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この習い事、本当にこの子に向いてる? - 習い事のやめ方・始め方

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入園・入学シーズンを控え、新たに習い事を始めたり、今まで通わせていた習い事をやめようか悩んでいたりする方は多いのではないでしょうか。

今回は、子どもの習い事にまつわる悩みについて、自身の子どもを東京大学と早稲田大学に入学させ、家庭教師として数々の家庭を観察してきた楠本佳子さんに伺いました。

○楠本佳子

「こどもみらい塾(岡山)」塾長。岡山県在住。広島大学附属福山高等学校、東京理科大学薬学部卒業後、研究所に勤務。家庭教師15年、塾講師4年ものキャリアをもつ。

東大生と早大生を育てた自身の経験と塾や家庭教師で幼稚園児から高校生まで教えた経験、さらにはモンテッソーリ教育、コーチング、心理学、脳科学の成果をもとに、指導を行っている。

未就学児や小学校低学年、さらに高校生の保護者に子どもの生活、しつけ、健康、学習、受験、塾の選び方、進路にいたるまで個別相談を受けている。また、子どもには成績を上げる学習方法のアドバイスを行っている。

相談者からは、「具体的な方法を教えてもらえるので、すぐに効果が出る」との声が多く寄せられている。著書に、『12歳までに「勉強ぐせ」をつける お母さんの習慣』(CCCメディアハウス)がある。

○子どもが"好きか嫌いか"を大切に

――まず、習い事の情報を集める際に意識したいことはありますか?

世の中には自分が経験していない、自分の知らない習い事がたくさん存在します。家から通える範囲内の習い事でさえ、知らなかったというケースだってあります。

私の場合は、息子の習い事情報を15歳年上の方から教えてもらったのですが、「うちの子どもに合うものはないかしら?」といろいろなところで話していると、思わぬところから情報が入ってきますよ。

まず、親が知らなければ調べることもできないし、連れて行くこともできません。同じ子どもを持つ親ばかりでなく、幅広い年齢層の人と話をしてみましょう。習い事だけでなく、思わぬ知識をもらうことができるかもしれません。

――習い事選びでは、どんなことを大切にすればいいですか?

「優秀な子がやっているから」とか「広告を見て良さそうだったから」など、人や情報に流されている親御さんたちをよく見ます。子どもに何をさせたいのか、自分の子どもに合っているのか、本当に子どもは楽しんで取り組んでくれそうか、ということをよく考えて選びましょう。

――これから通わせる、今通わせている習い事が子どもに向いているのか不安です

向いているかどうかよりも、まずは子どもが嫌で嫌でたまらないのに続けても意味がありません。そういう子は、習い事へ通わせても、いかにさぼうろうかということを考えてしまいます。ですから、子どもが本当に嫌がっている場合はやめましょう。

ただ、ちょっとつまずいて思い通りにいかないからやめたいという場合は、もう少し続けてみましょう。習い事を始めれば、すぐに身に付くようになると考えている親御さんもいますが、そんなに簡単にできるものではありません。できる子どもたちは、努力をしています。親御さんの観察力が大切です。

○その道に秀でているから良い先生とは限らない

――習い事の教室選びで気をつけた方がいいことはありますか?

習い事は最初が肝心。基礎をしっかり教えてくれる人につきましょう。習い事の先生の中には、あまりきちんと練習したり学んだりせずに教える方もいます。最初に変な癖がついてしまうと、後から直すのは非常に大変です。

また、その道で秀でていても、教えるのが上手とは限りません。才能があり、感覚によってその技術を身に付けてきたタイプの先生もいます。むしろ、できなかったからこそ努力を重ねてきた人の方が、教え方が上手というケースもあります。

当たり前と思われるかもしれませんが、先生の教え方が上手かどうかをしっかり見極めましょう。子どもが先生の言っていることを理解しやすいかどうかがポイントです。

――習い事の見学や体験の際にチェックしておきたいポイントを教えてください

先生がどんな教え方をしているか、よく見ること。さらに、習いに来ている子ども、親御さんたちの雰囲気もよく見ましょう。何年も一緒に仲良くできるかどうか、そういった観点も大事です。
○学習系の習い事にも向き・不向きがある

