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叱ってもムダ!?「親を困らせる子どもの行動」子どもの本音とシーン別解決策

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“デパートでおもちゃを欲しがって地べた泣きする”“いつもと同じ道を通りたくて座り込んでしまう”…ママにとっては凄く困ってしまう、これらの子どもの行動。

でも、もしかしたら困っているのは子どもの方かもしれません。

子育てしていると「どうしてそんな我儘言うの?」と感じたり、親の思う通りに動いてくれないことに対してイライラをぶつけてしまうことってありますよね。

大人にとって困った行動、もしかしたら困っているのは“子ども本人”なのかもしれません。そして、ママに対して「僕の、私の気持ちをわかってくれない困ったママだ」と思っているのかもしれません。

どういうことなのか、『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』の著者の立石美津子がお話しします。

■親を困らせる子どもの行動あれこれ

■1.「いつもの道順で帰りたい!」と座り込んで大声を出す子

先日、筆者はある勉強会に参加してきました。「次の場面に出くわしたとき、あなただったらどうしますか?」という課題でした。

「ある日のこと、いつも通って帰る道が工事中で通れない状況になっていました。けれども、子どもはその場に座り込み大声を上げます。困ったママは子どもを叩き、抱えて引きずるように連れて帰りました。そして、家に帰ってからも大声を出したこと、地面に座り込んだ行動を叱りました」

ママの立場に立ってみると、

  • 「工事中の道を通る訳にはいかない」
  • 「家に帰ってからやらなくてはならない家事が山盛りだ。夕飯の時間が遅れてしまう。遠回りするわけにはいかない」
ママのとった行動は正論です。けれども、もし子どもが流暢に言葉を話せたら、次のように言っていたかもしれません。

「僕はいつもと同じ道を通らないと不安でどうしようもないんだ。それなのに、どうして大人は僕の気持ちをわかってくれず、『迂回せよ』と命じるんだ。

僕はどうしようもなくなってうずくまった。そして、何とかしてもらいたいと思い、大声をあげた。それなのに座ったことも声をあげたことに対しても叩かれ、帰宅後もまた叱られた。怖いよ。もう外には行きたくないよ」

もしかしたら、この子は想像力の障害があり、見通しが立たないことに不安を覚える自閉症の子どもなのかもしれません。けれども、定型発達児であっても一定のパターンを好んだり、子どもなりのこだわりがある場合があります。

■解決策

日常生活を送っている中で、子どもの望みを叶えてやれないことはたくさん起こります。

工事現場のおじさんが「この子のこだわりを聞いてやり、この道を通らせてあげよう」とはしてくれません。もし、そんなことをして怪我をさせてしまったら、責任が問われます。

こんなときは、次のように子どもを納得させましょう。

  1. いきなり子どもを叱らないで、「いつもの道を通りたいよね」と一旦、気持ちに寄り添う。「うん、そうだ!そうだ!わかる~わかる~その気持ち」と言葉に出し、共感してやる。
  2. 元いた場所に引き返す。
  3. なぜ通れないか理由を説明する。いつもの道が工事中で危険になったことを納得するまで話をする。
  4. そのために“迂回路”が用意されていること説明する。
  5. 迂回路を使うことにより早く家に到着し、大好きなパズルや電車遊びができる、「我慢すれば楽しいことが待っている」と伝える。
すんなり「はい、わかりました」とスタスタ歩くとは限りませんが、たとえ泣いたとしても頭の中では理解しているはずです。そして、今後、同じことが起こったとき、声の上げ方はトーンダウンするでしょう。

■2. いつまでも公園から帰ろうとしない

夕方の公園で見かける風景です。

ママ「もう帰るよ」

子ども「嫌だ~もっと遊びたい!」

ママ「じゃあ勝手にしなさい、ママは先に帰るよ!バイバイ」

親は「早く遊びを切り上げてほしい」と思い、「もう帰るよ」とはじめに声をかけます。

けれども、子どもが言うことを聞かないと、今度は180度違う言い方をして「じゃあ勝手にしなさい」と命じます。しかも「バイバイ」と言い、立ち去る振りまでします。

たいていの子どもは「勝手にしなさい!」と言われるとワーンと泣き、慌てて帰る支度をします。一人で帰ることは怖くてできないからです。それに「親に見捨てられたら大変だ!」と思うからです。

しかし、もし、子どもが「ラッキー!じゃあ勝手に遊んでいていいんだ、ママ、バイバイ!」と文字通り受け取り、嬉しそうに遊び続けたら…?

