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生理痛がツラい…「痛み止めの薬」は体に悪い?

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痛みの理由や毎回飲むと効きづらくなるという疑問についてなど、詳しくご紹介します。

痛み止めは体に悪い?

Q:生理痛で痛み止めを飲むと体によくないと聞いたことがあります。なるべく痛み止めを飲まないようにしているのですが、本当ですか?

A:はい。お答えします。生理痛(月経痛)で痛みを我慢して生活に支障が出るようでしたら、痛み止めを服用することをお勧めします。

確かに、薬は異物ですので、飲まずに済むのなら飲まない方がいいのかもしれません。しかし、痛みを我慢している状態の方がよほど体に悪いと思います。私の友人にも生理に伴う痛みや発熱で学校や会社に行けない、勉強や仕事に支障がでるという人がいます。この場合は、痛み止めの服用を勧めています。

効果的な飲み方と、飲み続けると効かなくなる?といった誤解については以下でご紹介します。参考にしてくださいね。ただし、痛みがあまりにもひどい場合や、以前と比べて痛みがひどくなってきた場合は、すぐに婦人科などを受診し、医師に相談するようにしてください。

痛み止めの効果的な飲み方

痛み止めは、痛みが出る前、痛みがひどくなる前に服用しないと効き目が弱くなります。

そのため「痛みが出そうかな?」と感じたら、すぐに服用するようにしてください。時々、「痛み止めを飲みすぎて効かなくなってきた……」と、心配する方がいますが、月に1回、3日程度飲んでいるぐらいでしたら、効き目が変わることはほとんどありません。

「痛くなりそうだな」と、思ってからすぐに飲まないと、効き目が弱くなります。痛くなってから飲んでも、それほど効かない場合がありますので、「効かなくなったのでは?」と感じるのだと思います。

ただ、前述したように、きちんと薬を飲んでも痛みがひどい場合や、痛みがひどくなったり痛み方が変わってきた場合は、婦人科系疾患の可能性もありますので、医療機関を受診するようにしてください。

なぜ、痛みを感じる前から飲む方がいいのでしょうか。それは、体内で薬の成分がどのように痛みを止めるのかを知ると分かります。少し専門的になりますがご説明しましょう。

体の異常ではないはずなのに……生理痛はなぜ起こる?

そもそも「痛み」は生体内の危険を知らせてくれるもので、それぞれの痛みには、通常は発生する理由があります。(明確になっていないものもあります。)では生理痛の場合はどうなのでしょうか?

生理は、排卵とともに子宮内膜が厚くなり、受精(妊娠)が起こらなかった場合に、その子宮内膜が剥がれ落ちることで起こります。このときに、子宮内膜が厚くなったために少し大きくなった子宮が収縮することがあります。

生理痛は、このような子宮の収縮が過度に起こったり、冷えや下着などの締め付けによる血流の悪化、または、ストレスなどによるホルモンバランスの崩れなどで、引き起こされると考えられています。

早めの痛み止めが効果的な理由

痛みは、「痛みの物質」が作られることで感じます。この物質を「プロスタグランジン」といいます。

手を切ったり、ぶつけたり、子宮が収縮したり、いろいろな理由で、痛みを伝えるこの物質が作られます。そして、これが痛みを感じる受容体にくっつき、「痛みの物質がくっついた!」という電気的信号が神経に伝わり、痛みを感じるのです。

痛み止めの薬は、この痛みの物質であるプロスタグランジンを作らせないようにして効果を発揮します。そのため、痛みの物質が作られる前に薬を飲まないと効き目はあまり得られず、プロスタグランジンが作られてからでは効果が弱くなってしまうのです。

毎月生理痛(月経痛)がある人は、早めに痛み止めを服用して、痛みに備えるようにしてくださいね。痛さで頭がボーっとしたり、むくみが気になる場合は、痛み止めの成分と一緒にカフェインが入っている市販薬がお勧めです。

また、緊張から起こる頭痛などの痛みやイライラする場合には、興奮を抑える催眠鎮静成分(ブロムワレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素)が入っている薬もあります。ぜひ、薬剤師に相談してみてください。

*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の薬局での会話をもとに構成したものです。相談が必要な方は、医師や薬剤師に実際にお聞きください。

【参考図書】
・堀美智子監修,医薬情報研究所/株式会社エス・アイ・シー『OTC薬販売の実践問題集』,株式会社じほう,2006,
(文:三上 彰貴子)

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