父としても、思春期のひとり息子と意思疎通を図ろうと、リアルなシーンもあります。

無器用なお父さんが子供との付き合い方の参考になるといいな、と思います。第6話で息子が一瞬笑ったところを見逃さないシーン、「いま笑ったよな?」っていう感覚が父と息子の関係性だと思うんです。男同士って鎧を着ていたいものだけど、ふっと見えちゃったあの瞬間がかわいかったです。

――最後に、見どころと読者へメッセージをお願いします。

五十嵐幹事長的には、起こってしまった出来事がなんとか秘密裏に通り過ぎてくれることを切に願っています(笑)。布団をかぶって、それを表現したようなシーンも出てきます、とても分かりやすく(笑)。まさに、「正義と悪の対決」へと向かっていくと思いますので、とにかく、「乞うご期待!」です! ぜひ、最終回まで楽しんでご覧ください。

■ 第8話あらすじ(3月8日[木]放送)

厚生労働大臣の愛子(石田ゆり子)と民事党幹事長・五十嵐(堀内正美)の会食の場で起きた発砲事件により、撃たれた村田(上川隆也)。五十嵐が犯人を挑発したことにより起きた事件ではあるが…世論は、「出しゃばった民間のボディーガードが無謀な行動をして撃たれた」と否定的な目を向け、現場にいた愛子や五十嵐、そして警視庁のSPたちも、みずからの保身のために真実を語ろうとはしなかった。

なんとか村田の汚名をそそぎ、民間ボディーガードとしての名誉も回復したい章(木村拓哉)たち身辺警護課のメンバー。しかし、警察ですら真実を明かしてくれない現状に為す術もない。

これまで通りの業務を続けようとする章に対し、高梨(斎藤工)は「泣き寝入りするのか」と、反発する。さらに、沢口(間宮祥太朗)までもが「ボディーガードを辞めさせて欲しい」と言い出してしまい…?

そんな中、SPの落合(江口洋介)をともない、愛子が章を訪ねて日ノ出警備保障にやってきて…!?(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/139752/

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