たいていのママは、最初に自分が放った言葉を実行して「子どもを置き去りにして先に帰る」なんてことはしません。「いい加減にしなさい!」と更に叱り、わが子の腕を掴んで連れて帰るでしょう。

でも、この時点で親の行為は、過去記事「子どもを脅すしつけ「ダブルバインド」あなたも知らずにやっているかも!?」でも述べた通り、指示したことと矛盾しているのです。

■解決策

子どもの気持ちになってみましょう。「まだ遊び足りない」と思っているのです。そんな時は「まだ遊んでいたいよね」と子どもの気持ちを汲んでやります。

そして、「でももう夕飯だから、そろそろ帰る時刻が迫ってきたね。あと5分遊ぶ?1分間遊ぶ」と選択肢を与えればよいのです。自分の意思で決めたことは、従いたくなるものです。

■3. 砂場での玩具の取り合い

公園の砂場に誰のものでもないバケツがありました。一人の子どもがやってきてそれで遊び始めました。そこへ別の子どもがやってきて、奪い取ろうとして喧嘩がはじまりました。

慌ててママ達がやってきてこう言います。

母親A「お友達の物を取っちゃダメ!『ごめんなさい』は?」

母親B「いじわるしないで貸してあげなさい!『いいよ』って言いなさい!」

欲しくて仕方がないのに「ごめんなさい」を強要されます。

また、貸してあげたくないのに「貸せ!」と命じられます。

子どもから「ごめんね」「いいよ」の言葉が出たら、「シャン、シャン、めでたし、めでたし」で親はホッとします。でも、肝心な子どもは納得はしていません。

■解決策

どうすれば良いのかアドバイスだけに留めましょう。

母親A「それで遊びたいんだね。(子どもの気持ちになる)いきなり取らないで、口で『貸して~』ってお願いしてみようか」

母親B「まだ、遊んでいたいよね。(子どもの気持ちになる)でも、貸してほしいんだって。どうする?」

また友達の遊んでいるものは欲しくなるものです。取ったり取られたり喧嘩して「どうしたら相手とうまくやっていけるか」の交渉力も磨かれます。親がしゃしゃり出ては、これらが育ちません。

喧嘩を通して社会性が付き、「だったら一回遊んだら貸してあげる」などのコミュニケーション力がつきます。一番いいのは放っておくことです。

■4. 兄弟ゲンカ

兄弟なのにケンカばかりしています。弟がいつも兄に叩かれて泣いています。つい親は泣いている方の肩を持ってしまい、こんな風に言ってしまいませんか?

「お兄ちゃんなんだから譲ってあげなさい!」

でも、これでは上の子は不満が溜まるだけですね。

■解決策

上の子の気持ちになって「まだ、それで遊んでいたいよね、貸したくなかったんだね。だから叩いちゃったんだね」

下の子には「お兄ちゃんのもの欲しかったんだね。だから泣いたんだね」

上の子にも下の子にもそれをする理由があります。親が「どちらかが加害者、どちらかが被害者」と裁判官のように判断しないようにしましょう。

親に自分の気持ちを理解してもらったことで、お互い譲り合うことが出来るようになります。(過去記事「【しつけ】「子どもを怒鳴らずに納得させる」方法、秘訣は“クレーム対応”にアリ!」)

■まとめ

デパートでおもちゃを欲しがりひっくり返って泣く、スーパーでお菓子を欲しがり地べた泣き。親から見たら困った行動ですが、買ってもらえないことがわかっているので、子どもはこのような行動をとるのです。

「欲しいという気持ちを爆発させて、今、自分の感情と戦っているんだわ」ととらえましょう。そして、買わない態度を貫くのです。

さまざま起こる子どもの問題行動。それにはちゃんとした本人なりの理由があります。まず、子どもの気持ちになって共感しましょう。それから、頭ごなしに叱るのではなく「それが出来ない理由」を小さな子ども相手でも、ちゃんと説明しましょう。


外部リンク(ウレぴあ総研)

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