高杉真宙&森川葵『監督が本番中に笑うことも(笑)』ドラマ「賭ケグルイ」対談

ザテレビジョン

2018/2/13 08:00

現在、MBSで毎週日曜夜0時50分より、TBSで毎週火曜夜1時28分より放送中のドラマ「賭ケグルイ」。

アニメ第2期の放送も決定した人気漫画を原作としている本作。ギャンブルの強さで“階級”が決まる、政財界の有力者の子女が多数通う私立百花王学園を舞台に、リスクを負うごとに快感を覚える“賭ケグルイ”の美少女・蛇喰夢子(浜辺美波)の物語を描いている。また、浜辺をはじめとした若手注目株のキャスト陣が、賭けに狂うキャラクターたちを全力で演じていることも話題となっている。

今回は、夢子をそばで見守る男子生徒・鈴井涼太を演じる高杉真宙と、夢子のクラスメートですご腕ギャンブラーの早乙女芽亜里を演じる森川葵の対談をお届け。共に重要な役どころを演じる2人に、第1話の裏話や撮影現場でのエピソードなどを、にぎやかに語り合ってもらった。

――本作への出演が決まった時の感想をお聞かせください。

森川:私は元々アニメ版を見ていたので、びっくりしました。自分が好きな原作の実写化作品に参加できるということでうれしかったですし、芽亜里という濃いキャラクターの役を頂いたので、すごく緊張しました。

高杉:僕も原作を読んでいたので、アニメや漫画で人気のある作品を演じさせていただけるうれしさがまずありました。それと同時に、原作ファンの皆さんの期待も大きいと思うので、どのように演じていけばよいか、緊張やプレッシャーも感じましたね。

――お2人が演じるキャラクターの簡単な紹介をお願いします。また、実際に演技をしていって新たに感じた印象などはありますか?

森川:アニメでの芽亜里の印象は、お嬢さま気質で誰よりも上に立ちたいと考えている、ギャンブル好きの女の子だと思っていました。でも演じていくうちに、彼女の乙女な部分も見えてきました。ツンとしている割には、夢子や鈴井に話しかけられてちょっとうれしがったりもして。友達というものに憧れを持っているような、そんな乙女っぽい部分も持った女の子だなと、演じる中で変わっていきましたね。

高杉:鈴井はこの作品の中で一番普通の子です。演じる前は、周囲の賭け狂う人間をおかしいと思っていて、ギャンブルの状況や飛び交う金額にずっと戸惑っているキャラクターという印象でした。ただ、演技としてはずっと叫んでいたり状況を説明したりする役どころなので、演じていくうちにだんだんと「この子、変だな…?」と思いました(笑)。説明するのが大好きな、変な人なんだな、という風に感じています(笑)。

森川:説明が好きな人と言うよりは、その役割を(英勉)監督に任せられた感じがする(笑)。

――1話は芽亜里と鈴井の対決から始まり、お2人の演技や表情も開幕から全開で飛ばしていましたね。撮影はどんな感じですか?

森川:カロリーをすごく消費しました(笑)。

高杉:中身が濃過ぎて、30分のドラマを撮っているはずなのに「一体どれだけ撮っているんだろう?」という感覚になりました。

森川:それに監督もシーンを細かく割って撮影していくのではなく、一連の流れで一気に撮り、それを何度も繰り返すという方法を取るんです。私も、撮影しているときは「これって本当に30分枠のドラマ?」という気持ちでした。でも、出来上がった映像を見ると、すごくスピード感のある面白いものに仕上がっています。

高杉:僕も見た時はあっという間に終わってしまった感じで、びっくりしましたね。無茶苦茶早く感じました。それだけのスピード感ですし、編集ってすごいなとも思いました(笑)。撮影中は放送時間をオーバーするんじゃないかとすら思っていたので。

森川:そうそう。台本を読んだ時から、「30分に収まるの?」と思っていて。

――お2人のテンポよい掛け合いも、演出ではなく実際にあのテンポ感で演技されたんですか?

