プログラミング不要。スマホアプリを無料で開発できる便利なサービス5選


ホームページの制作に比べ、アプリを自作する流れは若干遅れをとっていましたが、ここ数年で状況は劇的に変化しました。プログラミングスキルが必要なく、手軽にスマホアプリ(iPhone & Android)を開発できる無料サービスがたくさん登場しているのです。ここでは、そのうちの5つを取り上げます。

もちろん、この手のツールを使って自作できるのは、比較的シンプルなアプリに限られます。複雑なアプリやゲームを開発するには、やはりプログラミングの深い知識か有能なエンジニアの力が必要になるでしょう。とはいえ、シンプルなアプリであれば、これらのサービスで十分です。たとえばコンテンツベースのサイトやオンラインストアをすでに持っているなら、もっと買いやすいアプリや、記事のソートができるようなアプリをあっという間に作れちゃいますよ。

まずは準備


サービスの比較に移る前に、アプリパブリッシャーとしての信用を得る必要があります。これがないと、開発したアプリの配布や販売ができません。

Android向けアプリをGoogle Playストアで配布するには、Googleアカウントでこちらにサインインし、規約に同意し25ドルの登録料を払います。iTunesストアでiOSプラットフォーム向けアプリの販売をしたければ、こちらで99ドルの年間費用を支払います。あなたがオリジナルアプリを公開すると、売上の30%がGoogleまたはAppleに入ります。

アプリ開発プラットフォーム5選


AppyPie
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Image: AppyPie

「アプリ開発なんて、朝めし前」というスローガンに偽りはありません。デザインの知識やプログラミングの知識がなくても、少ないクリックでアプリを自作できます。まず、アプリのカテゴリーと基本的なレイアウトを選択します。次に、画面上のスマホサンプルを見てアプリのデモをクリックしながら、テキストを変更し、ページ、色、写真、メディア、リンクなどを追加していきます。アプリのフローや構成をかなりロバストにコントロールできるし、サイトの反応もすこぶる良好です。

無料プランでは、作成したアプリ内にAppyPieの広告が表示されるのと、制作物の調整が48時間しかできませんが、月額15ドル、30ドル、50ドルのプランがあり、50ドルプランではアプリの編集が無制限に可能で、対応するプラットフォームも拡大されます。たとえば15ドルプランでは、Android向けアプリしか作れませんが、50ドルプランではMicrosoftやAppleを含めた主要なプラットフォームすべてを対象としています。

AppMakr
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Image: AppMakr

AppyPieほど滑らかなインターフェースではありませんが、使いやすさはアイコンベースのアプリサービスではピカイチではないでしょうか。

AppyPie同様スマートフォンのモックアップが表示され、右側のメニューからアイコンを直接ドラッグして配置します。AppyPieと異なるのは、このツールで作ったアプリは、ネイティブコンテンツの提供よりもコンテンツへのリンクが得意なところ。

たとえば「ブログ」アイコンをドラッグすると、あなたのブログのRSSフィードアドレスの入力を求められます。「ニュース」機能も同じです。ですから、もしすでにブログやウェブサイトを持っているなら、容易にそれをモバイルに持ち込めるでしょう。また、アイコンの見た目を変えたり、背景イメージをカスタマイズしたりもできます。ただし、構成の変更に対しては、AppyPieほどロバストではありません。

AppMakrの無料バージョンは、広告が表示されないモバイルウェブサイトを作れます。月に2ドルで、Android専用アプリをAppMakrのブランディング付きで開発できます。月額39ドルで、ブランディングなしのAndroidアプリを10個まで作れ、ソースコードを入手できるので、自由に公開することができます。年間99ドルで、AndroidアプリはGoogle Playストアで、iOSアプリはiTunesで、どちらもブランディングなしで公開できるようになります。

AppInstitute
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Image: AppInstitute

