“芸人コメンテーター”の申し子・カンニング竹山が「ほとんどのテレビ番組はワイドショーになる」と断言!

日刊サイゾー


 ひと口に「バラエティ」と言っても幅広い。現在、純粋な“お笑い番組”は減少の一途を辿っているものの、芸人は重宝され続けている。「バラエティ」というカテゴリーにトーク番組や情報番組が含まれることは多く、機転の効くお笑い芸人は戦力になり得るのだ。

■槍玉に挙げられた存在が“バラエティタレント”になるまでの流れ



2月24日に放送された『俺の持論』(テレビ朝日系)に、カンニング竹山が出演。彼はここで、驚くべき持論を展開した。

「ほとんどのテレビ番組がワイドショーになる」

現在、週に3本のワイドショーに出演する竹山だからこそ気付いた点があるのだろう。ずいぶんと振り切った主張だ。しかし、そんなことって本当にあり得るのだろうか?

竹山は、ワイドショーが持つ“強み”を一つひとつ挙げていった。一つ目は「ぶっ飛んだキャスティングが可能」。

アパ不倫でブレーク(?)した袴田吉彦や上西小百合、堀江貴文や亀田三兄弟らが渦中にいた時、バラエティ番組がオファーを試みても、なかなか出演には至らなかった。しかし、ワイドショーならばOKが出やすい。世間を騒がせた亀田史郎が『スーパーモーニング』(テレビ朝日系)へ出演し、やくみつると口ゲンカしたインパクトは大きかった。

キャスティング力の序列について、竹山は「1位:報道、2位:ワイドショー、3位:バラエティ」とランク付けしている。報道番組に出演する首相やノーベル賞受賞者はイメージしやすいが、バラエティに出ることは、なかなかレアだ。

さあ、ここで注目したいのがワイドショーの存在。「ワイドショーは報道の仮面をかぶったバラエティ」と、竹山は断言する。ニュースを扱うが報道ではないし、芸人が出演することだってある。

「あるところには『報道ですよ、ニュースですよ』という顔をするが、バラエティの方が良かったら『バラエティですよ~』って」(竹山)

竹山はキャスティング力で、バラエティよりもワイドショーが優位と断言する。ワイドショーの方が、より旬に近いタイミングでキャスティングできるというわけだ。

竹山は、話題の人物が世間に馴染むまでの流れをフローチャートにして解説した。

(1)タレントではない誰かが問題を起こす。

(2)ワイドショーに出演して散々叩かれる。
「そのうち、我々はその人に慣れてくるんです」(竹山)

(3)ほとぼりが冷めた頃、バラエティに出る。
「いつの間にかその人は、しれ~っとクイズ番組のパネラーか何かになってます。それでMCとかが『あの不倫どうなったの?』『やめろよ、不倫とかって!』って。下手したら、不倫した人がラーメン屋のロケに行ったりして」(竹山)

(4)世間が許せばバラエティタレントが誕生。

見事だ。亀田興毅も新垣隆も上西小百合も、全て上記の流れに当てはまっている。

「いつの間にか、芸人が新垣さんの頭ひっぱたくみたいな」(竹山)

要するに、ワイドショーで叩かれている人は、後にバラエティタレントになる可能性が非常に高い。そんな予測が立つ。

■「バラエティはフィクションでワイドショーはリアル」、それって本当か?



もう一つ、竹山はワイドショーの持つ優位性を挙げた。

「報道とかワイドショーはノンフィクションでリアルだなってイメージをみんな持ってると思うんですよ。でも、バラエティは作りもの。『フィクションでしょ?』って」(竹山)

例 えば、バラエティで出演者同士がケンカしても「ヤラセでしょ?」と思われがち。しかし、ワイドショーならばドキドキする。その理由を、竹山は以下のように説明した。

「生放送だからです。同じ時間を共有してるんです。ケンカしたらそこで行われてることになるわけです、だから、ドキドキするんです」(竹山)

■全てはワイドショー化する。その申し子はカンニング竹山



竹山が主張する“ワイドショーの強み”として、最も強力なのはこれだろう。「扱えるネタが豊富」。

「今、僕がここで覚せい剤とか薬物問題について話し出したら嫌でしょ? でも、ワイドショーはできます。政治もできますよね。安倍首相がどうのって言っときながら芸能人の不倫もやったりするんですよ」(竹山)

ワイドショーは報道ではない。それでいて、笑いを取りに行ってるわけでもない。カメレオンのように、その時々でどちらかへ寄る。

「ワイドショーなんて、あんなのバラエティなんです。ちょっと曖昧なバラエティにコメンテーターとして芸人が出てるだけ」(竹山)

そして、冒頭の持論につながる。「ほとんどのテレビ番組がワイドショーになる」だ。

「ワイドショーというテイだけど、1コーナーでは熱湯風呂をやる。別のコーナーでは芸人3人が海外に旅に行き、過酷な目に遭ってるとか。組み合わせでそういう手がいっぱいできるかもしれない」(竹山)

確かに、現在のテレビ界を見渡すと、うなずける推測だ。昨今、芸人に求められるのは“面白さ”のみではない。芸人がワイドショーで重宝される現状が、それを証明している。

世のトピックに対峙するスタンス、コメント、感情などが重視されるワイドショー。それらは、ネット上で執拗に観察される。ここで強度を持つには、持論を淀みなく解説するトーク力と揺るぎなさが重要となる。

竹山は、全て併せ持っている。ワイドショーで引っ張りだこなのも当然だ。良くも悪くも、現在のテレビ界をいろいろな意味で体現するのがカンニング竹山。そんな気がしてならない。
(文=寺西ジャジューカ)

当記事は日刊サイゾーの提供記事です。

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