池田エライザ チェリーボーイは「見えないものを信じる力がすごい」

ザテレビジョン

2018/2/16 12:10

とある地方都市に住む童貞3人組、東京での音楽活動がうまくいかない見栄っ張りな国森進一(林遣都)、乳首にコンプレックスを持つイケメン吉村達也(柳俊太郎)、典型的なオタク気質の高杉誠(前野朋哉)が織りなす、青(性)春映画「チェリーボーイズ」(2月17日公開)。そんな童貞3人組のマドンナ的存在にして、脱童貞大作戦のターゲットにされるヒロイン・釈笛子を演じる、池田エライザさんに作品…そして童貞の魅力を直撃!

――「チェリーボーイズ」は童貞漫画の金字塔として多くのファンから支持されている古泉智浩氏の漫画が原作ですが、作品はご存知でしたか?

いえ、お話をいただいてから台本を読ませていただきました。いつも、だいたい事務所の方から「こういう話が来ているんだけど、台本読んでみて」って言われるんですけど、今回は「一回読んで感想を聞かせて」って付け加えられて。これは何かあるぞって思いました。

――過激なシーン、かなりありましたよね?

はい。でも私自身、青年誌が好きなので、個人としては純粋に楽しんで読めたんです。母性みたいなものも、この3人組に対して感じましたし。ちょっと遅めの青春というか。バカだな~、でもいいな~って。疾走感のあるバカ騒ぎが、いとおしく感じました。

そして私が笛子をやるなら、男性が描いた笛子よりも、女の目から見た素敵な笛子にできたらいいなって気持ちも湧いてきて。

――劇中の笛子は、原作の笛子とちょっと雰囲気を変えたのですか?

無機質な部分をブラッシュアップした感じでしょうか。ビジュアルから作っていったんですけど、ビジュアルはたくましく、内面は乙女な部分がある子なので、そこを意識すれば完成するんじゃないかって。ギャップって、最初のイメージからストーリーが進んでいくにつれてどう変わっていくかだと思ったので、台本に書いてあるセリフ以上に笛子が何を思っていて、大事にしているのか、普通のセリフの中にもそういうものを出していければいいなと。

エゴなのか、愛なのか、そんな思いも湧き出てきて、そんな気持ちを西海(謙一郎)監督たちと最初にお話ししたときに、伝えました。

――原作を読んで、童貞3人組が愛おしく感じたとおっしゃっていましたが、どんなところに魅力を感じました?

見えないものを信じる力がすごいなって。そもそも3人が腐れ縁みたいなもので結束していられるのも、見えないものを信じているからで。過信しすぎて極論に行き過ぎて、行動としては極端なんですけど(笑)。けれども、自分たちが生み出した答え、決めたことだからって、根拠のない自信を持っている。まあ25歳なので、年齢としてはもう少し大人になってもいい年頃ではあるんですけど。

でもその勢いは、うらやましいなって思います。バカだなって思いつつも、うらやましいですね。笛子も同じような気持ちだと思う。割と笛子は現実主義で、でも現実主義過ぎて、自分がやっていることが、すべて正解じゃない気がしてモヤモヤしているから、不正解なことにただ突っ走っていける3人のことが気になるんだと思います。

――エライザさんから見て、女性経験が少ないだろうな~って男性、分かりますか?

目を見られない人! 話しているときに背もたれに背中を付けている人! 人に対して前のめりじゃない感じがしますね。それは普段から感じているというよりも、今聞かれて、ちょっとそんな風に思っただけですけど。イメージですかね。前に来てくれる人の方が、人慣れしているというか、人に関心があるような、自分に引き込もうという力が強い。私、すごい苦手ですけど、そういう人(笑)。前のめりで来られると、ちょっと引いちゃうので。

――今回の撮影現場で3人とは?

全く、ほとんどしゃべってないです(笑)。

――林遣都さん演じる国森とは、かなり過激なシーンもありましたが…

国森さんと車のシーンの合間は、お互い窓の外を見ている状態で。そんな感じだったので、私はこのまま舞台挨拶になるのが怖いなって思ってるんですけど、林さんはそれが楽しみだって言っているらしいです。

――この作品に出演されて、男性観は変わりました?

全く変わらないです! こんなものなんじゃないですかね、男子って。

――それは高校生のころの男子を思い出して?

いや、女子クラスだったので、男子高校生はあまり知らないんです。でも当時から女子の方が強いのは常々感じていて。男子が若いなっていうよりも、女子が成熟している。実は女子の方が下ネタにも強いし(笑)。

――どこで、男子の生態を?

あ、兄弟が、兄2人弟1人で男の子に囲まれているので。同じタイミングで同じものを見て成長してきたんですよ。なので共有はできるけど、共感はできないって感じですかね。あと、私に見せなかっただけで、お兄ちゃん2人はそういう話をしていたんだろうなって、今、思います。

――劇中には笛子の胸元に釘付けになる国森などのシーンが出てきますが、エライザさん自身も、男性の熱視線を感じることはあります?

あんまりプールとか海には行かない方なんで、そこまで視線を感じることもないです。もともと水嫌いってのもあるんですけど、水着を着ないですね。

――もったいないですね。

人前に水着で出るのが恥ずかしくて。高校生くらいから行ってないです。あと、ヒールをはくのを控えようかなって思うときもあって、それは時期によるんですけど。堂々として行こうよ!ってときもあるし。悪目立ちするのもな~ってインドアになる時期もあって。

――今は?

完全にインドアです。ゲームを買ってしまって、家から全然出ないです。私が引きこもりって言っても、あんまり信じてもらえないんですけど、でも楽しいんです、家が。ギター弾いて、ドラムたたいて、民族楽器もあって、小鳥たちもいて、家が充実しているので、何の不満もないです!

――では最後に、映画を見に来るチェリーボーイズたちにメッセージをお願いします!

タイトルに負けずに、フラットな気持ちで劇場に来てください。私は個人的には部活のメンバーみんなでとか、ノリで来てもらったら楽しいだろうし、カップルできて気まずくなってケンカになってもいいじゃないですか。いろんな楽しみ方ができる作品だと思います。

あと女子だけで上映会やったら楽しいだろうな~。すごい意見が出てくると思いますよ、きっと。チェリーボーイズっていうタイトルの垣根を越えて、それぞれにおいしい食べ物と飲み物を持って劇場に入ってもらえれば。とにかく、笑える!ってことはお約束します。

●いけだ・えらいざ 1996年4月16日生まれ、福岡県出身。出演映画「となりの怪物くん」が4月27日公開。「SUNNY 強い気持ち・強い愛」が8月31日に公開される。

※柳俊太郎の柳は「木」偏に「夘」(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/136793/

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