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会社を辞めて、こうなった。【第65話】大麻とヨガでセルフケア!? 西海岸で人気の「ガンジャ・ヨガ」に潜入。

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2018年1月より大麻が全面合法化された米・カリフォルニア州。ヘルスコンシャスな人々が暮らすサンフランシスコ、オークランド地区ではマリファナにヨガを組み合わせた「ガンジャ・ヨガ」が人気です。日本では違法の大麻ですが、いったい西海岸の人たちはどう使用しているのでしょう? 探ってみました。

写真/文・土居彩

■ 2018年1月よりカリフォルニア州で大麻が全面合法化。
(C)Monica Lo 2017

2010年代より大麻合法化の追い風がかかるこちらアメリカですが、ついに2018年1月1日よりカリフォルニア州でも21歳以上であれば嗜好・娯楽目的の大麻が解禁に。今年中にカリフォルニアを含む全9州とワシントンD.C.が全面合法化、医療目的では全30州が大麻の売買・所持を認めることになります。とはいえ、連邦政府としてはヘロインやLSDと同じく大麻は非合法なので、アメリカ=大麻OKの国だと早合点してはなりません。

ジョギング、瞑想、最新の健康食品などでのセルフメンテナンスに余念がない西海岸で暮らす人々ですが、全面解禁にともなって大麻とヨガを組み合わせた「ガンジャ・ヨガ」なるものがサンフランシスコとオークランド地区で人気なのだとか。とはいえ私を含む日本人は大麻取締法で禁止されているので、21歳以上で合法の州に滞在したとしても大麻所持はNGです。でも、どんなものなのかは見てみたい……。
(C) Elena Kulikova

そこでホームページから「私は日本からやってきたので、違法薬物に指定されている大麻を吸えません。でもどんなクラスなのかを拝見してみたいので、ヨガだけ参加しながらみなさんとお話をしてもいいですか?」と問い合わせると、「もちろん! ヨガ自体がとても素晴らしいものだから、別に大麻を使わなくったって大丈夫。大麻があるほうがヨガを深められる場合もあれば、無いほうが内側に入っていけるときもある。ここでは、『必ず大麻を吸わなきゃダメ』とは決して言いませんので、あなたの過ごしやすい方法で心と体を癒してあげて下さい」と、とても丁寧な返信が。

■ お土産つき、ヨガレッスン90分と大麻で25ドル。

フレンドリーな担当者から追って送られてきた申し込み用ウェブサイトの情報を確認すると、授業料は25ドル (インターネット申し込み手数料を含み、26.87ドル)。所要時間は2時間で、大麻代は無料だそうです。21歳以上であるか。また、ヨガならびに大麻の危険性がゼロではないことを理解したうえで、万が一何か事故等があったときは、申込みをした当人が全責任を持つといった2つの質問項目に同意をしたうえで支払いを済ませると、開催場所の住所が送られてきます。向かった先は、オークランドのダウンタウンにある古い雑居ビル。がっちりオートロックがかかっていて「まるでスパイの落ち合い場所だな……」と少々緊張しながらインターフォンを押すと、ヒョウ柄のオシャレなヨガウェアに身を包んだ受付の女性が迎えてくれました。

初めての参加者にはギフトがあるということで受付の女性が配っていたのは、マリファナ用電子パイプブランド『Dipstic Vapes』の10%割引券とステッカー、合法大麻ショップ『HARBORSIDE』のライター、そしてオーガニックオリーブオイルとアロエジュースに大麻有効成分のCBD(カンナビジオール)と向精神作用があるTHC(テトラヒドロカンナビノール)がブレンドされた『TOPICANNA』のカンナビス クリーム。こちらは肌に直接塗布し、関節炎や偏頭痛などの痛みの緩和に役立つとされるそうです。

■ 開催場所は、クリエイティヴ広告会社のオシャレオフィス。
(C)Monica Lo 2017
会場はキッチン付きの広いフロアで、専用のウッドテラスに出てダウンタウンのビル群を見下ろせる贅沢空間! そもそもはポップで独創的なクリエイティブ広告を生み出すことで有名な某広告会社のオフィスということで、納得です。

