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炎上商法?東京都の“結婚あと押し”動画が、笑うしかないデキ

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東京都は2月2日、「結婚に向けた気運醸成のための動画」というゴツいタイトルの動画を、都公式チャネルにアップしました。今後、東京メトロの車内ビジョンなどでも流されるそう。

◆「押し付け」以前に、動画のデキに半笑い

ネット上やテレビなどでは、案の定「行政に結婚を押し付けられるのはおかしい」との声があがっていますが、このテの批判は出るに決まっていますよね。小池百合子都知事も会見で「結婚はあくまで個人が決めること」だが「人口は国の基本中の基本」と言っていて、わかってやってる炎上商法みたいなものなのでしょうか。

行政が少子化対策をするのは、まあ普通のこと。ですが、周囲の30代女性に聞くと、批判よりずっと手前で「動画のデキの悪さに笑った」という声が多数でした。

動画の中身は――交際中のカップルが「不思議なゲート」をくぐると、そこは1964年。男性の祖父が「東京五輪を一緒に観よう」とプロポーズしています。孫世代のカップルも、友達が結婚していくのを見て、なんとなく“気運が醸成”され……2020年の東京五輪を「あなたは誰と観ますか?」と小池都知事が問いかけて終わります。

これを観た女性たちの感想は…。

「えっ! これだけ? って感じです。最初から相手がいる、カップル向けの動画じゃん! こっちは、相手がいないから苦労して婚活してるのに」(36歳・IT)

「要は少子化に歯止めをかけたいんだろうから、反避妊の子づくり推進動画を作ればいいんじゃないでしょうか(笑)。だって恋愛→オリンピックを観る→結婚→子づくりって、遠すぎます。

冗談抜きで、母子家庭支援とか不妊治療助成とかに、もっとお金と知恵を使えばいいのに」(34歳・広告)

そもそも「東京五輪を一人で観たくない! 2020年までに結婚しなきゃ」というのは、ドラマ化もされた漫画『東京タラレバ娘』のテーマです。

「これを聞いて、東京都の役人のおじさん達が盛り上がって動画を作っちゃったんですかねえ」(34歳・メーカー)

◆みなさん気運は醸成されましたか?

この動画は、お金がないのに結婚した男友達や、1人が気楽と言ってたのに幸せママになった女友達を見て、結婚する気になるという筋立てです。

恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんは、「出たー! 行政にありがちな、“支援はしないけど頑張れ系”のメッセージ」と感じたそう。

「民間の結婚サービス業がやりそうなキャンペーンですよね。

婚活には、結婚したい気持ち、お金、時間が必要だと思うんです。気持ちを盛り上げるのは、結婚サービス業などが既にやってること。国や自治体は、お金や時間の問題のように行政しか解決できないことをやればいいのに」(おおしまさん)

その結婚サービス業のひとつ、結婚情報誌『ゼクシィ』の元編集者(34歳女性)は、プロとしてこう話します。

「そもそも結婚の良さがまったく伝わってこない。オリンピックを一緒に観るのが、子供を作って家系を繋いでいくのが、結婚の良いところ?

私の想像では、ディレクションをした方が、複数の関係者から途中であれこれ注文されて、途中でサジを投げて全部言うとおりに作った、という印象です。とっ散らかったまま世に出てしまいましたね」

なんだか関係者が気の毒になるぐらい散々ですね。ですが、さまざまなメディアに動画が取り上げられたので、役所のみなさんはご満悦かもしれません。

<TEXT/女子SPA!編集部>


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