森川:掛け合いといっても、私はほぼ「ポチ」と「ハウス」ぐらいしか言っていないんですけどね(笑)。

高杉:テンポ感で言えば、それこそ芽亜里が狂ったシーンなどは、ずっと1ショットで撮っていました。

森川:監督から「ここにカメラを置いておくから自由にやって!」みたいな感じで指示され、結構な長さのセリフを一気に演じましたね。

(高杉に向かって)逆に自分も同じような撮影があったよね? 2話の最初、後ろではみんなが自然な感じの中で一人だけカメラ目線で演技しているっていう…。

高杉:あったあった。完成した映像ではそこで主題歌が流れていて笑っちゃいました。前回の振り返りとして、それを僕に言わせているんだなって(笑)。

森川:アニメ的な演出で、すごく面白かったです。

■ 高杉「監督に『次の作品のことは考えなくていい』と言われました(笑)」

――ここまでたびたび英勉監督の話題が出ていますが、現場ではどういった指示が多かったですか?

森川:とにかく、「もっともっと!」「行ける行ける!」「どんどんやっちゃえ!」みたいな感じです(笑)。

高杉:「次の作品のことは考えなくていい」とずっと言われましたね(笑)。

森川:「いいから、どんどん出していけ」という感じでした。

――あの演技の裏には監督のそんな言葉があったんですね。

高杉:あと、監督の笑い声が本番中も聞こえてくるんです。

森川:そう! 私たちの演技が面白いと、監督が本番中に笑うんですよ! こっちは笑わないように真剣にやっているのに、監督が笑った声が聞こえ、つられて笑ってしまってNGなんてことも結構ありました(笑)。

――芽亜里が投票ジャンケンの種明かしをするシーンは、CGではなくキャストが実際に止まって、その中で森川さんだけが動き回って演技をするという演出でした。

森川:あれはみんなよく耐えたな、と思いました。私はたっぷり時間を使って演技したので、みんなは固まっているのが相当大変だったと思います。高杉君には肘で肩に寄り掛かったりもして(笑)。

――高杉さんは止まる側でした。

高杉:みんながリアルにストップしたんですが、「誰かしら目をつぶっているだろう」と思い、後から映像をすごく集中して確認しました(笑)。でも、意外とみんな大丈夫でしたね。

森川:もう一回見返したいですね(笑)。

高杉:僕はカメラのフレームに入らないタイミングで、隠れながら結構目をつぶっていました(笑)。

森川:あと、あのシーンは美波ちゃんがすごかった! 私が美波ちゃんに顔を近づけて語りかける演技があったのですが、本当に一切まばたきをしていなかったです。

――カメラ目線や止まった空間での演技など面白い演出が多い印象ですが、演じるお2人としてはいわゆる普通の演技とどちらがやりやすいですか?

高杉:どちらも難しい部分とやりやすい部分があると思います。僕は今まで静かな役が多かったので、“受け芝居”を多く経験してきました。今回はどちらかといえば“発する側”なので…まあ、発しても夢子や芽亜里には聞いてもらえないことが多かったのですが(笑)。

森川:発するけどだいたい無視されるよね(笑)。

高杉:でも発する演技は受け芝居と違うエネルギーを使うので、「こんなにも演技って違うんだな」と感じましたし、その難しさや楽しさを今回初めて知りましたね。

――ギャンブルを行う際にテーブルが光っていたりと、セットも豪華な印象を受けます。

森川:どのシーンも豪華ですね。教室のシーンも、普段はあの部屋は教室ではなく何かの展示室なんです。元々の部屋も見せていただいたのですが、それを見てから完成したセットに入ると、全部が作り込まれているという印象を受けます。

高杉:現場を朝見ると何もないところなのに、撮影のときには「賭ケグルイ」の世界観ができ上がっているのですごいなと。特にレッドカーペットが撮影で毎回どこかしらに出てくるので、それを見つけるのも面白かったですね(笑)。

