共働き夫婦は「財布を別々」にした方がいい?長所と短所をズバリ!

カナウ

2018/2/13 21:00


共働き夫婦は「財布を別々」にした方がいい?長所と短所をズバリ!

こんにちは、婚活FP山本です。

近頃は結婚後の共働きが普通ですが、その影響で「財布を別々」にする世帯が増えています。ファイナンシャルプランナーの視点で申し上げると、それはそれで悪くないのですが……注意すべきポイントも実はあるのです。

そこで今回は、財布を別々にするメリット・デメリットをお伝えします。

あなたの家計管理に、お役立てくださいませ。

最大の長所:生活水準が上がりにくい


まずはメリットから。普段あまり意識されないかもしれませんが……財布を別々にすると「生活水準が上がりにくい」というメリットがあります。

これは特に妻側にいえることですが、財布を別々にするということは「夫のお金に頼らない」状態になりますよね。だから、自分で稼いだお金を大事に遣うという点では、むやみに贅沢をしないで節約志向が実現するのです。

人間には、「自分で苦労して稼いだお金」は大事に使うものの、「他人から貰うお金」はムダ使いしがちなところがあります。

例えば、お国の税金も頻繁にムダ使いが取り沙汰されますが、あれも他人のお金だからこそといえます。

また、財布を別々にすると「感覚的には金銭管理をしやすくなる」というメリットもあります。

特に、あなたに一人暮らしの経験があれば尚更です。自分で稼いだ範囲で生活費をまかない、残ったお金は貯金して……本当に独身時代とほぼ変わらない感覚でいられるでしょう。

欠点は、世帯の資産が把握しづらい!


完全に財布を別々にしているとメリットはあるのですが、最終的にはむしろ、デメリットの方が際立ってくる可能性が高いです。

なぜなら、お互いに配偶者がいくら稼いでいて、いくら貯めていて、将来的にどのような未来を望んでいるか……正しく把握できないから。

相手の経済状況を知らなくても、普段の日常には大きな影響がないんです。それが盲点になるでしょう。

特に「教育費」と「老後資金」を考えた時、問題が発生しやすくなります。教育費は年々上がるお金ですから、どちらか一方が途中で出せなくなることが多いんです。

そして老後資金は、一般的な統計で考えた場合、世帯として約5000万円程度の貯金が、定年までに必要になります。夫と妻で別々に考えるなら一人あたり、2500万円。この金額をお互いに貯められなければ、最終的に配偶者に頼ることになるのです。

相手の経済状況を知らないがために、二人とも貯められず共倒れ……というケースもあるでしょうか。「ピンチの時は夫(妻)に頼ればいい」と安易に考え、土壇場で窮状を知ることがあるんです。

どうぞご注意くださいませ。

財布を公開し合って焦ったご夫婦を紹介


私の相談者に、ともに30代後半の木村さん夫婦(仮名)がいました。木村さん夫婦は20代半ばで結婚し、子育てしながら共働きを続けてきたご夫婦です。

まもなく子供が中学に入るため、私のところには教育費の相談にいらっしゃいました。

中学は私立、あるいは市立に行くのか、その後は大学への進路も予想しているのか、色々と聞いていく中で、何やら不穏な空気が……。

というのも、ご夫婦は自分の子供の将来について、何も話し合っていなかったのです。しかも、お互いの経済状態も把握しておらず、お金の話はむしろ避けていたとのこと。

「では今回、改めて話し合いましょう」と、お互いの経済状況を公開してもらいつつ、お子さんの将来を話し合い、家計診断をしました。

そうしたら、このままいくと大学費用が不足することが判明。高校で私立に進学しても、同じように費用が底をつくことが分かりました。

ご夫婦そろって驚いてらっしゃいましたが、木村さん夫婦は家計を見直すだけでいくらでも立て直しが効く状態でしたので、今は節約に励んでらっしゃるとのこと。

夫婦の財布は別々でも良いのですが、財布の中身と未来への考えは夫婦間で共有しておいたほうが良いでしょう。

まとめ


ファイナンシャルプランナーとしては、共働き夫婦であっても、財布は共有することをお勧めします。生活水準が上がりにくいメリットはあるものの、デメリットが際立つ可能性が高いと考えれば、ラクではあってもリスクのある家計を維持していくことは危険です。

財布を別々にする場合は、収入や支出の把握と将来のお金について、話し合いをしっかりする必要があるでしょう。

(婚活FP山本/ライター)

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