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「25周年Jリーグ」本田・香川・岡崎待望論が出てくる状況はかなり厳しい。救世主は…

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いよいよ開幕した、Jリーグ2018。その見どころについて、FM93・AM1242ニッポン放送サッカーパーソナリティ煙山光紀アナウンサーと洗川雄司アナウンサーの二人に語ってもらうエキレビ恒例座談会。後編はW杯イヤーの今年だからこその注目点、気になる選手について語ってもらう。
前編はこちら


Jリーグを見る層と見ない層との乖離
煙山:今年はやっぱりW杯イヤーなので、中断する15節までの前半戦をどう戦うか、中断期間中にどう調整しなおすか、というのが見どころのひとつ。一方で、選手個々としては、W杯に向けてガンガンアピールするJリーガーの熱みたいなものを見せてほしいシーズンです

洗川:特に、昨年末のE-1選手権で韓国にあんな負け方(1対4の惨敗)をして、ハリルジャパンの中で国内組は果たしてどうなんだ!? という状況でJリーグが始まります。もう、本当に力を入れてやらないと、ハリルの中での序列も変わらないんじゃないかと思います。

煙山:僕が期待しているセレッソの杉本健勇にしろ、いま名前が出てない選手にしろ、前半戦はそういうガツガツ感をすごく出してほしい。そしてW杯明けの後半戦は、日本がW杯でどんな結果だったのかによって影響を受ける部分があると思います。活躍した選手が海外移籍をするかもしれないし、反対に、W杯で名を売ってJリーグにやって来る海外の選手もいるかもしれない。だから、前半戦の楽しみ方と後半戦の楽しみ方とが違うことが考えられます。理想は、W杯で活躍して、その選手がJリーグに残って盛り上げてくれることなんですけどね。

───W杯で勝って、その盛り上がりをJリーグにも還元して欲しいですよね。

煙山:Jリーグは去年から視聴方法がDAZN独占になった。その恩恵ももちろん大きいんですけど、結局、地上波テレビで見られなくなってしまった分、より一般のライト層からJリーグが遠ざかってしまった。ネット利用者や若者はなんの違和感もなく受け入れていると思いますけど、それ以外の人にすれば、「全然見なくなったけど、サッカーってどうなったの? え、やってたの!?」という世界になってしまっていますから。

洗川:僕なんてかなりの地方出身者だから、余計にそう感じます。この前も帰省して思ったんですけど、やっぱりテレビ文化なんですよ。まだまだ大きいテレビがドンとお茶の間に置いてあって、情報はもっぱらテレビから。スマートフォンもやっと最近手にしました、という状況。東京にずっといると東京の視点で考えがちなんですけど、東京や大都市圏と地方の差って、実は思っている以上にあるんですよね。

煙山:やっぱり地上波TVの力ってまだまだすごくて、そこをひっくり返そうと思ったら相当頑張らないと。オリンピックでも改めてそのことを感じますよね。あれがネット中継だけだったとしたら、ここまでの盛り上がりにはなってないですよ。だからサッカー界もW杯を起爆剤にして、じゃあちょっとネットでも見てみようかという層が増えないことには……。その位、現状ではJリーグを見る層と見ない層との間に乖離ができてしまっている。そこはちょっと心配ですけどね。

見つからなかった代表新戦力。救世主は久保建英
───先ほど杉本健勇の名前が出ましたが、W杯に向けて、他にもっと頑張ってくれよ、という選手というと?

洗川:柏レイソルの伊東純也もそうですよね。まあ、サイドの選手はすでにたくさんいるんですけども。

煙山:そうなんだよなぁ。岡崎慎司ですら当落選上、という話になってるわけだから。

洗川:でもこの2年間ほどで確実に世代交代をしてきたな、というのは感じます。だって、香川真司が呼ばれなくなったわけですから。ただまあ、香川を凌駕する実力の選手が出てきたわけではない、というのが問題。あとは、ディフェンダーですね。こちらは一向に出てこない。

煙山:世代交代はしたのかもしれないけども、結果として小粒になっちゃったみたいな。

洗川:代表レギュラーを勝ち取った、というよりも、ハリルからチャンスを与えてもらっている、という状態の選手が多いですよね。

煙山:2016年の11月にホームで戦ったサウジアラビア戦あたりは、「世代交代した」という感覚があったんですけど、あそこがピークだったなぁ。


───本田圭祐、香川真司、岡崎慎司のビッグ3が揃って控えにまわった試合ですね。

煙山:そうそう。大迫勇也がトップで、サイドアタッカーには久保裕也と原口元気。清武がトップ下という布陣で臨んだ試合です。あのとき、サウジはスゴくいいチームだったんですけども原口と清武がゴールを決めて勝って、これは新しい段階に行くぞ! と思ったら、それぞれ所属チームで伸び悩んでスタメンを外されたり、清武は日本に帰ってきたりで、みんなそこから頭打ちみたいに止まっちゃって。

