妻が流産……そのとき夫にできることは!?【妊活QA#23】

It Mama

2018/2/9 21:45

source:http://www.shutterstock.com/

Q:先日、妻が流産しました。妻は泣き崩れ、私はどうすることもできませんでした。「妊活は夫婦ふたりで行う治療」といいますが、やはり女性が行う治療なんだと痛感しました。しょせん、男にできることなんてありませんよね?
(Nさん・38歳・会社員/妊活歴3年)


▼流産に終わり、悲しみに暮れる妻


僕の妻は2回流産しました。

あれは最初に流産に終わった夜のこと。僕は夕飯の支度のため、キッチンに。

するとピンポーンと音が。

いつもならすぐにパタパタパタとスリッパを走らせリビングに来る妻が、いつまでたってもやって来ない。「あれ!?」と思い、キッチンから玄関を覗くと、妻は頭を垂れ、靴を履いたまま立ったまま。

すると肩が小刻みに揺れ、静かに泣き始めたのです。そして、

「いつもご飯とかいろいろやってくれるのに、ごめんなさい……」

「いつもやさしくしてくれるのに、ごめんなさい……」

そう言って、妻は悲しい謝罪を始めたのです。かける言葉なんてありません。それでも僕は感情の渦から言葉をしぼり出し、

「りえちゃんは悪くない、りえちゃんは悪くない」

と言って一緒に泣くことしかできませんでした。そして、こうも思いました。流産に終わり悲しみに暮れているのは自分自身であるはずなのに、僕への感謝を述べたのです。

そんな妻をみて「俺が一生守ってやる」「どんなことがあっても笑わしてやる」と強く誓ったことを覚えています。

関連記事:遅すぎた不妊治療、繰り返す流産…夫婦が忘れてはいけないことは?<連載第4回>

▼男にできることはあるのか?

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質問者さんは「妊活で男にできることなんか、あるか?」と僕に聞きます。はっきりいって、そんなのありません。

でも、あるんです。

矛盾していますが、流産に終わったときなどは、肉体的ダメージを引き取ることはできません。でも心の痛みを共有することはできます。

妊活はボクシングに似てます。リングで闘うのは女性。男はトレーナーですから、リングに入ることが許されません。

しかしボクサーも、トレーナーなしでは闘えません。ですから普段からの支えが絶対に必要なのです。

▼傷もいつかは「絆」に変わる


普段、妊活には無関心で流産になったときだけ「大丈夫か?」などと声をかけたって、女性の胸に届くはずがないでしょう。

クリニック通いで心身ともに疲れ果てている女性を、普段から家事を手伝ったりして支える。このような積み重ねがあって初めて、男性の言葉が刺さるのです。

流産に終わったという心の傷も、いつかは絆に変わっていくのです。しかしふたりの信頼関係がないと、絆になるどころか腐っていくでしょう。

ですからやはり質問者さん、“妊活は夫婦で行う治療”なのです。特に流産といった悲しい結果に終わった際は、男性の普段からの妊活への関わり合いが如実に表れるともいえます。

とにかく、奥さんを大切にしてあげてくださいね。

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