――オープニング映像では高杉さんはアクションもされています。

森川:無駄にかっこいいあれですね(笑)。

高杉:本編ではボコボコにされているのに(笑)。1話では芽亜里に負けるシーンから始まったじゃないですか。

森川:そうそう。なのにその直後にあの映像が入るから、芽亜里的には「何をそんな強気でいるんです?」って思いました。「鈴井の妄想です」って画面の端に入れておいてほしいです(笑)。

■ 森川「ツッコみながら見てもらえると、すっごく楽しんでもらえると思います」

――ここで作品以外の質問も1つさせていただきたいのですが、お2人が普段よく見るテレビを教えてください。

高杉:僕は、仕事が入っているときはテレビをほぼつけないので、世間から置いていかれ気味なことが多いです(笑)。

森川:私が最近よく見るのは「ミヤネ屋」です(※「情報ライブ ミヤネ屋」[毎週月~金曜昼1:55、日本テレビ系])。 仕事から夜帰宅した後はアニメを見ることが多いのですが、休みの日に家にいてテレビをつけるとなると、結構「ミヤネ屋」を見ています(笑)。私は編み物が好きで「ミヤネ屋」をつけながらすることもあるんです。すごく話してくれる、耳からの情報量が多い番組なので、たとえ画面を見ていなくても今の世の中がどうなっているのか知ることができるので、助かっています。

高杉:僕は昔よく見ていたのは“ノイタミナ”作品ですかね(※フジテレビ系で放送の深夜アニメ枠。現在は「恋は雨上がりのように」が毎週木曜夜0:55より放送中)。「ギルティクラウン」(2011年~2012年)辺りが、僕の中で一番テレビを見ていた時期です。

――ありがとうございます。アニメも詳しいお2人ですが、アニメ・漫画・そして今回のドラマ版を通しての、「賭ケグルイ」という作品の魅力は何だと思いますか?

森川:初めてこの作品に触れた時は、出てくるお金の額が現実離れしていて、私たちの世界とはかけ離れた漫画の中のお話だなと感じました。でも、この作品のキャラクターたちにはみんな人間味があるんです。大事にしていた自分の髪の毛を切られてしまい、その復讐(ふくしゅう)心から勝負に挑む女の子や、裏ではいろいろと思うところがあるアイドルなど、人間としての描写がきちんとなされている印象です。

日常とかけ離れた世界観ながら、キャラクターたちには共感できる部分もあって、そこの差やギャップがファンを引き付けるのかなと思いますね。

高杉:悪役がちゃんと悪役をしているという部分も面白いと思いますね。どう考えても「あ、こいつ負けるんだな」っていうキャラクターが、予想をさらに覆すぐらいしっかりときれいに負けたり、そう思っていたらどんでん返しで夢子が負けることもあったり、展開が面白いです。

また、テンプレ的なかわいらしいキャラクターがしっかりとした変顔をしてくれるのも楽しみの一つです。

――では最後に、読者やドラマの視聴者へメッセージをお願いします。

高杉:この作品を自分が演じるにあたっては、変顔をどのぐらいやることができるかというのが課題でした。それを全力でしっかりとやり切れればと思っています。

英監督とは「トリガール!」(2017年)に続いて2回目のお仕事ですが、そのときも見たことのない自分を見ることができて楽しかった思い出があり、今回もまたそれができている印象です。みんなが全力でやり切る“一歩でも引いたら負け”な現場だったので、その全力感や濃さを感じてもらえればと思います。

森川:このドラマを見ていると、「鈴井しゃべり過ぎ」とか、「木渡の予想外のサイズ感」とか、ツッコみたいところがいっぱい出てくると思います(笑)。そういったところをいちいちツッコみながら見てもらえると、すっごく楽しんでもらえると思いますね。

高杉:それは視聴者が疲れそう!(笑)(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/136739/

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