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「つみたてNISA」は楽して合理的に投資できる選択肢~マネーハック心理学

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2018年1月から、私たちにとってはなかなか良い制度がひとつスタートしました。「つみたてNISA」です。NISAというのは少額投資非課税制度のことで、投資をした運用益について非課税になる仕組みです。

すでにあるNISAについては年120万円まで、投資をした年から5年目の末まで非課税で運用できる仕組みです。

1月からスタートした「つみたてNISA」


NISAの選択肢として新たに追加されたのが「つみたてNISA」で、こちらは「年40万円までの定期的な積立投資」で「投資をした年から20年目の年末まで非課税で運用できる」仕組みとなっています。

NISAとつみたてNISAはどちらかしか開設できないのですが、あなたがもし、これから投資を始めてみたいと考えていて、年齢的にはアラフィフより若い(55歳未満)なら、つみたてNISAをオススメします。

なぜなら、つみたてNISAは失敗する可能性が少なく、かつ合理的に投資を行なえる方法だからです。投資やお金と私たちのココロの関係を考えてみる「マネーハック心理学」としても無視できないテーマです。

今回はつみたてNISAがなぜ良い仕組みなのかを考えてみます。

つみたてNISAは行動ファイナンス的にもうまい仕組みである


つみたてNISAはいくつかの制限があるのですが、これは投資を続けていき、成功するために有効であると考えられる条件となっています。

まず第1に「定期的な積み立て」を前提とすることです。積み立て頻度と金額は自由に決められますが、毎月一定額を給与振り込み日(あるいは翌日)に引き落とししておくことにすれば、自動的かつ確実に資産の上積みが行なわれることになります。

この自動化はとても重要です。私たちは株価が上がっても下がっても「今はちょっと様子をみよう」という誘惑にさらされています。またその誘惑は結果としては投資の中断以上の意味をもたらさないことがほとんどです。定期的に一定額を積み立てることは資産形成においてはとても合理的な選択肢です。

第2に「運用の選択肢が絞られている」ことです。運用の選択肢が多すぎることは投資から個人を遠ざけたり保守的な投資行動を取らせることが明らかになっていますが、つみたてNISAで販売できる投資信託等については一定のガイドライン(特に運用の手数料が低いことが重視されている)をクリアしなければならず、最大でも140本です。銀行などはそこから4~12本程度に絞り込まれており、商品選択の苦労が軽減されます。

このとき、金融機関が絞り込みをすると、自分たちにとって旨みのある商品、つまり手数料が高い商品が紛れ込んでいるものですが、つみたてNISAのガイドラインがこれらを排除しているので、ユーザー目線でも「厳選」された投資信託リストとなっています。安心して選べるわけです。

第3に「短期売買を避けるような仕掛けが施されている」ことです。投資をするとき心配事のひとつに営業の電話があります。「そろそろ売りましょう」「今度はあれを買いましょう」というような電話がかかってくるのはイヤなものですし、金融機関の手数料稼ぎのために営業されるなら最悪です。

ところがつみたてNISAの場合「一度売ると運用益非課税のメリットは終了する」しくみと「最大で20年は非課税投資を継続できる」というしくみが組み合わさっているため、短期売買を提案することの正当化を難しくしています。金融機関が自分たちの儲け目当てで短期売買を提案してこなくなるのです。

経済が中長期的に成長するとすれば、短期的な値上がりで売り払ってしまうより中長期的に保有するほうが効率的で、個人にとってもこの「20年続く非課税メリットがあるが、一度売ると終了してしまう」は心理的歯止めになってくれます。

合理的に投資ができ、かつ金融機関のカモにならずにすむ一石二鳥の制度を活用しよう


3つのポイントを解説してみましたが、これを簡単にいえば「金融機関にカモにされにくい」というしくみと「個人として合理的に投資が行なえる」というしくみが、うまく組み合わされたものといえます。金融庁もうまいことを考えたものです。

こんなおいしい制度、使わない手はありません。まずはつみたてNISAの口座開設をしてみましょう。ちなみにつみたてNISAの口座数が多い(たぶん、やる気がある)金融業態はネット証券だといわれています。つみたてNISAで検索してもそうした金融機関が上位にきているはずです。

積立金額は月5000円でも1万円でもかまいません。できれば年40万円を使い切りたいところですが、使い切れなくてもつみたてNISAを活用するほうが投資としては有意義です。

運用商品についてはとにかく手数料が高い商品でカモられる心配がゼロですから(そういう商品はつみたてNISAで販売できない)、好みの投資対象をカバーしている投資信託を選びましょう。日本株だけ投資したいなら日本の株式のみに投資する投資信託を選び、世界中にまんべんなく投資したいならバランス型の投資信託を選びます。バランス型の投資信託は、これを1つ買うだけで国内も海外も、世界中の株式をほんの少しずつまんべんなく買えるような選択肢ですが、個人でやろうとしたら不可能なことをまるごとお任せしてやってもらえる便利なしくみです。悩むようなら、これを選んでみましょう。

積み立てをスタートしたら、とにかく長い目でみて投資を継続してください。利益が非課税といっても一度売ってしまった分については非課税メリットは終わってしまい、その後その後値上がりすると後悔します。どうしてもお金が必要な時以外は売らず、理想としては20年ずっと持ち続けるくらいのところを目指したいところです。

逆に株価が値下がりしている時期に入ることもあります。こういうときは運用で含み損が出ることもありますが、株価が戻るまで「忍」の一字でがんばりましょう。金融庁のウェブページでは20年の積立投資をすれば過去の経験上マイナスに終わる可能性はほとんどないとシミュレーションデータを提示しています。むしろ毎月コツコツ買い続けることで「安いときに買っておいた」という効果が期待できます。

詳しくはネットや書籍に解説がされていますので、あわせて読んでみてください。2018年に投資をデビューするなら、つみたてNISAを活用するのが一番よいと思いますよ。

Image: Syda Productions/Shutterstock

Source: 金融庁

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