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わろてんか、好調の要因は「葵わかなの成長」にアリ

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 1月29日の週の連続テレビ小説『わろてんか』(NHK)は「女興行師てん」と題し、藤吉(松坂桃李/29)亡き後、ヒロインのてん(葵わかな/19)が社長として北村笑店を引っ張っていく様子が描かれた。松坂が物語から卒業してしまったものの、平均視聴率は21.0%以上(ビデオリサーチ調べ/関東地区)。好調をキープできているのはどうしてなのだろう?

ここでは2月3日の放送回を振り返って考えてみよう。夢の中で藤吉に励まされたてんは、「ミスリリコ・アンド・シロー」としてコンビを組むリリコ(広瀬アリス/23)と四郎(松尾諭/42)との間を取り持つために喝を入れる。そして「うちは腹くくりました」と凜とした態度で、このコンビが立派な芸人になるまで面倒をみることを宣言した。引くに引けない状況になったリリコと四郎は、再び漫才大会を目指すことを決意する。

そして大会当日、寄席小屋にたくさんの客が訪れる中、ミスリリコ・アンド・シローは緊張の中で初舞台を迎えた。リリコは気持ちの強さと見事なツッコミで爆笑を取るが、四郎は緊張のあまり、うまく話せない。リリコと四郎は反省するが、周りからの評判は上々。てんも女興行主として、また一歩成長を遂げるのだった。

まずあらためて考えたいのが、葵わかながまだ19歳ということだ。毎日見ているから気づきにくいが、これ実はスゴいことではないだろうか。先週の放送でのてんは、なんと40歳前半という設定。ドラマが始まったばかりの第2週の放送で葵が初登場したときのてんが17歳だったことを思うと、葵の演技の幅広さを実感するだろう。

■松坂桃李も葵わかなの演技を絶賛 最初の頃の演技は初々しく、年齢相応の若さが光っていた。それと同時に“この子が将来、社長役をできるの?”という疑問は、誰もが感じていたはずだ。若いうえに葵は、そもそも童顔だから、年をとってからのてんをどう演じるかが注目されたのだが、最近の葵は、一つ一つのセリフに重みがあり、社長然としてきた。

メイクなども変えているのだろうが、毎朝テレビに映るこのヒロインを、19歳の女の子が演じているとはとても思えない。

そして2月3日に放送された『土曜スタジオパーク』(NHK)では『わろてんか』が特集され、葵わかなとトキを演じる徳永えり(29)が出演し、公開生放送を行った。二人のトークに、1000人の観客を集めた会場も大いに盛り上がったが、ビデオで寄せられた共演者たちのコメントが実に興味深かった。

「ヒロインとして厚みを増してきた」(松坂)、「こんなに風格が出るとは、と驚いている」(濱田岳/29)と、人気俳優の二人がそろって葵わかなの“風格”を絶賛していたのだ。葵いわく、最初は自分のことでいっぱいいっぱいだったが、周りの人が頑張っていることに気づき、周りを見るようにしようと意識改革したとのこと。

ゲスト俳優がスタジオに来ると、葵が中心になって、やさしくドラマに受け入れているそうで、現場でも座長として活躍しているという。ヒロインとしての演技の成長の裏には、葵わかな自身の人間としての成長があったというわけだ。ドラマは残り2か月を切ってしまったが、これからヒロインてん、そして葵がどのように変化し、成長していくのか、最後まで目が離せない!(半澤則吉)


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