一級建築士に聞く!家づくりのための「最高のチーム」のつくり方

日刊Sumai

2018/2/14 11:50



jazzman / PIXTA(ピクスタ)
これから家を建てようと考えている方にとって大切なこと。
それは家づくりのためのチーム作りをしっかり行うことです。
家は設計者、施工者等多くの方々の協力によって作られます。
そして家はメンテナンスをし続けなくてはいけません。
その長いお付き合いをするためのチーム作りがきちんとなされていれば、あなたの家は今後、安泰でしょう。


WorldWideStock / PIXTA(ピクスタ)
チームの選定は、いくつか段階を踏みながら判断していくのがよいでしょう。
そこで私は設計者として、チーム作りのために2つのことをお伝えしたいと思います。
(この文章では、注文住宅というくくりのなかでのお話とさせていただきます)

どういうシステムで家づくりを行うかを選択する!
はじめに、どういうシステムで家づくりを行うか、を選択してください。
大きく分けると、
・設計事務所
・設計施工会社
・ハウスメーカー
の3つがあります。
これらはそれぞれ家づくりに対する取り組み方が異なります。

アオサン / PIXTA(ピクスタ)
ではどんなそれぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

比較表は渡邊唯建築設計事務所HPより引用
それぞれ一長一短あるように見えますが、そのとおりです。
ここで私が伝えたいことは、ジャンルを超えた比較をせず、どのシステムで家づくりを行うかを決めてから次の段階に進んでほしいということです。

KY / PIXTA(ピクスタ)
なぜならば、考え方が違う同士をいくら比較しても答えは出ないからです。
どのシステムにすれば良いかは、ご自分が家づくりで一番大事にしている部分を共有できるかどうか、で判断してください。


bee / PIXTA(ピクスタ)
あえて私がアドバイスをするとしたら、
・設計事務所→設計事務所の設計した作品が好きかどうか
・工務店→会社のスタイルが自分に合うかどうか
・ハウスメーカー→メーカーの規格商品が自分に合うかどうか
これらの点で自分と合うところを選択してみてはいかがでしょうか。

住宅図面は20~30枚、見積書は40枚以上あるのが普通。模型も確認を
今度は住宅サイトや住宅雑誌などでいくつか候補を絞り、直接会いに行ってみてください。
設計者に、あなたの家づくりに対する想いを話し、相性を見てみてください。

そしてイメージを共有する手段を確認してください。
家づくりにあたり、どのような打ち合わせを行って図面や見積書をまとめるのか。
その成果品の見本を見せてもらいましょう。
きちんと設計されている2階建住宅図面だと20~30枚くらい、見積書だと40枚以上になるはずです。

さらに模型を作成するかも聞いてください。
私たちは間取りを見て考える中で空間を一面的に捉えがちです。
3次元化することでより理解とイメージが深まります。
上記のものがきちんとあるということは、家づくりのやりとりが図面、お金、立体等のかたちとしてしっかり共有されたことになります。
それらは家づくりの記録となるのです。


あとは設計者と施工者との連携についても簡単でいいので確認してください。

設計事務所の場合は、工事をお願いする会社について聞いてみましょう。

設計施工会社やハウスメーカーですと、すでに施工者が会社にいらっしゃるわけですから、担当していただける予定の方を紹介してもらってはいかがでしょうか。

設計者は施主の要望を代弁し、それを施工者が受けて家をつくります。

両者の関係性がきちんとなされていれば施主の想いがより正確に実現されるはずです。
家が人の手によって作られる以上、人と人との信頼関係がその質を左右します。

bee / PIXTA(ピクスタ)
「この人なら大丈夫」と思ったところをご選択するのが納得のいく家づくりへの近道です。
施主としてチーム作りに対する責任を持ち、そのための作業を積み上げれば、必ずいい家づくりがどきると思いますよ。

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