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「太刀打ちできない」すきやばし次郎の小野氏が語る“ロブションの魅力”

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2018年2月11日、六本木ヒルズにあるラトリエ ドゥ ジョエル・ロブションにて、すきやばし次郎の小野二郎氏とフランス料理界の巨匠であるジョエル・ロブション氏による“夢のスペシャルディナー”「情熱 ~パッション~」が実施された。当日、小野氏、ロブション氏、そしてこのスペシャルディナーを盛り上げる“書の巨匠”吉川壽一氏が登場し、イベントのテーマである「情熱」について、それぞれの想いを語った。

最初に行われたのは、吉川壽一氏による“SYOパフォーマンス”。仏教の曹洞宗を開いた道元禅師の歌「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり」の歌が添えられた和紙に、力強く「PASSION」を表現した。このパフォーマンスを幕開けに、ロブション氏、小野氏が登場。ロブション氏が、小野氏との出会い、そして本イベントのきっかけを語った。

ロブジョン氏「30年ほど前に、“料理界のダ・ヴィンチ”と呼ばれたフランス人シェフの故・アラン・シャペルに連れられて、すきやばし次郎を訪れたのが二郎さんとの最初の出会い。当時の私にとって寿司は情熱の対象ではなかったが、二郎さんの寿司に出合い、魚を調理する素晴らしい技、素材のクオリティ、味付け、シャリの温度、すべてが完璧にそろっていることにとても感動した。二郎さんには最大の尊敬の念を持っており、来日するたびに彼のもとを訪れている。私が寿司好きということからいろんな方に寿司店を紹介してもらうが、入店してから店を出るまで魚の生臭さが一切しない店は二郎さんのお店だけ。そして今回、私から二郎さんに“コラボレーションをしてくれないか”と依頼した」。

続いて、小野二郎氏がジョエル・ロブジョン氏への想いを語った。

小野氏「彼が初めてお店に来た時、私はとても驚いた。魚の白身を一つ食べ、そして二つ目を出そうとすると『魚はいらないからシャリだけを出してくれ』と。日本人のツウの方でも、そんな人はいない。本当に味を分かっていらっしゃるんだなと思い、とてもじゃないけど私はこの方に太刀打ちできないなという印象を深く持った」。

そして今回のイベントテーマ「情熱 ~パッション~」への想いを書でしたためた吉川壽一氏は、「お二人と同じように私も情熱を持ち続けている。今回はお二人に負けないように丹精込めて力強く書きました」と話した。

同イベントに際し、ゲストにどのように楽しんでほしいかと問われたロブジョン氏は、「日本とフランスの融合が裏テーマ。今回のディナーは寿司とフランス料理、異なるアプローチで同じ食材を使った料理を提供する。驚きと発見を体感できる内容になっていると思う」とコメント。さらに、日本文化への想いについても話してくれた。

ロブジョン氏「書はフランスでもとても人気。古川氏の作品は生け花にも似た繊細さのあるアート。そして、寿司もアートだと思っている。食材は魚と米だけというシンプルなもので、研ぎ澄まされた技術によって表現されるとてもピュアなもの。今回は“SYOアーティスト”である吉川さんと、寿司マイスターである小野さん、この二人が創り出す日本の文化を融合させていただけて、とても光栄に思っています」。

今年、日本とフランスは友好交流160周年を迎える記念すべき年。ジョエル・ロブジョン氏、小野二郎氏、吉川壽一氏、それぞれの道を究めた彼らだが、今なお熱き情熱を持って前に突き進む姿は、今後も多くの人々を魅了し続けることだろう。【ウォーカープラス編集部】

(C)2018 Juichi YOSHIKAWA(東京ウォーカー・CRAING)

https://news.walkerplus.com/article/137162/

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