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3カ月ぶりに姿を見せた貴ノ岩が背負う「重い使命」

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のびー / PIXTA(ピクスタ)
のびー / PIXTA(ピクスタ)

昨年10月に元横綱の日馬富士に暴行被害を受けた十両の貴ノ岩(貴乃花部屋)が、2月13日に約3カ月ぶりに姿を見せた。朝稽古に現れた貴ノ岩の体はややふっくらした印象で、心配された体調面は順調に回復している模様だ。

貴ノ岩は昨年10月25日夜、鳥取市内での酒席で日馬富士に頭部を殴打されるなどした影響で、昨年11月の九州場所と続く冬巡業を休場していた。日本相撲協会は、暴行被害を受けたということで、診断書を提出すれば初場所を全休しても春場所(3月11日初日)は十両最下位(14枚目)にとどめる特別救済措置を決定していた。

それに従い貴ノ岩は1月11日付で診断書を提出し、初場所を全休した。診断書には《頭皮裂創痕、右乳突蜂巣炎痕あり。繰り返す頭部打撲は、慢性硬膜下血腫発症の危険性を増すため、受傷後約3カ月程度は頭部打撲を避ける必要があり、1月の就業は困難である》と記載されていた。

「貴ノ岩は体の傷が癒えたとしても、横綱の日馬富士を引退に追い込んだ当事者ということで精神的に相当、動揺しています。急いで場所に復帰しても、またマスコミに追われたりして参ってしまうでしょう。ひいき目にみて、もう少し休みが必要な感じです」(相撲ジャーナリスト)

徹底的な改革が望まれる相撲界


その貴ノ岩は、師匠の貴乃花親方が、先日放送されたテレビ朝日の特別番組で「神事をつかさどる横綱が暴力事件を起こして土俵に上がるのはいかがなものか」とコメントを残してフォローをしたことで、精神的にも立ち直る兆しを見せているという。

SNSでは貴ノ岩に対し《早く場所に出てきて豪快な投げを見せて》、《世間の声に負けないで土俵で見返してほしい》、《本来、十両で取る力士じゃない》などと激励の投稿が集まっている。

「順調にいけば貴ノ岩はいまごろ大関を狙えていた可能性もあったほど、将来を嘱望される力士です。相撲界はこの際、すべての稽古を“ガラス張り”にするなどして、徹底的に改革しないとファンがどんどん離れていくと思います。それほどこの暴力事件の意味は大きいものでした」(同・ジャーナリスト)

貴ノ岩が活躍すればするほど、貴乃花親方の存在は相撲界で重要性を増すという意見もある。貴ノ岩がもし春場所に出場すれば、協会と対峙する貴乃花親方を応援する声も一緒に受け取ることになるだろう。

来月の春場所が楽しみだ。


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