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話題の“ダンス風呂屋”って!?「東京ニュータイプ銭湯」の世界

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東京の声とシンクロするTOKYO FMの番組「シンクロのシティ」。ボイス収集隊が東京の街に繰り出し、さまざまな人々に声をかけ、ひとつのテーマについてその人の意見や思いを聞き出します。その声を聴き、リスナーと共に考えるのはパーソナリティの堀内貴之。2月1日(木)のテーマは「東京ニュータイプ銭湯」でした。
東京から銭湯が次々と姿を消している、そんな話をよく聞きます。ですが、そんな中でも若い世代が店を引き継ぎ、新しい試みで盛り上げようとしている場所も。今回はそんな「東京のニュータイプ銭湯」の世界をのぞいてきました。


※写真はイメージです。

東京ニュータイプ銭湯

【高円寺の銭湯「小杉湯」】

「小杉湯」は、ピラティスのレッスンを受けたりライブを観たりすることができる銭湯。3代目店主にお話を伺いました。

店主:小杉湯は今年で84年目の銭湯になります。まずは、これまで培ってきた歴史とか、お客様を大切にすること。お客様が込めてくれた小杉湯への愛情を大切にして、それを形にしていくことを、一番意識しましたね。

――ピラティスやヨガ、ライブなど、新しいアプローチに込めた思いは?

店主:ピラティスやヨガをやってみたいとか、ライブをやってみたいとか、お客さんの声を大事にすること。そういう思いを小杉湯で実現してあげて形にすることが、僕自身もすごく楽しいので。すぐに売り上げに繋がるわけじゃないかもしれないけど、そこに人の思いとか、場所に対してのエネルギーが溜まっていく感覚があるんです。家にお風呂があるのに銭湯に来てくれる人たちの声を聞くことがすごく大事だと思っていて。そういう声を聞いていくと、これからの時代に必要なものが見えてくるので、小杉湯でチャレンジしている感覚ですね。

――小杉湯さんの中で、今、一番盛り上がっているイベントは?

店主:音楽のアコースティックライブはすごく盛り上がっていて、なにより、歌ってくれるアーティストが「どこで歌うよりも一番気持ちいいです」って言ってくれるんですよ。天然のリバーブがしっかりしていて、お客さんとの距離が近くて、音楽家として自分らしくやれますと言ってくださっていて、本当に評判がいいですね。銭湯というものの新たな文化が創れると思うんですよ。それは、これからの時代に必要なものだと思うし、銭湯のある暮らしが人生の豊かさを広げていけると思っているので、必要とされるために努力しないといけないことはいっぱいあると思います。銭湯を経営している僕自身が銭湯の未来を信じることが、一番大事だなと思います。

【練馬区桜台の銭湯「久松湯」】

「久松湯」では、浴室で最新プロジェクションマッピングによる光の演出があります。2代目店主にお話を伺いました。

店主:開業は昭和31年。4年半前に建物の老朽化もあって新しくリニューアルしました。“銭湯であり銭湯らしくない建物!”がコンセプトです。

――プロジェクションマッピングを導入しているとお聞きしたんですが。

店主:お風呂屋さんには、富士山とかモザイクタイルとか尽きることがないんだけど、もう、なくていいんじゃないか?ってね(笑)。「マッピングでもやったら?」って設計屋に言われたもんだから。じゃあやるか!って(笑)。『湯の道』といって、上から下、下から上へお湯が流れるイメージ。それを4パターンで15、16分エンドレスで流します。夜7時から10時半くらいまでね。

――これからの時代、銭湯はどうなっていくと思いますか?

店主:どんどん厳しくなると思います。個人の経営努力しかないです! お客さんが、お得感をどう感じるか。風呂屋によってはマジックをやったり、漫才や落語があったり、みなさん各個人が考えてね。あと、衛生面! それしかないですね。まず、後継者がいないとダメ。これからの時代、若い10代、20代、それより下のお客さんに来ていただけるような何かをしないとヤバイなって、自分でもそう思っています。

【上野の銭湯「日の出湯」】

銭湯がダンスフロアに変わるイベント「ダンス風呂屋」を開催している「日の出湯」。お話を伺ったのは4代目店主です。

店主:昭和14年からやってます。東京大空襲のときも運良く焼け残って、2000年に今の建物に建て替えました。

――その歴史ある銭湯の中での新しいイベント「ダンス風呂屋」について教えてもらえますか?

店主:もともとは「Silent it」(サイレントイット)というフェスを運営している団体の人が、銭湯で音楽イベントをしたいんだけど会ってもらえませんか?って言ってくださったことがきっかけでした。実際に話を聞いてみると、サイレントディスコという、ヘッドホンで楽しむクラブイベントのようなものでしたので、一番問題だった騒音問題がクリアできたので1回やってみようか!とスタートしたんです。チケットも3日で完売しちゃって、キャンセル待ちも千人というレベルで……。蓋を開けると人気イベントになって、そこから2~3回開催したかんじです。時間は2時間です。終わった後はトークショーを挟んで、その間に風呂に湯を溜めて、最後に入って帰ってもらおう!というイベントなんです。今まで銭湯に来たことのない人や、久しぶりに銭湯に来るきっかけになればという目的でやっているので、お風呂に入らないイベントは受けたくないですね。

――次のイベントの企画はありますか?

店主:今やろうとしていることのひとつが、お風呂上がりに最高に美味しい牛乳とコーヒー牛乳を提供すること。一般的な牛乳屋さんからではなく、自分で取り寄せて、瓶に移して提供しているんですよ。いろいろ、やれることはいっぱいあると思います! 今は、頑張っているお風呂屋さんと、引退していくお風呂屋さんの二極化にあると思うんですけど、やる気のある人には可能性があると思います!

【まだまだ頑張れる! 進化する銭湯】

こんなことになっていたのか!と驚くような新しい試みをしている東京のニュータイプ銭湯。若い世代が家業を継ぎ、今までと違う何かで、もう一度銭湯業界を盛り上げられないかと、試行錯誤して努力をしていました。堀内貴之も「寒い日が続くと、思いっきり身体を広げられる大きなお風呂に入りたいですよね。銭湯に入っているときは気持ちも大きくなる。東京の銭湯、こんなことになっていたんですね」とコメント。ゆっくりと温かなお湯で疲れをとりたくなる、そんなオンエアとなりました。

<番組概要>
番組名:シンクロのシティ
放送日時:毎週月~木曜15:00~16:50
パーソナリティ:堀内貴之、MIO
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/city/


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