ユーザーに極めて優しいオンラインアプリビルダーの1つです。アプリ構築プロセスを開始すると、「物品販売」「予約受付」「ファン獲得」など、目的に応じたテンプレートを選べるのが特徴です。ニーズに合ったタブをクリックしたら、「教会」「カフェ」「正義」などといったカテゴリーから適切なものを選びながら、アプリを作り上げていきます。

もう1つの特徴が、基本テンプレートの選択後に電話番号を入力すると、試作中のアプリへのリンクがスマホに送られてくること。もちろん、独自のアプリを作るにはそれなりの時間が必要ですが、ほんの数秒でちゃんと動くアプリを実際に手元で動かせるのは、何だか嬉しいものです(AppInstituteは、そうやって皆の電話番号を収集しているのですが)。

AppInstituteは広く認められているものの、編集部で使ってみたところ、反応が遅いうえに欠陥が多く、アプリのカスタマイズにおいて若干直感的でない部分がありました。それでも、わかりやすい動画やライブチャットサービスが用意されているので、すぐに慣れることができるでしょう。

ちなみにこのサービス、月額40から115ドルと、今回試した中ではもっとも高額でした。Android向けアプリの公開には月額70ドル、iOSバージョンへのアクセスには115ドルが必要です。

GoodBarber
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Image: GoodBarber

不思議な名前ではありますが、なかなか便利なツールです。デザイン体系の中心にスマホのモックアップがあるので、変更がその場で反映され、ライブでアプリを触っている感覚が得られます。おかげで自分のアプリのロジックを極めて容易に理解できる一方で、デザイン作業は少し煩雑になります。

たとえば、アプリ内のあるテキストのブロックを変更したいとします。普通ならそこをクリックすればよさそうなものですが、GoodBarberの場合はそうではありません。なぜならアプリが常に「ライブ」状態なので、クリックすることは、アプリ内でそこをタップすることを意味してしまうからです。

テキストの変更には、右側にあるナビゲーションツールを使います。ナビゲーションツールはデザインプロセスをメニュー、アイコン、セクションなどといった部分にわけており、慣れるのに多少の時間が必要です。また、ここで紹介する他のアプリと比べて、どうしてもクリック数が増えてしまいます。でも、それさえ乗り越えれば、感動するほどのカスタマイズが可能です。

GoodBarberには、アプリチェックツールもあります。たとえばAndroid版アプリを発表する前のチェックリストがあり、完了した項目とまだ決めなければならない項目(アプリ名の決定など)がひと目で確認できます。30日間の無料トライアル後、Androidアプリ用は月額32ドル、AndroidおよびiOSアプリ用は月額96ドルの費用がかかります。

GameSalad
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Image: GameSalad

情報ベースのアプリはビジネスに付加価値をもたらすものですが、ゲームはお金をもたらすポテンシャルを秘めています。AppAnnieのiOSアプリランキングを見ればわかるように、人気アプリの半分以上がゲームです。そのほかには、「Hulu」「Netflix」「Facebook」など、エンターテイメントやSNSの無料アプリが並んでいます。

プログラミングの必要なく、オリジナルゲームを開発してiTunesやGoogle Playで販売したいなら、Gamesaladが便利です。ここで紹介した他のサービスとは違い、Gamesaladはデスクトップへのダウンロードが必要なソフトウェアです。同社の宣伝では「1時間もあればゲームが作れる」とのことですが、実際は事前に用意されたゲームのカスタマイズでも、それより少し長い時間が必要です。ドラッグアンドドロップでの操作にもあまり対応していないので、ビデオチュートリアルを見ながら操作に慣れていくしかありません。

ゲームを公開する準備ができたら、月額29ドルで、AndroidやiOSを含む主要なプラットフォームでの公開が可能になります。

Image: Lifehacker US, AppyPie, AppMakr, AppInstitute, GoodBarber, GameSalad

Source: Google, Apple, AppyPie, AppMakr, AppInstitute, GoodBarber, GameSalad

Michael Franco - Lifehacker US[原文

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