23時オープン。台北のクールな「深夜食堂」は、4人以上お断り。

TABILABO

2018/2/11 15:00


東京から、たった4時間。週末トリップの目的地として常に人気のこの国には多くの魅力が溢れている、なんてこと今さら言うまでもないでしょう。

むしろ「おすすめスポット」については、語り尽くされた感があるという人も。でも、いえいえまだまだですよ。

これから全12回にわたって、ちょっとディープな台湾ガイドをお届けしていきます。第1回は、台北在住の食通が選んだ「いま訪れるべき3件」をご紹介。

01.
代々木上原?と錯覚する
最先端のビストロ
「MUME」



台北と東京は似ているなぁと思います。

エリアによってそれぞれ特徴があって、ここは六本木、ここは恵比寿、と置き換えてみると、急に親近感が湧いたり。

2017年のアジアベストレストランにもランクインした人気店「MUME(ムメ)」があるのは、まさに代々木上原の雰囲気を持つ、ちょっとオトナなお店が集まるエリア。


外観も店内も洗練されていて、予約で一杯の店内は30代~40代の感度が高そうな人たちで溢れていました。


台湾ならではの食材を使いつつモダンに仕上げた料理は、とにかくフォトジェニック。計算しつくされた繊細な味のハーモニーを楽しむことが出来ます。

定番にはちょっと飽きた上級者向けの一軒です。

02.
やみつき間違いなし
エンタメ感MAXな
「雅香石頭火鍋」



台湾人は鍋が大好き。日本でも有名な「麻辡鍋」や、酸っぱさがクセになる「酸菜白肉鍋」、一人鍋のお店も沢山あったり、とにかくバラエティが豊富です。

中でもおすすめなのが、「石頭火鍋(スートーホーコー)」。老舗人気店「雅香石頭火鍋」はすでに知名度も高いですが、それでもやはり紹介したいと思える魅力があるのです。

その名の通り、石で出来た大きなお鍋に、好きな具材を好きなだけ入れて食べる、いたってシンプルな鍋。ただし、面白いのは出来上がるまでのステップ。


まず、壁一面の冷蔵庫の中から肉・魚介・野菜など好きなものを取り、テーブルの上にスタンバイ。すると店員のおばさまがやってきて、ごま油を熱した石鍋の中に、次から次へと投入!手際よくちゃっちゃと炒めていきます。


音と香りが食欲をそそります。


最後に特製の豚骨スープを勢いよく注ぎ入れ、ぐつぐつさせたら完成。

このままでも最高に美味しいのですが、調味料をカスタマイズして作ったタレにつければ、更に色んな味が楽しめます。ずっと食べ続けていられそう……。

もっと食べたい、シメに麺が欲しいという時は、自由に好きな具材を取ってきて、勝手に入れてOK。飲み物も冷蔵庫から自分で取ってきます。


お会計は、回転寿司スタイル。値段別に色分けされているお皿をお店の人が数えるだけなので、明朗会計かつ言葉の問題も無し、というのもポイント高め。

おなかいっぱい食べて飲んで、だいたい1人2,000円くらい。

ご飯どきには地元の人たちで溢れる人気店、一度お試しあれ。

03.
23時オープン
台北の深夜食堂
「溫柔鄉」



2年前にオープン。最大の特徴は、23時~6時という営業時間。

なんでも、オーナーが元バーテンダーで、夜に働いている人の為の場所を作りたいと思ったのがきっかけだとか。仕事帰りの人が安らげる場所、というコンセプトを大切にしているため、4人以上のグループはお断りだそう。


コの字型カウンター席のみの小さな空間。この日のBGMは、坂本龍一の『戦場のメリークリスマス』でした。

多数のウィスキーやカクテルが頭上から吊るされている光景に、映画のワンシーンのような非日常に迷い込んだ気分になって、時間も忘れてしまいそう。


メニューはないのでバーテンダーと話して注文しますが、特に凝った料理は出していないよと言う通り、唐揚げとか焼き魚とか、肩肘張らない料理ばかりでした。店内のクールな雰囲気とは裏腹に、提供される料理の安心感こそが、私が〝食堂”と表現する所以。人気メニューだという写真の混ぜそばはピリ辛でした。

ややハードル高めですが、ディープな台北に触れられる面白い場所です。

しっぽりと、2軒目に是非。

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