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波乱万丈な俳優・黒田勇樹が「苦しさの度合い」について考える

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(©ニュースサイトしらべぇ)

お酒を辞めてから、すっかりコーヒー党になった俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。

どんなに辛いことがあっても、目を細め朝日を眺めながらホットのブラックを流し込めば、今日も1日頑張ろうという気分にさせられるものです。

このコラムは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、 「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べる「妄想的」な語源しらべぇです。

■子供がコーヒーを苦手な理由


一説によると「苦味」というのは「毒の味」なので、若い頃は生理的に受け付けないようになっているそうです。

そして、大人になると「これは大丈夫」という経験を舌と脳が積むことによって、苦いものが食べられるようになったり、好きになったりするそうです。

だから子供のうちは、ピーマンやコーヒーが苦手だったり、セロリが好きだったり夏がダメだったりするのですね。

■言葉の世界でも…


慣用句の世界でも、「苦いもの」は辛い経験として表されます。辛い経験を乗り越えて大人になるのは、人生も味覚も同じなのですね。

筆者もたくさんの「苦汁(くじゅう)」を飲み、大人への階段を上ってきました。 ほかにも、辛酸や煮え湯…さまざまな経験を飲み込んできました。

さて、ここで気になるのは「苦汁」と「辛酸」、そして「煮え湯」、より苦しいのはどれなんでしょうか?

■苦しさレベルの違い


字面だけを見ると、苦いだけの苦汁に対して、辛くて酸っぱい辛酸のほうがより苦しさのレベルが高そうです。

辞書で調べてみたところ「苦汁」は「いやな経験をする。苦しい思いをする」と意味を2つに分けているのに対し、「辛酸」は「苦しくて辛い目にあう」と、一度に複数の災難に遭うことを表しています。

犬に噛まれたら「苦汁」、犬に噛まれたところを好きなあの子に目撃されたら「辛酸」、という違いがあるわけですね。

■「煮え湯」という言葉も興味深い


さらに面白かったのが、「煮え湯」という言葉。味を表してきた前2つの言葉に対し、こちらは「温度」と、種類の違った苦しさを表していることが伺えます。

こちらも辞書で調べたところ、「煮え湯を飲まされる」は、信頼している人間や身内から裏切られた苦しさを表す場合限定で使用するそうです。

温かいお湯を出されたと思って飲んでみたら、「アツッ!これは、煮え湯!」と苦しむ。昔なら実際にありそうな、裏切りの場面ですね。

好きなあの子に犬をけしかけられたら「煮え湯」と、覚えてください。

ちなみに「苦汁」には「くじゅう」のほかに「にがり」という読み方もあり、豆乳を豆腐に変えるための凝固剤のことになります。

こちらは、飲み過ぎるとお腹が下るそうなので、これも注意してください。

・合わせて読みたい→「なるほど」という便利な言葉の落とし穴【黒田勇樹の妄想的語源しらべぇ】

(文/しらべぇ編集部・黒田 勇樹

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