「料理の鉄人」初の同窓会を開催

2月11日、都内でフジテレビの伝説的料理対決番組「料理の鉄人」の初同窓会「絆の鉄人」が開催され、道場六三郎氏や陳建一氏、坂井宏行氏ら歴代の鉄人、実況・解説をつとめた料理評論家の服部幸應氏、元フジテレビアナウンサーの福井謙二氏ら総勢100名以上が参加し、旧交を温めあった。

番組終了から20年近くが経ち、初めて開催されることになった今回の同窓会。開催のきっかけは同番組の演出家である田中経一氏が「料理の鉄人」を題材にした小説「キッチンコロシアム」(幻冬舎)を昨年秋に出版するにあたり、「せっかくだからみんなで久しぶりに集まりたいね」と提案したこと。田中氏とともに同窓会の企画・運営に携わったCHEF-1事務局のすずきB氏曰く、当時の店を離れたり、独立したりしている料理人が多く、こうして多くの料理人、関係者を集めることには苦労があったそうだ。

そんな困難を乗り越えて無事開催に至った「絆の鉄人」。乾杯の挨拶をした道場氏は「どうも、しばらくでございます。つくづく思うんですけど、僕はやっぱり料理人になってよかったなぁという思いが本当にあります。だいたいこの歳になってくると、身体はあっちが痛い、こっちが痛い、何の希望を持てばいいのかということだったんですけど、いくら歳をとっても腕は衰えて身体は思うようにはいきませんが、想像する頭というのは全然衰えていないんです。だから想像することによって僕は非常に希望が持てました。これは料理人であったおかげだと思います」と語り、これからも「1日1日を楽しく生きたい。本当にありがとうございます」と懐かしの面々を前に感謝を述べた。

会場片隅には一緒に番組を盛り上げた 、今は亡き周富徳氏や料理記者・岸朝子氏らの遺影も。鉄人の坂井氏は「(故人について)寂しいね」とつぶやき、「でもこうして久しぶりにみんなと会えたのは本当に嬉しいよ」と笑みを浮かべて懐かしんでいた。

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