集合した後、始めの約30分間はお茶を飲んだり自己紹介をしながら、テーブルに置かれたさまざまな大麻製品を自由に試すといったサロン的な時間を過ごします。「ガンジャ・ヨガ」オークランドを運営するジェシカ・ドゥガンさん(通称:ジェスさん)が作ったスペシャルカカオドリンクも振る舞われ、大麻が吸えない私はこちらをゴクゴク一気飲み。ローズ水とカカオ、そしてアーモンドミルクに蜂蜜を加えたというなんとも乙女なレシピでウットリです♡ ちなみにジェスさんによれば、カカオは古代マヤ文明より “ハートを貫く水” と言われて儀式に使われていたのだとか。彼女がこのドリンクをセレクトしたのは「ガンジャ・ヨガ」では何よりも安全で信頼できるコミュニティ作りを重視しているため。このサロンのひとときは参加者が日常生活のストレスや不安を解放させるレッスンへと向かうためのとても大切な憩いの時間なのだそうです。
(C)Michael Ellsberg

ちなみにお手製ドリンクを用意し、ヨガも指導してくれたジェスさん(写真上)は、もともとフェス専門のジャーナリストだったのだとか。カリフォルニアに渡ってから大麻専門の投資会社で働いた後、「ガンジャ・ヨガ」創設者のディー・デュソーさんと出会って共同運営パートナーとなったそうです。

ところで参加者のなかにマーメイドのような金髪巻き毛ロングヘアの美女がいたのですが、「日本からやって来た」と言うととても親切にしてくれました。ジェスさんも金髪碧眼の美女だし、「美人と会えるからヨガを習いたい」と下心丸出しで言っていた男友だちの道理はあながち外れていないなと、ふと思ったりして。話がソレましたが、この日の参加者は10名で年齢層は20~50代といったところ。男女比は1:9でした。

さて、大麻をシェアしあったり談笑するうちに参加者の気持ちがほぐれてきたところで約90分間のヨガクラスがスタート。お気に入りの大麻電子パイプやイディブルと言われる食用大麻があれば、ヨガマットまで自由に持っていってOKで、参加者はみなそれぞれのペースでポーズをとりながら大麻を吹かしていました。

クラスで提供されていたイディブルには、クッキー、グラノーラ、パワーフード入りなどさまざまな種類がありました(すべて写真のものは、ティーパック程度のサイズ)。向精神成分のTHC(テトラヒドロカンナビノール)を25mg含み、吸うタイプと違って効き目を実感できるのは胃腸に消化される3-4時間後なんだそうです。「強い大麻酔いをする可能性もあるので、未経験者は家に持ち帰って1/4程度からじょじょに試すほうがいいわ」というのがジェスさんからのアドバイス。
(C)Cabrielle Lurie
ストレッチに近いようなポーズをゆっくりと心地良いペースで行い、特に子どものポーズ(写真上)がふんだんに一連の流れの中に取り入れられていました。ジェスさん曰く、ガンジャ・ヨガは単なるヨガにマリファナを加えたものというわけではないそうです。つまり、騒がしい日常の喧騒からしばし離れて、それぞれの精神の内側に入っていくワークなのだとか。確かに通常のヨガクラスに比べて、参加者たちは自分と周りの人の動きを比べたりせずに、求めるままに体を動かしているように感じました。

違法ドラッグから彷彿される薄暗さや、アングラな様子はまったく感じられず、拍子抜けするほど終始爽やかでスタイリッシュなクラスでした。終了後に「頭のなかのおしゃべりが止んで、穏やかな気持ちになったわ」という参加者の感想を聞きながら、「朝の4時から夜の9時まで瞑想し続けて8日目の夜に一瞬感じられたそれが、そんな一瞬で得られるのか……」と愕然としたのも事実。でもま、自分にドSな私には地味に日々黙々と瞑想するほうが向いていそうです。

SEE YOU!


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