洗川:キャプテンの長谷部誠も右ひざの状態がなかなか戻らないし。

煙山:だからといって、本田・香川・岡崎待望論が出てくる状況というのは、僕はもうかなり厳しいと思っています。いや、もちろんいい選手なんですけども、彼らに頼らなきゃいけない、というのはちょっとどうなのか?

洗川:ある意味、サブの最後に入るくらいの感じの状態にならないと、本大会を戦う日本代表としては厳しい状況だと思います。

煙山:個人的には、岡崎の泥臭さは今の代表には欲しいと思うんです。でも、点の取り方がそれだけじゃ、やっぱり決定力不足、という話になってしまう。だから、杉本健勇の名前を何度も出しているんです。いや、杉本でなくとも、点を取ってくれるのならば、ベテランでも若手でもいいんですけど。

洗川:Jリーグ得点王の小林悠も代表に入るとサイドの働きになっちゃいますしね。見つけきれなかったなぁ……、というのが正直な感想ですよね。

煙山:世間の評判は散々ですけども、僕としてハリルホジッチは評価してるんです。だって、もう僕たちが思い浮かべるような選手はみんな呼んでるでしょ、と。発掘という意味なら、浦和の長澤和輝なんかを呼んでちゃんと機能してみせたりと、ハリル監督としてはやれることはやっていると思います。ただ、いかんせん下の世代からの突き上げが弱かった。ポゼッションがどうだのカウンターはどうだのという声は聞こえてきますけど、もうそんな時代じゃないですから。それらを使い分けながら戦う時代なので。

洗川:そうなんですよね。いかにバランスよく戦術を使い分けるか。ひとつのコンセプトでやる時代じゃないんですよね。

煙山:そもそも、コロンビアとかポーランド相手にポゼッション多めとか無理。当然、W杯ではカウンター中心になるのはもうしょうがない。もちろん理想は、W杯でも川崎フロンターレのようなサッカーをやってほしいですけど、現実的ではないし、そういうメンバーを揃えているわけではないですから。

洗川:しかも対戦国のコロンビアもセネガルもポーランドも、みんなサイドに世界クラスのいい選手が揃っているチームです。ということは、相当サイドを押し込まれる展開になるんだろうな、というイメージをしてしまいます。

煙山:希望は、ハリル監督が相手を研究して作戦を立てるのが上手い監督であること。その点はブラジルW杯で証明されているので、そこに期待するしかない。ブラジルW杯で、あのえげつないドイツに対して延長まで粘って戦えたのは、ハリルが率いたアルジェリア代表だけでしたから。相手に合わせてカメレオンのように変化して戦うことはできる人のはずです。

洗川:分析っていう部分ではものすごく優れた監督なんでしょうね。

煙山:あとは、今までのW杯で日本が結果を出した大会というのは、コンディション調整がうまくいった大会。だから、勝つための条件は、コンディションをきっちり合わせる。スカウティング完璧にやる。その上で、少ないチャンスで決める。しかないわけです。

洗川:あとは、その貴重な得点を、センターバック吉田麻也様様に守ってもらう。ただ、その吉田のパートナーは誰なんだ、という問題はあるんですが。

煙山:誰かいない? 誰か忘れてない?

洗川:この2年間はそれを探す旅だったはずなんです。でも、期待した鹿島の昌子源もE-1選手権ではアレ?という部分がありましたし、植田直通が伸びるかと思いきやそうでもなく、森重真人はコンディションの問題もあって厳しい。その上で、槙野智章を使ったりもしてますけども。ある意味、ハリルの考えてることもわからなくはないんですよ。結局あの3か国を相手にしようと考えたらもう遮二無二“壁”になってくれる選手を置こうと。その意味で、槙野センターバック、ということなのかと。

煙山:槙野に「何があっても攻めるな」と言い聞かせれば、結構やるような気がします。もうとにかく守れ、守り倒せと言ったら、あの身体能力だから。そう考えると、槙野は確かにすごい鍵を握っているかもしれない。

