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暮らしの達人の『もの選び』のコツとは? エッセイスト・柳沢小実さんの場合

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ものにあふれる現代日本で、もの選びの『正解』にたどり着くには、多くのものを見聞きし、触り、使う必要がある。また、自分なりのもの選びの哲学を持つ人たちに話を聞くのも、とても有益なことに違いない。今回は、そんなおひとりである、エッセイスト・柳沢小実さんにご登場いただいた。

一生ものか、消耗品かで変わるセレクトの方法

エッセイストであり、整理収納アドバイザーとしても活躍している柳沢小実さん。物を選ぶときには「自分なりの基準を持っている」と話す。
「たとえば大好きなアンティークの食器でも、手当たり次第なんでも買う、価値があるから買うといった買い方はしません。日常的に使いたいので『コンディションが良くて清潔なもの』だということが大切なんです」。
なるほど、言葉にも説得力がある。

一度買ったら長く使うことになるキッチン用品や家具は「実はあまり失敗したことがない」とも。その理由は、長く使うことになるからこそ慎重に慎重を重ね、スペックやサイズ感、素材など、データを徹底的にリサーチして検討するから。できる限り、店に足を運んで実物を見ることを心がけているそう。
「実物を見られない場合でも、データをしっかり調べて決めるのが失敗しないコツです。口コミも参考になりますね。なんでも完璧なものはないから、いい評価も悪い評価も両方見ます。マイナスポイントをわかったうえで許容できるかどうかは大切なんじゃないかな」。

ところが、文房具や化粧品などの消耗品についてはまったく逆のスタンス。常にいい物を探して、少しでも気になったらどんどん試していくのだそう。
「消耗品は、それがいちばんいいと思っているうちはずっと使うけれど、もっといい物が出てきたら変える気満々。気軽に買える場合が多いし、そこまでコレって決めなくていいのではないかなと思っています」。

いちばんいい物を探すといっても、ブランドや価格にこだわるというわけではない。たとえば汚れやすい掃除グッズは、あえて安くて手軽な物を探して使うことも多いのだとか。
「高い物を買うともったいなくて使わなかったり、汚くなっても買い換える勇気が出なかったり。よく使う道具こそ、性能以上に、感じが良くて気軽に使えることが大事ですよ」。

一方、ファッションアイテムは流行に左右されづらく、一度買えば長く使える小物にお金をかけるようにしているそう。
「最近は長く使えるなら、いい物を買ってもいいんだと思うようになりました。私の場合はそれが小物です。毎年、年間予算とシーズン予算を決めているので、予算がたくさんあるシーズン頭に、まずいい物から買っていきます」。

【柳沢小実さんのもの選びの基準】
1. 長く使うものは、買うまでに時間をかけてしっかりリサーチ。
2. 気軽に買える消耗品は、常にいいものを求めてどんどん試す。
3. ファッションは流行に左右されずに、小物にお金を。


厳しい基準をクリアして選ばれた品々

そんな基準で選んだものたちは、どれも使いやすくて、愛着の持てるものばかり。愛用品の中から、いくつか紹介してもらった。

●『貝印』のキッチンばさみ
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複数の友人に勧められて購入した『貝印』のキッチンばさみは、簡単に分解でき、食洗機にも入れられるスグレモノ。錆や汚れの付着を防ぎ、清潔さを長く保てるのが特徴。「もう……これしかないってぐらい気に入ってます」。

●『ステルトン』の浄水ポット
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デザインが洗練されているうえ、あの『ブリタ』のカートリッジが入れられる浄水ポット。「同じステルトンのバキュームジャグ(魔法瓶)を持っていたので、並べて置いたときにデザインが揃うのも魅力でした」。

●『オールドバカラ』のグラス
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『オールドバカラ』をコレクションしている柳沢さん。「昔のものはカッティングが繊細で女性的。可憐な感じがあって好きなんです」。アンティークでも日常使いするのが基本なので、飲みものを飲むときなどに使っている。

●500年前のアンティークの中国食器
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香港で購入した、清の時代のものだというアンティーク食器。大のお気に入りで、お菓子を食べるときによく使っている。「500年前のものだから、どうしてもつくりが甘いしゆるさがある。でも、そこがいいんです」。

●『アクネ ストゥディオズ』のストール
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『アクネ』の大判ストールは100%ヴァージンウール。ボリューム感があり、顔映りが良いのが人気のアイテムだ。今年のシーズン頭に購入。良質なものだからこそ「最低でも5年。ダメになるまで使い続けます」。

●『藤栄』のウールダスター Lサイズ
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約1300円という気軽な価格のウールダスター。口コミでの評判が良かったので購入してみたところ、毎日の掃除にとても重宝。「見た目がかわいいから部屋に飾っておけて、いつでもサッと使えるのがいいんです」。

●『カールハンセン&サン』のソファ
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新築した家に合わせて購入したソファは、『カールハンセン&サン』の『CH163』。ハンスJ. ウェグナーが1965年にデザインした3人掛けのソファだ。「正面から見たフォルムの美しさが気に入っています」。

高価な道具に、上質な物が多いのは確かなこと。けれども用途や目的によっては安くてもいい物がたくさんあって、どこにお金をかけたいかも人それぞれ違う。ものの外側にごまかされず、適材適所で、本質をしっかり見てセレクトする柳沢さんのスタンスは、等身大の『暮らしのお手本』と言えそう。私たちの生活にもそのエッセンスを上手に取り入れていきたい。

●柳沢小実
エッセイスト、整理収納アドバイザー。ファッションと美味しいものが好きで、収納好きが高じて、整理収納アドバイザー1級の資格を取得。手間をかけずにすっきり見える収納法を日々研究中。暮らしにまつわる著書、雑誌への連載など多数。

(出典:『Kurashi Vol.2』

(編集 M)

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