【医師に聞く】足が臭い!足の臭いの原因と防ぐための上手な対策

美beaute

2018/3/2 10:00


正しい足ケアで夏までに足元美人! 脇田加恵先生

の蒸れと足の臭いの原因



【医師に聞く】足が臭い!足の臭いの原因と防ぐための上手な対策

足の蒸れや臭いのトラブルは男性というイメージがありますが、ブーツや暖房の効いたオフィスなどの影響で、女性たちにとっても、気になるトラブルの1つになっていると思います。
冬に起こりがちな「足の蒸れ」や「足の臭い」トラブルについて、「足が蒸れやすくなる原因」や「蒸れると臭ってしまう理由」などについて、教えていただけますか。

「足が蒸れて高温多湿になると皮膚環境が変わり、臭いの成分が増えると考えられます。パンプスよりも、冬に履くブーツにおいて、特に菌数が増えるともいえませんが、ブーツでは高温多湿になるといわれていますので(※1)、より臭いが出やすくなる可能性があります。

足の臭いの原因成分は主に『イソ吉草酸(きっそうさん)』や『イソ吉草酸(きっそうさん)アルデヒド』といわれています(※2)。いわゆる『むせるような甘酸っぱい焦げた臭い』がします。これは、皮脂や角質中の『ロイシン』というアミノ酸が、皮膚の常在菌によって分解されて産生される成分です」(脇田先生)

長い時間仕事をしていると、どうしても足が蒸れてしまうことも多いのですが、足の蒸れや臭いの原因菌などを放置したままでいると、何か心配なことはありますか。

「一番問題になるのは菌の繁殖で、中でも最も多いのは水虫です。水虫は真菌というカビの感染ですので、湿気を好んで繁殖しやすくなります。以前は夏場に多かったのですが、最近はブーツを履くなどの靴環境も影響しているからと思いますが、冬場にも多くなりました」(脇田先生)

足の蒸れや足の臭いの上手な解消法と予防法|セルフケア&病院で治療



【医師に聞く】足が臭い!足の臭いの原因と防ぐための上手な対策

足の蒸れや足の臭いを解消、予防するための上手な方法をアドバイスいただけますか。

「靴の中の湿度と温度は、履いて5分後には急激に上昇します。素足の場合と靴下を履いた場合とでは、湿度に差があり、『素足』>『ストッキング着用』>『靴下着用』の順で多く湿潤します(※3)。

したがって素足でなく、靴下など何か一枚履くことが、まずは蒸れの予防になります。また足の発汗の量には個人差があります。もともと足の発汗が多い方は制汗作用のある塗るタイプのケア用品を使用するのがお勧めです」(脇田先生)

これからの温かい季節などは、素足の機会も増えますが、その際は、足の蒸れや臭い対策として、予備の靴下や制汗作用のあるケア用品をバックにしのばせておくと安心なのですね。
でも、先生、そういったセルフケアをしても、「足の臭いが消えない」「足の臭いがひどい」というような場合、病院に相談すれば、治療やお薬などを処方していただけますか。

「そういった場合は、皮膚科で治療を受けることができます。足の臭いが強い場合には発汗を抑え、菌を減らす治療がお勧めです。また、保険治療ではありませんが、医療用の制汗剤や消臭効果のある塗薬もあるので、気になる症状がある場合は、皮膚科に相談すると良いでしょう」(脇田先生)

仕事中や外出先で、足が蒸れてしまうことはあっても、「むせるような甘酸っぱい焦げた臭い」や「水虫」の症状が出てしまうのは、やはり、嫌ですよね…。靴下や制汗剤などによるセルフケアを取りながら、時には、病院での治療も視野に、上手に乗り越えましょう!

<出典>
※1 川角浩 他『婦人用ブーツの細菌学的検討』日本未病システム学会雑誌 6(2)25-28,2000
※2 植村清美 他『新規足臭成分の探索』日本味と匂学学誌 vol.22 no3 433-436 2015
※3 白井喜代子 他『妊娠期の足部の衛生保持を目的に蒸れに着目した靴内環境』岡山県母性衛生(23)41-42,2007

■監修
脇田 加恵 先生
スキン・ソリューション・クリニック 院長/皮膚科専門医 ドクタープロフィール

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