――学習塾にいつから子どもを通わせるか悩んでいます

「どうしても塾に行きたい!」という子は少数派です(そのような子どもは自発的に勉強します)。塾には親が連れてくるケースが多いのですが、子どもがいやいや来ている場合は、せっかく通わせても勉強に熱心に取り組んでもらうのは難しいでしょう。

私自身は、小学校低学年から塾に通わせる必要はないと思っています。机上の勉強ではなく、体験させること、本を読むことの方が大事だと考えているからです。

ただ、親ではなく子ども本人が、「この中学に入りたい」「成績を上げたい」と意識している場合は、通わせてもいいと思います。

――子ども自身に意欲がなければ、低学年での塾通いはお薦めできないということなんですね

塾に行っておしゃべりばかりしている、暴れる、時計ばかり見てひたすら時間が過ぎるのを我慢している……そのような状況で塾に通っているようであれば、すっぱりやめた方がいいでしょう。

――もし子どもに意欲があった場合、子どもに合った学習塾を選ぶためには、どんなことを意識したら良いですか?

集団塾に通わせるケースが多いと思いますが、先生と1対1で話すのが苦手、友だちがいないと絶対無理、友だちが良きライバルで競い合うのが楽しいという子どもは向いていると思います。

一方で、塾に通っていることを友だちに知られたくない、塾での友だち付き合いが嫌という子もいます。また、集団だと先生の言っていることに付いていくことができず、個人だとよく分かるというケースもあります。この場合は、個別指導の方がいいでしょう。

私はマンツーマンで教えていますが、当然子どもが分かっているところは教える必要がなく、分からないところ、苦手なところを繰り返し教えるので、効率良く成績が上がるというメリットがあります。ただしこの場合、先生との相性がいい、好きであることが一番大事ではないかと思います。

必ず親が勝手に決めず、お子さんにどちらがいいか聞いてみましょう。個別、集団、どちらにせよ、先生のことが大好きになればその教科も好きになり、驚くほど成績は上がります。

――学習塾を決める際に、多くの親が失敗しがちなポイントを教えてください

「優秀な生徒がいるから」という理由で塾を選ばれる親御さんがいるのですが、子どもの実力が伴わなければ、かえってやる気を奪い去り、「どうせ無理」というコンプレックスを植えつけかねません。一方で、簡単すぎるところも問題です。子どもの学習レベルに合ったところを選びましょう。

また、プリントをたくさん配る塾では、プリントの解答欄を埋めることが作業になってしまい、書き込んでいることに満足して頭に入っていない、考えようとしない、というお子さんもたくさん見かけます。
○"何のために通わせるのか"を明確にしよう

――最後に、子どもを習い事や学習塾に通わせる際、親として持っておきたい心構えがあれば教えてください

高校生などからよく聞くのが「子どもの頃の英会話教室、何にも役に立たなかった。お金捨てただけだわ」という言葉。親の希望で通っていた子どもに多く見られます。

反対にそのまま英語好きになった子どもは、最初から「海外の人たちと話してみたい」と積極的でした。親がいいと思って通わせても、本人にやる気がなければお金と時間を捨てることになります。

子どもの時間は貴重です。なんのために習わせるのか、しっかりとした軸を持ってください。決して親のためではありません。親のプライドや見栄のために競わせるようなことが決してないようにしてほしいと思います。

子どもが楽しんでいるか、熱中しているか、将来子どもがやってよかったと思えるか、考えて選択してみるといいのではないでしょうか。

○『12歳までに「自信ぐせ」をつけるお母さんの習慣』(税別1,300円/楠本佳子著/CCCメディアハウス)

子どもが「正しい自信」を身につけるには、お母さんが自信を持つことが大切です! 『12歳までに「勉強ぐせ」をつけるお母さんの習慣』に続く第二弾! 子育て経験×家庭教師&塾講師経験がある著者だからわかる、自分から勉強しだす子に共通すること。それは「お母さんが自信を持っているか」でした。
子どもの自信をはぐくむだけでなく、お母さんも一緒に成長していくために、できることをお伝えします。

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