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深田恭子「隣の家族は青く見える」先妻との子どもと現在の婚約者、どっちを優先するべきなのか

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奈々「好きな人に無理させることほど、つらいことってないと思うから」

2月1日(木)放送のドラマ『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系列)。
コーポラティブハウスに住む4組の家族。そのうち、結婚を控えた川村亮司(平山浩行)と杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)が別れの危機を迎える第3話。ちひろは五十嵐奈々(深田恭子)に悩みを打ち明けることになる。
広瀬渉(眞島秀和)と青木朔(北村匠海(DISH//))は、キスをしているところを奈々に見られ、カップルであることがバレてしまう。


「人と人は想いあうもの」という信頼
こどもを持つことについて、それぞれ違った価値観を持つコーポラティブハウスのカップルたち。その中で、亮司とちひろは「こどもを望まない」立場の2人だ。
亮司とちひろは、「こどもなんかいらない。二人でしたいことをして、死ぬまで一緒に生きていこう」と話して婚約したはずだった。しかし、亮司の元妻が亡くなり、息子の亮太(和田庵)を引き取ることになる。

亮司「おれとしては、亮太を引き取って、この家で暮らしたいと思ってる。だから、もしちひろが嫌なら……」
ちひろ「嫌ならなに? 引き取るのやめる? それとも、私と別れる?」
亮司「亮太を引き取らないっていう選択肢はない。父親としての責任があるから」
ちひろ「婚約者としての責任は?」

約束が違うと取り乱すちひろに、亮司は「事情が変わったんだ」「本当にすまない」としか言えない。
父親としての責任と婚約者としての責任。どちらか選択しなければいけないときに、父親の責任を取るのは当然のことだ。婚約者同士は、お互いに1人でも自立して生きていける。でも、10歳のこどもは必ず誰か大人がそばにいて育てていかなければいけない。婚約者を手放すことが、亮司の選んだ道だった。


頭では、こどもを育てるほうが大事だとわかる。なのに、亮司がちひろの気持ちのケアをしないため「自分の都合で婚約者を切った人」に見え、気持ちはモヤモヤしてしまう。
つい、ちひろのつらさに寄り添ってしまい、亮司にもっと気持ちを話したり説得したりしてほしいと考えていた。しかし、ちひろに話を聞いた奈々は亮司の立場を想像する。

奈々「愛しているからじゃないかな」
ちひろ「え?」
奈々「だって、ちひろさんがこどもを持ちたくないってこと、川村さんは誰よりも理解しているんでしょう。ちひろさんのことを思うからこそ、別れを選んだんじゃないかな。好きな人に無理させることほど、つらいことってないと思うから」

奈々のこの視点と発想は、彼女が「人と人は想いあって生きている」ということに疑いを持たない人物であることの表れだ。
奈々は、渉と朔のキスを見てしまったときに「大丈夫です」と言う。ゲイの存在をどう受け入れるかよりもまず先に、渉と朔が想いあっているというミクロな事実を受け入れた。
また、第2話では、妻・小宮山深雪(真飛聖)に虐げられている真一郎(野間口徹)に対して「言葉にしなくても、妻は夫を頼りにしている」と励ましていた。

いまは、夫婦のトラブルに関して、コミュニケーションが大切であり何でも明言化しよう、というアドバイスが多い時代だ。気持ちや要望を口にしなければ、即「察してちゃん」と揶揄されることもある。
そんな中、言葉にされなくても「相手は自分を大切にしてくれている」と感じ取ろうとする奈々の姿勢。ただのお人好しなのかもしれない。でも、人と人は想いあうものであり、一緒にいることそれ自体がすでに1つの愛情表現であるという、性善説にも似た他者への信頼を思い出させてくれる。

相手の好意を受け入れる自分の余白
ちひろには「好きな人に無理させることほど、つらいことってない」と助言した奈々だが、自分は不妊治療でイライラして大器(松山ケンイチ)に厳しく接してしまっていた。大器の妹・琴音(伊藤沙莉)が妊娠し、初めての胎動を感じたことも上手く喜べない。

大器「いいんだよ、奈々。良いところも悪いところもあるのが人間ですよ。琴の妊娠が喜べなくて当然だって。向こうは作る予定もなかったのに、何の苦労もなく妊娠してさ。こっちはこんなに必死にがんばってんのにできないんだからさ。それで喜んでたら、お人好し通り越してバカだよ」
奈々「だったらバカのほうがいい」
大器「まあまあ、大丈夫だよ。いつかおれたちのところにも絶対に来てくれる。だってこんなに待ちわびてるんだから。来ないわけないじゃん。来なきゃ損じゃん」

大器は、好きな人に楽しくいてほしいという芯を曲げない。だから、イライラした奈々に叱られても、反発して怒るのではなく、ケーキを買って帰って喜ばせようという発想をする。

夫婦間で何でも明言する関係だけを善しとする場合、「勝手にケーキを買わず、本人に何が欲しいか聞く」が正しい行為なのだろう。でも、相手が勝手に買ってきたケーキを喜べるかは、正しさではなく自分に相手を受け入れる余白があるかによる。
好意を受け入れる余白、他者のセクシャリティや立場、状況を受け入れる余白。大器と奈々を見ると、最近そんな余白を持てていただろうかと自分を顧みることができる。

厚生労働省×隣の家族は青く見えるタイアップ
大器「助成金とかないのかなあ」
奈々「ある。今までは都でも区でも体外受精からしかもらえなかったんだけど、東京都が去年の10月から一般の不妊治療や検査を対象にした助成金も出すようになったの」
大器「すごいじゃん。申請しようよ」
奈々「ところが条件があって……、ここ見て」
大器「“検査開始日における妻の年齢が35歳未満”、ああ、嘘でしょ~」
奈々「他の条件はすべて当てはまってるんだけど、うちはここがアウトだから対象外なんだよねえ」

不妊治療の助成金について話すこのシーン。自動車教習所の講習ドラマを思い出すほど説明的でちょっと驚いた。このしっかりとした説明は、本作が厚生労働省とタイアップしているために盛り込まれたものだろう。
特設サイトを見ると、啓発タイアップリーフレットや不妊治療の相談窓口の案内を確認することができる。また、奈々と大器が見ていた助成金に関する東京都福祉保健局のページも実際に存在する。
・不妊検査等助成事業の概要(東京都福祉保健局)
・東京都特定不妊治療費助成の概要(東京都福祉保健局)

不妊治療について、自分が直面しない限りわざわざ知ろうと思うことは少ない。
でも、本作を見ている間は、奈々と大器の悩みや苦労をもっとよく知るために、少しだけ知識をつけてみるのも良いかもしれない。

第4話は、2月8日(木)よる10時から放送予定。

(むらたえりか)

・フジテレビオンデマンド
・TVer

脚本:中谷まゆみ
音楽:木村秀彬、堤博明
主題歌:Mr.Children「here comes my love」(TOY’S FACTORY)
不妊治療監修:桜井明弘(医療法人産婦人科クリニックさくら 一般社団法人美人化計画)、石川勇介(株式会社ファミワン)
LGBT監修:森永貴彦( LGBT総合研究所)
コーポラティブハウス、建築事務所監修:牛田大介(株式会社タウン・クリエイション)
プロデューサー:中野利幸(CP)
演出:品田俊介、相沢秀幸、高野舞
制作:フジテレビ第一制作室
制作著作:フジテレビ

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