洗川:うーん……どうしても、悲観的なコメントばかりが並んでしまいますが。

煙山:ひとりだけ、ひょっとするとひょっとするかも知れない……という選手がFC東京の久保建英、16歳です。開幕戦の取材に小平市にあるFC東京のクラブハウスを訪ねたんですが、彼の迫力には感動すら覚えました。囲み取材という複数の記者との短いやり取りにもかかわらず、55歳のおっさんである私に『怖い』と思わせるようなサッカーに対する意識の高さ、さらには『覚悟』を感じました。ハリルJAPANの救世主になるかもしれない、と思わせてくれる存在です。

───バルサの下部組織出身という肩書も含め、サッカーファンの間では評判の存在ですけども、20年以上Jリーグを追いかけている煙山アナにそこまで言わせるって、とんでもないですね。

煙山:目力がとにかく凄いし、コメントに妥協がない。初めて会ったタイプというくらいインパクトありました。能力は高くても、“心”と“頭”が兼ね備わっているアスリートって意外といないんですよ。なぜかというと、“心”と“頭”が凄い選手というのは、実は天才型じゃない場合が多いから。中田英寿なんかがその代表例です。

───あぁ、なるほど。

煙山:久保建英は、天才型なのに頭が良くてハートが強い。野球でいうと大谷翔平タイプかな。これでフィジカルが加わったら、大げさな話じゃなくW杯に間に合うかもしれない。

───久保は6月のW杯本番直前に17歳になるんですね。17歳でのW杯となると、王様ペレの衝撃デビューを連想させます……ちょっとワクワクしますね。

煙山:あとは結局、久保のフィジカルの話だけじゃなく、他の選手ももっと個々が伸びてくれないと。だからもう一回、原口、大迫、久保といった面々と、あとは……井手口陽介か。海外でプレーしている若い選手たちが所属クラブで精度をあげてくれるしかない。そして、Jリーグ組も残り3ヶ月、遮二無二やるしかない! そこに希望を見いだしていきたいですね。

“音の戦い”をラジオで。テレビとは全く違う熱気をお届け
───最後に、開幕カードの見どころについて教えてください。

煙山:ニッポン放送では、FC東京×浦和レッズ戦を実況生中継でお届けします。FC東京が久保建英をどう使うのか、といったところが気になりますが、もともと浦和とFC東京っていいライバル関係で、サポーターの応援合戦も見どころのひとつ。そこで今回は、レッズサポーター代表として、「日曜のへそ」(毎週日曜12時~14時)パーソナリティでもある土田晃之さんにゲスト出演いただきます。

洗川:一方のFC東京サイドは、「土屋礼央レオなるど」(毎週月~木:13時~16時)パーソナリティの土屋礼央さんがサポーター代表。なんですが、こちらは電話出演なんですよね。

煙山:そこで、FC東京のSOCIOでもある不肖・煙山が、FC東京の立ち位置でしゃべらせていただこうかな、と考えています。アナウンサーとして、一方のチームに肩入れするのはどうなんだ? というご意見もあるかと思いますが、そこは今回に限ってあえて攻めてみようと。あとはここに“言葉の錬金術師”金子達仁さんにコメンテーターとして加わっていただきます。

洗川:ラジオでは特に、応援の音の迫力がすごくて聞き応えがあると思います。


煙山:特にFC東京の独特の応援と浦和の応援スタイルってかなり対照的。FC東京は笑いがあったり相手をおちょくったりというスタイル。一方の浦和は、もうド直球の迫力ある応援。その“音の戦い”をラジオで、特にFM93でお聞きいただくと、より臨場感が楽しめると思います。AM1242だけじゃなく、FM93でもニッポン放送がお楽しみいただけますので。テレビとは全く違う熱気をお届けします。

洗川:Jリーグ25周年ということは、ニッポン放送のJリーグ中継も25年やってきたんですよね。25年前のJ開幕戦や歴代の優勝のシーンをずっとニッポン放送は途切れることなく伝え続けてきて、その音源もたくさん残っています。その資産も活かしていきたい。ぜひ、ずっと積み重ねてきたニッポン放送をご愛聴ください。

◆2月24日(土)14:00~16:30
FM93・AM1242ニッポン放送「Jリーグラジオ J1開幕戦」FC 東京×浦和レッズ
サッカーコメンテーター・金子達仁さん、ゲストコメンテーター・土田晃之さん、サッカーパーソナリティ・ニッポン放送 煙山光紀アナウンサー

(オグマナオト)

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